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ハピネス 해피니스
【Episode 4】 前編
少し前・・・と言っても、前話3話のラストで ジュヒョンが逮捕されたところに、遡ります
~601号室 ジュヒョンとミンジの部屋~
証人として現れたサンヒ。
イヒョン「オ・ジュヒョンssi、パク・ミンジさん殺害の容疑で逮捕します」
後ろ手にして、手錠をかけるイヒョン。
サンヒを睨みつけているジュヒョン。
イヒョン「少し、(サンヒと)話してからいくよ」
ジョングク「ああ、ゆっくりで構わんよ」
ジョングクが、「なんで奥さんを殺したりしたんだ? 顔みりゃわかるんだそ」とジュヒョンを連行していく。
ん?観相関連のドラマか映画にでてらっしゃったんだっけ?
サンヒと二人になったイヒョク。
イヒョク「ご協力、感謝します。」
サンヒ「離婚することになったという言葉を信じていたのに、ここでの出来事を見てしまいました。」
殊勝なことを言いながら、視線は、奥のバスルームに向けられる。
サンヒにも、署に同行を求めるイヒョク。
サンヒ「少し後にしてもらえませんか?今は・・・あまりにも・・・疲れてしまって・・荷物を取ったら、ここを出ます」
イヒョン「わかりました」
あらあら、サンヒだけを残して、イヒョンも601号室を出てっちゃったよ。
ほら、この女は、したたかでしょ。
様子を窺いながら、部屋に入り込むサンヒ。
~1Fロビー~
こちらも、同じく、少し、時間が遡ってますね。
マンションの封鎖が決まり、テソクにタンカを切って、戻ってきてしまったセボム。
~エレベーター内~
あれ、ジュヒョンを連行していたはずのジョングク兄がいないわ。
代わりに、イヒョンが連行してる。。
この間、なにかあったのかな?
2人の電話での会話があり・・・、ロビーに降りて来たイヒョンが、セボムと合流。
たった一人で、マンションを守り抜こうと、悲壮な覚悟をしていたセボムが、イヒョンの姿を見て、ほっとして、抱き着いてしまったところに戻ってきたって感じです。
ちなみに、姿が見えなかったジョングク兄は、ジュヒョンの連行をイヒョンにまかせて、(ソユンのおうちから)追加で注文されたお餅を配達したり、
宣伝用のチラシを、地下の駐車場の車に挟み込んだり、
奥さんのお店を軌道に乗せるために必死です。
~302号室~
おじいさんが戻ってくると、まだ、おばあさんはソファに横になってました。
ハクジェ「おい、死んでるのか? 人がせっかく戻って来たっていうのに、起き上がりもしないで・・・。さぁさぁさぁ、ハンバーガーだぞ」
あれ? 買えたの?
すぐさま、身体を起こすソンシル。(笑)
見ると、コンビニのサンドウィッチでした。
ソンシル「ハンバーガーだって言ったのに」
ハクジェ「どうせ、同じパンだろうが、なんの問題がある? お前が欲しくないなら、かまわんぞ」
袋ごと、取り返すハクジェに、「食べないとは言ってないでしょ」と立ち上がるソンシル。
ソンシルの手首の包帯に気づくハクジェ。
さっと、隠そうとするソンシル。
もう年なんだから、ちゃんとクリームやローションを塗れ、と言ってます。肌荒れか、なにかだと思ってるのかな。
ソンシル「いいの、これはそういうんじゃないんだから・・・。昨日、驚いたときに、手首をひねったみたいなのよ」
ハクジェ「なんだ、大袈裟な・・・」
ソンシル「ねぇ、ヨボ(あなた)。もし、誰かがケガをした、とか、痛いっていったら、何があったのか、気にならないの?」
ハクジェ「ああ、わかったよ。で、なにがあったんだ?」
ソンシル「昨日ね、6階にいたときね・・・・」
話しはじめたところで、バカ息子のドヒョンが、「オンマ!約束があったのに、なんで、起こしてくれなかった!?」と怒鳴りながら部屋を出てきました。
もちろん、ハクジェが言い返します。
ハクジェ「お前の予定なんて、俺たちにわかるわけないだろ! 俺たちは超能力者か?」
それでも、息子には甘い母親。
ソンシル「ドヒョナ・・・。サンドイッチ、食べるかい?」
ドヒョン「二人で好きなだけ食べて、長生きでもなんでもすればいいだろ」
出ていくドヒョン。
ハクジェ「どうしようもない奴だ」
開けっ放しのドヒョンの部屋を覗くハクジェ。
わけのわからないPCや機械、そして、散乱してるゴミをみて、絶望的な気分でドアを閉める。。
「あなたも絶対にYoutuberで成功する」みたいなHow to 本みたいなのもあったような・・・。
肝心のドヒョン自身は、登録者1000名くらいのユーチューバーらしいです。
地下駐車場で、車のフロントガラスに、お餅やさんのチラシを挟んでいってるジョングクが、ドヒョンがチラシをクシャとまるめて、捨てるのを見てました。
そう、地下駐車場もすでに、外に通じるシャッターが閉められて、数台の車が列をなし、運転手が文句を言いながら、電話をかけまくってます。
まだ、マンション全体が閉鎖されたという状況が全ての住人に、いきわたってるわけではないという状態です。
~マンション内 空き室~
空き室の管理なのか、退去後のハウスクリーニングなのか、わかりませんが、掃除をしているセギュ&ムンヒ夫婦。
そして、従業員のアンドリュー。。。
大きなゴーグルとマスクで、顔全体が隠れていて、謎めいた雰囲気です。でも、虫を逃がしてあげたり・・・悪い子じゃなさそうなんだけど。
セギュン「狭いタイプの部屋でも、結構な広さだな・・・」
一服しようと、ベランダに出てきたセギュンに、「室内は禁煙です」と注意するアンドリュー。
電子タバコだといっても、じっと見続けるアンドリューが不気味すぎて、諦めるセギュ。
セギュは、『ラブリー・ホラーブリー』のイ刑事をしてたパク・ヨンウンさんですね。懐かしいけど、あんまり変わってないから、すぐわかりました(笑)
他の奴を雇おうというセギュに対し、最低賃金さえ要求しない子なんて貴重だ、と奥さんのムンヒは即却下です。
名前だって、変だろ、なにがアンドリューだ、と毒づくセギュ。
~602号室 弁護士夫妻の家~
2人ともまだ、閉鎖のことを知らないのね。
朝からサイレンの音が鳴り響いていることから、かつて、自分のマンションが火災にあったときの話を奥さんが夢中で話していると、そこに、ジュヒョンから電話がかかってくる。
手錠したまま、自分の弁護を頼む気です(笑)
何の証拠もなしに、刑事が自分を逮捕した、と訴えてます。 ← 嘘つき!
後ろ手の手錠をなんとか、前に持っていこうと、悪戦苦闘中のジュヒョンに、弁護士パク・ヒョンスが、「それで、容疑はなんなんですか?」と訊ねたところで、イヒョンが携帯電話をもちあげ、「殺人です」とだけ答え、電話を切ってしまう。
ここも好き。
イヒョン「その上、逮捕後に逃走しましたよね」
周辺の人々に、助けを求めようとしても、「警察ですよ」とイヒョンが一蹴。
今度は、側にいるセボムに、「お嬢さん、いや、お嬢さんって年じゃないな、おばさん、この人、あんたの旦那だろう? 人権委員会に訴えてやるからな」とか、いろいろ言いますが、一番言っちゃいけない相手だということに気づいてません。(笑)
素知らぬ顔で、イヒョンにむけて、静かに言うのが怖いんです。
セボム「何、ぼけっと突っ立ってんの? ゴチャゴチャ言わさず、一発なぐってやんなさいよ」
あっちもこっちも、嫁が怖いがテーマになってまする(笑)
イヒョン「・・・(ジュヒョンに)行きますよ」
いつぞやの、これがセボムだったら死んでたぞ、というイヒョンの言葉を思いだしたのか、おとなしく連行されるジュヒョン。
ええっと、あのあと、イヒョンとセボムはどういう感じになったのか、は見せてくれないわけですね。
そびえたつ壁を見に、ちかよってきたセボム。
セボムって、こうやって、大きく手を振りながら、のっしのしって歩くよね(笑)
しかも、ん? これなら、乗り越えられるかも・・・・とか思ってそうです(笑)
Happiness 4話 本格的な隔離作戦スタートです。
~401号室 ヒョンギョンの部屋~
Web作家らしく、部屋に挿絵とか、飾ってあります。
人気のほどはわかりませんが、雰囲気的には、そこまで、売れてないっていう悲壮さは見受けられません。
ちょうど、このタイミングで、いつもは別々に暮らしている実兄が、金の無心をしに訪ねてきていました。
お前(ヒョンギョン)が出ていけば、自分たち家族がここに住むとか、勝手なことを言いたい放題です。
兄妹で、揉めに揉めているところに、館内放送が聞こえてきました。
住民代表のヨンオクの声です。
ヨンオク「101号棟のみなさん、こんにちは。こちらは、1202号室の住民代表です。マンション周辺の騒音に関し、混乱されていらっしゃるかと思います。現在、私共のマンションは外部から、完全に遮断されております。」
ヒョンギョン「え?」
ヨンオク「政府の責任者は、狂人病に関する件だと説明しています。午後5時より、地下のフィットネスジムにおいて、住民説明会が開きます。」
慌てて、テレビをつけるヒョンギョン。
さすがの、兄スミンもおとなしく、その内容を一緒に聞くことに。
ヒョンギョン「ねぇ、ここに入ってくるとき、どうだったのよ?」
スミン「いや・・・ただの工事なのかと思ってたよ」
バカ兄にあきれ果てるヒョンギョン。
テレビの映像で、自分たちが置かれた立場を知るしかない住人たち。
スミン「出るくらい、なんとかなるだろう」
ここの住人じゃないんだから・・・くらいに、軽く考えてる兄を見て、絶望的な気分になっている、常識人のヒョンギョン。
一方、外では、中に入れない住民、もしくは、中に家族がいるという関係者が大挙して押し寄せ、大混乱。
ソユンの母も、小学生の娘が一人で中にいるという状況に、半狂乱で詰め寄るが、聞き入れてもらえない。
~~501号室 イヒョン&セボムの部屋
リビングに、セボムと一緒にいるソユン。
ジョングクが届けたお餅を食べながら、じっと母親からの電話を待っている。。。
ようやく、母親から電話が入り、連絡がついたソユン。
なんとしてでも、中に入るから、それまで、そこでおとなしくしていなさい、中にいる人を外に出すことは絶対ないにしても、中に入ろうとするのを止められないはず・・・と、娘に言い聞かせるオンマ。
セボムと話させてくれ、と言われ、電話を代わるソユン。
一旦、外廊下にでて、ソユンオンマと話をするセボム。
やっぱり、ソユンは心臓病(心臓弁膜症)でした。
激しい運動は禁止、出血も不可。先日も、爪にケガをしただけで、入院し、抗生物質を投与しなければならなかった、ソユンの病状を説明すると共に、さっきもソユンが電話してきた時、電話にでることすらできなかった、とソユンを一人残し、仕事に出た自分を責めるオンマ。
事情を聞きながら、「私も、ソユンをここから出す方法がないか、さぐってみます」と答えるセボム。
ソユンは本当に賢いのね。
玄関モニターで、セボムが話している内容を聞きながら、母親と離れて不安な気持ちで涙ぐんでる。。。
でも、セボムはちゃんとわかってるのね。
もちろん、セボムにも、セボムのことを心配する母親はいて・・・電話がかかってきます。
家から出るな、余計なことはするな、と言い聞かせる母親に、
自分もそうしたいけど・・・そういうわけにはいかないのだ、と自分を奮い立たせるセボム。
忙しいから、また、あとで・・・と、いつものように電話を切った後、すぐさま、ハン・テソクに電話を入れる。
セボム「会いましょう、いつって・・できるだけ早くよ」
~601号室~
閉鎖されている状況では署に連行もできず、ジュヒョンを連れて、一旦、部屋に戻って来たイヒョン。
イヒョン「パク・ミンジさんが薬を飲んでいたのを知ってましたね?あなたも、同じ薬を飲んでましたか?」
そう、そこ重要です。
ジュヒョン「それって・・・あのクスリが原因だってことですか?」 ← この男もそこまでバカじゃないってことですね。
その問いには答えず、もう、逃げることはできないので、おとなしくここにいてくれ、とだけ指示するイヒョン。
弁護士に依頼したければ、どうぞ、と、携帯を返す。
サンヒが、自分もここにいなければならないのか、私は、ここの住人じゃありませんよね?と聞いてくる。
イヒョン「たとえ、誰であろうと、出ることはできませんよ」
サンヒ「あなたは警察官でしょう。逃がしてくれますよね?」
私だって、外に出られないんですよ、と平然と答えるイヒョン。
時計を確認し、「住民説明会」があるので、一緒に下にいきましょう、と誘うと、「嫌だ」と拒絶するサンヒ。
「では、ここで、オ・ジュヒョンさんと一緒にいるつもりですか?」とイヒョンから言われると、それはそれで、溜息しかでない。
キッチンの片隅から、ワインの空きビンをもち、ジュヒョンのいる寝室に入るイヒョン。
あとで外すから、昼寝でもしててください、とジュヒョンに手錠をかける。
「なんで、こんな目にあわすんだ? トイレはどうするんだ?」と大騒ぎするジュヒョン。
ワインの空きビンを手渡すイヒョン。(笑)
いやいやいや、たとえ、コメディっぽい扱いになってるとしても、容疑者と証人をふたりっきりにしちゃだめでしょう。。。
~602号室 弁護士の自宅~
「住民説明会」へと出かける準備をしているのは、奥さんのソユンさんのほうです。
なんのかんの言ってるけど、ダンナさんは、極度に神経質+煩わしいことが嫌い、対人恐怖症・・・そんな感じ?
この人、弁護士だよね?
「この封鎖は、のちに、たくさんの法的な問題を引き起こすかもしれない」とか言ってますが、ハン・テソクがそのあたりのことをぬかるとは思えませんが・・・。
エレベーターホールでイヒョンと一緒になるソユン。
ジュヒョンが逮捕されたことは知っているので、今、どこにいるんですか?とイヒョンに訊ねます。
イヒョン「自宅にいますよ。ああ、封鎖のせいです。今、手錠をかけてますから、もし、ご主人が相談に乗られるのであれば、入っても平気ですよ、とお伝えください」
奥さん「殺人の容疑なんですよね?」
イヒョン「それは、直接、オ・ジュヒョンさんにお聞きになってください。ですが、もし、私があなた方なら、彼の代理人にはなりませんけどね」
※ 本来、警察はこういうことは思っていても、言ってはだめだと思うんですけども(笑)、韓国はOKなのかな。。。ゴニョゴニョ。
~601号室~
手錠を掛けられたまま、サンヒを呼ぶジュヒョン。
とにかく、今のうちに、サンヒを取り込もうと必死です。
今、ジュヒョンが逮捕されれば、一文の得にもならず、職も失うという説得が、サンヒの心を動かし、ついに、「いくらくれるの?」と部屋に近づいていくサンヒ。
この人は、損得勘定が全てです。
~地下のフィットネスクラブ~
入るなり、「602号室からきました、弁護士のキム・ヘソンの家内です。法的なお困りごとがあれば、いつでもご連絡ください」と先に来ていた住民たちに挨拶&宣伝するソユン。(カタカナ表記だと、502号室のソユンちゃんと同じ名前なので、ちょっとややこしい)
ジョングク兄が、イヒョンに、効き込んだことを報告する。
「ジムのトレーナーは、クスリに関しては、何も知らなかった。俺に、ステロイドなんて服用しない、と怒鳴ってきたよ」
ウォーター・サーバーの水をゴクゴク飲んでるのが気になるけどね。
ソユン「うちのマンション、今日、いるのはこれだけなんですか?」
ヒョンギョンに訊ねるソユン。
ヒョンギョン「ああ、各階の 1号室と2号室の住人だけみたいですよ。他は、きっと、別のところで会合をしてるんだと思います」
中央災害本部のジスと、回線がつながる。
1週間の隔離(封鎖)処置がとられることになった、と発表するジス。
隔離によって発生した損害は払い戻されるため、居住者であろうとなかろうと、一切、特例無し。
食事や生活必需品などは、外から差し入れられる。
その他、今後、必要なものに関しては、住民同士で話をして連絡してください、と結び、一方的に打ち切られる。
それを機に、立ち上がり、皆の前に立つヨンオク。
ヨンオク「皆さん、さぞ、驚かれたでしょうが、このマンションの住民の皆さんであれば、冷静に、この試練を乗り越えられると信じております。」
そんなこと言ってる場合じゃない、と、ハチの巣をつついたような大騒ぎ。
ヨンオク「ひとりずつ、ご意見をどうぞ」
ハクジェ 「これは、昨日感染したとかいう人のせいなのか?それなら、その人と接触した人だけを隔離すればいい話だろ。私は、そんな女性、会ったこともないんだ」
ソユン「あの・・・昨日、あなたの奥様は、601号室の女性に突き飛ばされ、倒されてらしゃいましたけど、奥様、なにもお話になりませんでしたか?」
ハクジェ「本当かね?」
ヨンオク「家族の間でも、お話にならないこともあるでしょう。」
ヒョンギョン「もし、感染性の病気だとしたら、こんな風に、一か所に集まるのはよくないのでは?」
ヨンオク「テレビをご覧になりませんでしたか?これは、空気感染はしないそうなので、その点については、ご心配には及びません」
ヒョンギョン「そんなのどうやってわかるっていうの・・・」
スミン(ヒョンギョンの兄)「もし、我々の一人が感染し、突然、攻撃したり、我々に噛みついてきたりしたらどうするんですか?」
ドヒョンが、説明会の様子を隠れて、撮影している。
ヨンオク「正直、ここにいる誰かが感染しているか、わかりません。ですが皆さんは、とても洗練された方々です。そして、幸運なことに、ここには、刑事さんもいらっしゃいます」
急に、話をふられたイヒョンとジョングク。
仕方なく、前に出て話をするイヒョン。
たとえ感染したとしても、実際に発症する前に、いくつかの独特な行動を見せるとし、異常に喉が渇く、瞳の虹彩が小さくなり、白く変色する、また、一人でいるときは、壁を叩くなどの行動を取ることがある。と説明する。
イヒョン「誰かと会う時は、2名もしくはそれ以上のグループになって、会うようにしてください。対話する時は、必ず、ドアをあけておくこと。もし、疑わしい行動を目撃した時には、すぐに、助けを求めてください」
ヒョンギョン「私は一人暮らしなんです、どうやって、2~3人のグループなんて作れるんですか?」
イヒョン「1週間です。1週間だけ、我慢する必要があるんです」
ひとことで、人を黙らせる力があるのが、真のリーダーシップなのかもしれません。
そして、これは、どちらかが、どちらかに対して、お願いするというスタンスではないことを意味しているのが、見ていて、はっきりわかりますね。
~地下駐車場~
すでに、外に出ようとするものはいないため、無人で人目につかない場所。。。
シャッターを脚で蹴飛ばし、合図をするセボム。
テソクが現れる。
「子供たちが学校にいる時間に封鎖し、スクールバスの内部へのお侵入も止めた。子供たちを封鎖状況に巻き込みたくなかったからですよね?」
「そのほうが良かったのでね」
「でも、今日、学校に入ってない子供もいるんですよ。あの子を外に出してください。あなたなら、出来ますよね?」
「パク・ソユン・・・彼女の両親は検査を受けてます。感染している可能性が高い」
ソユンちゃんのことは把握済み。
「確かですか?」
「配達の仕事は重労働です。おそらく、父親は疲労を回復させたくて、クスリを服用したんでしょう。。
(たぶん)彼らは、娘に電話して、「愛してる、会いたい」と言ったのではないですか? そんなことは、すべて無意味なんですよ。あなたは、時間に追われ、疲弊した人間がどう追い詰めらるか、わかってない」
むかっとするセボム。
「中佐様。あなたの、ネガティブな家族論とやらは、お見合いの席にでも話せばいいわ。 一体、私になにを期待してるの?」
「パク・ソユンは、素晴らしい保護者のもと、ここにいるほうが安全だと言ってるんです。」
外に視線を向けるテソク。
「外で、どのように物事が変わっていくか、あなたにはわからない」
テソクの言うことを、じっと判断するセボム。
~地下 フィットネスクラブ~
スミンが、外のバリケードの壁を誰かが乗り越えた場合、罰せられるのか?と質問する。
イヒョン「それについてはわかりませんが、外には、記者たちが一日中、張り込んでますよ。もし、あなたが運よく、成功したら、9時のニュースに出られるかもしれませんね」
ご飯の心配をするハクジェに、明朝から食事を配ると説明するヨンオク。
ソユン「管理会社の人たちは、みな、どこにいるんですか?」
ヨンオク「マンションが閉鎖されたのは午前9時半でしたから、それ以降、中に入ってこられた人はいません。勤務中だった人は、別の建物の会議にでています、話しになりませんよね」
ハクジェ「ということは、他の棟では、我々なしに会議をしてるということか?」
ヨンオク「うちの棟が初めての感染ケースだったので、彼らは怖がってるんです」
ソユン「じゃ、今は、管理会社の人は、ここに誰もいないってことですか?」
見回すと・・・掃除のおばさんだけが、ジムの外のガラス戸を掃除しているのが見える。
ヨンオク「ええ、いらっしゃらないようです。絶対に見逃せない事態が起きています」
テソクとの面談を終えたセボムがさきほどから合流。
セボム「あの・・・あそこにいらっしゃいますよ」
クリーンスタッフの女性を指さすセボム。
無視し、話を続けるヨンオク。
ヨンオク「私と主人は米国におりましたが、韓国の感染症予防対策に感銘をうけて、戻ってまいりました」
セボム「あの、すみません。住人代表様、管理会社の方なら、外にいらっしゃいますよ」
この方、ドクスンさんとおっしゃるらしいです。
またしても、無視するヨンオク。
いつしか、話しは、管理会社の問題点へと移り、自分にまかせてくれたら、積極的に解決する、と宣言するヨンオク。
その言いぐさに、呆れるヒョンギョン。
セボム「でしたら、賃貸層の住民にも、ジムを使わせてください」
あからさまに、セボムの発言を無視するヨンオク。
さすがにカッとして、立ち上がるセボムを、まぁまぁと宥めるジョングク兄。
そこに、満を持して、ケンタッキーで神学を学んだとかいう、牧師(?)のダンナが登場。
うさん臭さ、満載。
なるほどね。
潮目が変わったわ(笑)
ヨンオクたちの前に立ち、話し始めるソユン。
ソユン「損失の計算等、おわかりならない場合や、どのような法律のアドバイスなどについても、うちが相談にのります。高品質なサービスをご提供しますよ、さぁ、どうぞ、602号室にいらしてください」
話をきりあげ、ジムをあとにするソユン。
皆、ソユンのあとに続き、席を立つ。
自然にそれが解散の合図となる。
セボムの前で、立ち止まるヨンオク。
ヨンオク「警察官のような立場の方だとお伺いしました。物事を少し整理なさって、協力していただきたいと思いますわ。」
セボム「少し、別の分野なんです。私が学んだのは、テロリストとの戦闘方法だけなんです。」
睨みあう、ハブとマングース(笑)
立ち上がるイヒョン。
イヒョン「もし、協力が必要であれば、私におっしゃってください」
こういう役割分担もいいものです。
にらみ合ったまま、先にジムを出ていくヨンオク。
************
引き続き、ジムに残ったイヒョン達3人。
トレーナーの控室の中から、外の様子を窺がっているセボム。
ジョングク兄が、その外で、奥さんと大声で電話をしてる・・・のは、それがメインではなく、おそらく、トレーナー控室に誰も入らせないため&話を聞かれないため・・・の予防線でしょうね。
ジムのトレーナーの控室に入るイヒョンとセボム。
トレーナ―のBeom「ここで、なにをしてるんですか?なにか話があるなら、言ってくださいよ」
ドアを施錠するセボム。
イヒョン「お伺いしたいことがあるんですよ。この人のこと、良くご存じですか?」
壁に貼ってあるトレーナーの紹介ポスターの Heon を指さすイヒョン。
シフトが、別の曜日なので、ほとんど会ったことがない、ただし、ここ数日、欠勤しているので、代わりに自分が入っていると答えるBeom。
しきりに、ボトルの水を飲むBeom、
セボムがゴミ箱をみると、空の水のペットボトルがいっぱい。
イヒョンに無言で見せる。
イヒョン「ずいぶん、水をたくさん飲んでますね。いつもそんなに喉が渇くんですか?」
Beom「いつもたくさん水を飲むんです。」
セボム「ここ、開けてもいいですか?」
個人ロッカーをさすと、え?っと躊躇うBoem。
セボム「ああ、私、警特(SOU)です」
と身分を明かすセボム。
ロッカーから、バッグをとりだし、中を改める。
セボム「その人、働いているとき、あなたにクスリを売りましたよね?」
明らかに顔色が変わるBeom。
イヒョン「政府は、その薬が狂人病の原因だと考えているようですよ。どういう症状かはご存じですよね?喉が渇く、幻覚・・」
セボム「正直に話してください。クスリ、飲みましたか?」
Beom「いいえ、サプリメント以外、なにも飲んでません」
セボム「誰がそれを買ってたか? 知ってますよね?今、(我々に)話さなかったら、あなたも逮捕される可能性がありますよ」
Beom「本当に何もしりません。」
イヒョン「嘘をついたところで、どこにも行けませんよ。あなたたちのせいで、このマンションが封鎖になってることがわかってないんですか?」
イヒョンに追い込まれると、「そんなことしてませんよ!」と激高するBeom。
顔を見合わせるイヒョンとセボム。
Beom「いえ・・・その・お二人が、さも、悪い人間みたいな目で・・・わたしを追い詰めてこられたから・・・」
すぐに、落ち着きを取り戻す。
Beom「ですから、本当にそんな薬を飲んだりしてません」
その時、物音がして、小窓のほうに近寄るセボム。
ドアに下ろしたブラインドの隙間から確認すると、清掃会社のアンドリューと目が合う。
控室から出て来たイヒョンとセボム。
ジムでは、セギュたちに、聞き込みをしているジョングク。
セギュ「私たち、1週間、仕事が埋まってるです。どうにかして、外に出してもらえませんか?」
ジョングク「社長さん、実は私もここに来たのは予定外だったんですけど、こうして、缶詰状態なんですよ。政府は、どんな損失も補償すると言ってますから、期待して、様子をみましょう」
セボム「お二人は・・・滞在される場所はありますか?」
セギュ「いいえ、ありません。家に子供だっているんです」
セボム「お子さん、おいくつですか?」
閉鎖外の場所で、子供だけで、ケアが受けられないのか、とすぐに、気になるセボム。
セギュ「17です」
あ~、17歳・・・心配には及ばない年齢だと頷いちゃうセボム。
セボムが、今日、セギュたちが掃除をした部屋で、寝られないか、確認してみるというと、嬉しそうな奥さん。
さきほどから、アンドリューのことが気になっているイヒョン。
イヒョン「(アンドリューを指さし)あそこにいる人も同僚の方ですか?」
セギュ「ああ、従業員です」
直接、近づいていくイヒョン。
イヒョン「お名前、うかがえますか?」
アンドリュー「アンドリューです。」
イヒョン「え?」
その時、後ろから、奥さんのムンヒがイヒョンに声をかけ、少し離れた場所で声を潜めながら、事情を説明する。
ムンヒ「少し知恵遅れですが、とてもいい子なんです。子供の頃に顔に大けがをして、今でも大きな傷があるため、ずっと家に引きこもってたけれど、最近はマスクをしていても、誰も気にしないので、勇気を出して、仕事をしはじめたんです。」
イヒョン「なるほど・・、皆さん、身分証明書、もってますよね?確認させてください。政府は、中にいる人間のリストが必要なんですよ」
アンドリューの写真は、傷だらけで、よく顔が判別できない。
「ああ、僕が傷つけてしまいました・・・」
一人一人の身分証を、撮影していくイヒョン。
「どうして、アンドリューって名乗ってるの?」
「それは・・・・超能力が欲しいからです。そういうドラマがあって・・・」
それを聞いて、小ばかにしたような顔のセギュ。
じっと、疑わしそうに見つめるイヒョン。
イヒョンたちが控室に戻ってくると、慌てた様子で、電話を切るBeom。
イヒョン「そんなに慌てて切るなんて、一体、誰と話していたんですか?」
ただ、友達と話をしていただけだ・・と答えるBeom。
イヒョン「しばりあげたほうがいいかな?」
セボム「まだ、いいんじゃない?」
このSっ気満載な似た者夫婦は、こう言い合って、楽しんでるんだろうか?(笑)
セボム「(Beomに)我々は、貴方を拘束したりはしませんが、ここを離れないでくださいね?」
イヒョン「もし、あなたを外で捕まえたら、感染者とみなしますよ。」
セボム「一晩、水なしで過ごせるかどうか、様子をみますね」
ウィーターサーバーのボトルと、タンブラーを取り上げるイヒョンたち。
ジムの入り口に、「立ち入り禁止! 感染の恐れあり!」と貼りだすセボム。
セボム「起きてると喉が渇くでしょう。携帯を置いて、寝たほうがいいですよ」
Beomに声をかけ、入り口にスチール製の傘立てをおき、封鎖するセボム。
利用者名簿から、該当者を探すイヒョン。
601号室のパク・ミンジは当然、名前があるとして、 ← もうどうしようもないんだけど・・・
1202号室 ソン・ウチャン ← うさんくさい牧師?を名乗った旦那
602号室 シン・ソユン ← 弁護士の奥さん
メモを見ると、その3人が利用者ってことなのかな?
イヒョン「みんなに、ジムを利用させなかったのは良かったのかもな・・・」
賃貸層の人の名前は当然、ありません。
でも、テソクの話によると、ソユンの両親だって、どこからか(クスリを)入手したかもしれないんだから、なんとも言えないです。
イヒョン「容疑者は死んでるし・。」
セボム「うわ~あんたってホント・・・刑事なんだね」
と感心した様子・・・・。
★『ハピネス』4話前半 雑感★
どうしても、ヒョンシクを中心にドラマを見てしまう「わたくし」をお許しく~ださい(笑)
前記事に、シクペンと書いておいて、今更ですけど、あ、書き忘れてたな・・・と思いだしました。
そうそう、このドラマも、ちゃんと引き受けたんだよね。
こっちのほうが楽しみだったので、すごく期待大です。
いや、「ハピネス」がどうのこうの、ではありません。
俺が俺が俺が~じゃない感じ、でも、刑事としても(ヒーロー)としても隙がなく。
常に、頭脳を駆使して、無駄な動きはしませんが、人に対して冷たいわけじゃない。
なんか、演技してる表情を見てるだけで、ああ、ドラマ見てるなって、実感もわきます。。。
しまった、雑感が、ヒョンシク賛辞で終わってしまう。(苦笑)
4話、人には、裏の顔があり、外からではわからないこともいっぱいある、という予兆がヒシヒシとしてきます。
あからさまに、自分のことしか考えてない人たちもわんさか登場しますが、そこまでではなくても、みな、自分の生活が大事で、夢ばかり見ているわけじゃない。
クリーンスタッフのドクスンさんが、えらい人だったら、面白いのにな(笑)
いや、情報通かな!
よくあるパターン?(笑)
わざとか・・・って思うくらい、隙だらけの対応が目につくこともありますが、基本、見えないところの緊張状態もあり、そういう部分がないと、ドラマが成立していかないということもあります。
ある意味、ここで描かれてる中で、一番の弱者であるソユンちゃんを、セボムたちに託したテソクの思惑。
いえ、ソユンちゃんだけでなく、この封鎖空間そのものを託している、とも言えますね。