Never End Never End

私たちの未来は

Never End Never End

私たちの明日は


このドラマを見ると、なぜか、アムロちゃんのこの歌が浮かぶんですよね。

アムロちゃん、元気かな。。。


先月の『最近視聴しているもの 20191123』で触れましたとおり、

『サークル 繋がった二つの世界』(써클 : 이어진 두 세계)を見終わっておりました。。。

(左から、ヨ・ジング、コン・スンヨン、ギグァン、キム・ガンウ)

 

『ホテルデルーナ』のあと、ヨ・ジングくんを他のドラマでも見たくなったので、できるだけ、大人になってからのものにしよう・・・と、見そびれていた中からの選択だったんですが、予想以上に面白かったです。

 

韓国での放映時は全12話で、Mnetなどの日本での放送版だと16話です。ということは、ぶったぎりの位置の違いはあっても、カットそのものはあまりないのかな・・・。

まだ、未検証ですけどね。てへぺろ

(こういう独特な設定かつ複雑な展開のドラマは、日本語字幕になっている方が楽なので、今回は、概ねUーNextのバージョンで視聴しております)

 

さぁ、このあたりから、早速ネタバレエリアに突入します!

自分で視聴&確認したい方は、是非とも、ここでGo Back!お願い

 

最初に明らかにしておきますが、(これ、このドラマの肝でもありますが)1つの話の中で、前半は、現代の2017年を【PART1. BETAプロジェクト】として、後半は、未来の2037年を【PART2:素晴らしい新世界】として、二つの時代を描いていくという手法を取っています。

舞台となる2017年も2037年も、独立した時間軸なので、誰も相互タイムスリップするわけでもないですし、最初は、全然違うドラマを見ているような印象でした。。。

(しかも、2007年の子供の頃の話が、要所要所に入ってくるので、あしかけ30年物になりますね。)

でも、ちゃんと繋がってるの(笑)

2037年に出演している人物が、2017年では誰だったのか、序盤はそこを結びつけていく楽しみもあります。

 

よく、同じtvNで放映された『シグナル』と比較されるようですが、『シグナル』の面白さは、ちょっと別物なんですけどね。←思い入れ強すぎな『シグナル』信奉者でチェソゲヨ。

(そろそろ、こっちの雑感もあげたいなぁ)

 

ヨ・ジングの他は誰が出てるの? とか、大体どんなお話なのか、導入部だけでも“あらすじ”があったほうが雑感を入れやすいので、軽く内容にふれながら、ちょっとだけ、チャンポンしま~す。。。

 

tvN初のSF追跡劇ドラマだそうです。

(私の文章で、荒唐無稽感とが強調されてたら、ごめんなさいまし~~)

 

#1~

ドラマ冒頭、2007年から始まります。

大学教授のパパと暮らす、双子の兄弟ウジン(ヨ・ジング)とボンギュン(アン・ウヨン)。

 

兄ボンギュン

ドラマ中では、眼鏡をかけてますが、むちゃ可愛らしいキム・イェジュンくん。

10年後、2017年のボンギュンを演じるのは、アン・ウヨンくん。

公式では、“キム・ボムギュン”と表記されてますが、なんだか面倒なので、うちのブログでは、“ボンギュン”にしちゃってます。(笑)

 

弟ウジン

こちらも可愛い子役ちゃん、チョン・ジフンくん(『トッケビ』の従者の男の子です)

で、10年後、こうなります。

ジングくん、実年齢に近い役で、すごく自然です。。。

 

双子設定ですが、これだけ似てないと、1卵生双生児ではなさそうです。(笑)

すでに、ママは、亡くなってます。

 

好奇心いっぱいの双子ちゃんたち、特に弟のウジンは宇宙人に関心大有り。

家の近所の森を探検中に、双子を迎えに来たパパと一緒に、正体不明の光の中から現れた全裸の女性(コン・スンヨン)に遭遇。

ちなみに、こうなる直前の、さらに宇宙人グレイぽい感じは、↓です。

 

その“宇宙人”のお姉ちゃんを自宅に連れ帰り、保護し、ピョル(星)と名付け、一緒に暮らし始める双子ちゃん一家。

知能も高く、美人さんなピョルさん、クールビューティというよりは、究極の無表情・無感情。

しばらく暮らしていくなかで、生活様式や言語を習得できても、なかなか感情は伴わない。

この段階で、おませなウジンがピョルに淡い初恋を抱いていたことが、後々、結構な伏線となって、意味を持ってくるのもいいよね。

そして、ある日、なぜか、パパがビョルを連れて、家を出ていってしまい、行方知れずに。その後は、パパのおばあちゃんに育てられた二人。


10年後の2017年、成長した双子たちの境遇は、かなり変化していた。

兄ボンギュンは、行方不明となった父と宇宙人ピョルに対する謎からノイローゼになってしまい、ピョルに似た女性を襲うなどの犯罪で逮捕され、精神病院に移送されていた。

ボンギュン、どーした?びっくり

あんなに可愛かった兄ちゃんが、10年後、精神疾患で犯罪者となって収監されてるという、まさかの展開に、既に1話でおどろかされます。

兄が犯罪者となり、収監されて以来、たった一人、自分の生活だけではなく、アルツハイマーで入院中のハルモニの面倒などをアルバイト生活で支えながら、名門のハンダム大学に通っているウジン。

頭脳明晰だけどちょっと陰もあり、ただ健気なだけの青年じゃない感じのウジンがよいのです。

 

そのウジンが通う大学では、連続飛び降り自殺が起き、高額な授業料が原因とする学生デモが行われるなど、不穏な雰囲気。

(学内のシーンで、ウジンに文句を言う学生役の彼、出演歴には出てこないんだけどチャン・インハ君だと思うんだけど、違うかな?😢)

やっぱり、そうだよね。。。このシーンだけの特別出演扱いだったのかな。

こういうとき、ああ、ドラマに呼ばれたのかなぁって感じます。

 

一方、精神が安定し模範囚だったボンギュンが仮釈放となり、やたら明るいテンションでウジンの前に現れる。パティシエになるんだとバイト先も見つけてきた様子に安堵するも、実際には改心するどころか、自分に内緒で秘密の部屋を借り、まだ、宇宙人を追いかけていると知り、ショックを受けるウジン。

 

一連の大学での飛び降り自殺事件は宇宙人の仕業だと確信しているボンギュンは、それがハン・ジョンヨンという宇宙人の仕業で、ブルーバードが鍵を握っているのだと主張する。

そんな兄に愕然とするも、普通の生活をしてくれ、と必死に懇願するが、(ウジンに申し訳なく思いながらも)ボンギュンは、証拠があるんだと聞き入れようとしない。

単なる大学生の自殺とは思えない刑事の出現により、警察から、またしても容疑者として、追われることになるボンギュン。

 

証拠を見せると言われたウジンが、ボンギュンのあとをついていくと、ボンギュンが指差す先に、10年前にいなくなったピョルとうり二つの女子大生ハン・ジョンヨン(コン・スンヨン)の姿が・・・。

驚愕するウジン。

 

ここで、いきなり、20年後に飛びます。

2037年 環境汚染が深刻な事態に進んだ韓国の都市機能は、民間企業のヒューマンビー社が開発したシステムによって、最先端の技術で整えられ、大気汚染からも完璧に守れられた都市エリア「スマート地区」に集約されている。

 いかにも“近未来”って感じですけど、ロケ地は、仁川松島セントラルパークです。(笑)

 

この「スマート地区」では、住民全員に感情制御チップの移植が義務付けられており、生活全てをコントロールされた富裕層しか入ることが出来ない。

実際、感情や行動をコントロールされた住民たちは、過度に攻撃的になることもなく、一見、穏やかで豊かな生活を享受している状態。

 

かたや、ソウルの中心部は、「一般地区」と呼ばれ、スマート地区に住むことが叶わない貧困層が集まり、一見するとスラムのよう。大気汚染は進み、街中、黄砂が蔓延し、人々は微小粒子遮断マスクが手放せない。常に命の危険に晒され、治安も最悪な状況。

 

ところが、その一般地区にある江南署では、5000日も犯罪が起きていないことを誇っていたスマート地区から、誘拐されたという女性からの謎の通報を受ける。

刑事ジュニョク(キム・ガンウ)は、捜査の名目でスマート地区に入り込もうとする。

ジュニョク役・・・うん、キム・ガンウ、やっぱり、かっこよき!

いろんな作品で見かけるごとに、ジワジワっと染み込んでくるんだよね。

【PART2:素晴らしい新世界】のパートの主役です。

(ちなみに、『サークル』を見終わったあとは、勝手にキムガンウ祭り開催中)(笑)

 

しかし、一旦は保安課のイ・ホス(ギグァン)に阻まれてしまう。

はい! 難役イ・ホス役のギグァンです。

「スマート地区」の売り文句を体現するかのような、汚れなき純度100%を象徴するかのような存在。

 

実際に、誘拐騒動が一転、殺人事件に発展したことを受け、スマート地区の市長の計らいで、捜査権限を与えられるジュニョク。

その手には、なぜか、子供の頃の双子とビョルの3人で写した写真が握られていた。

 

******************

・・・とまぁ、こんな感じで始まった第1話。

 

このドラマ、もともと12話予定だったのかしら?よく考えられてる脚本なので、横やりが入っての短縮ではなさそうに思うんだけど。

(当時、私は何をしてたんだ!って言うくらい、全くその辺りの裏事情の記憶がないです)


冒頭、閃光の中から、UFO🛸と宇宙人👽が、そのまんまな雰囲気で出てきます。

やっぱりSFっていうと、結局これになっちゃうの?って、ちょっと陳腐さを覚えちゃったりするものの、それ以降は、登場する人する人、すべてがどこか謎めいていて信用ならなくて、ボンギュンが残した不審なキーワードのブルーバード(青い鳥🐦)を追いかけているうちに、ブルーバグ(青い虫🐛)が自殺した人の体内から出てきたり、しかも、本当の虫じゃなくて、虫に擬態させた超精巧なマイクロロボットで、・・・と、どんどん引き込まれていきます。


ボンギュンの知人だという女子大生ミニョン(チョン・インソン)の登場で、ジョンヨンがあの時のピョル(宇宙人)だと確信できたウジン。

18歳以前の記憶がないジョンヨンも、ウジンの示した証拠によって、事実と向き合うことになる。


で、2037年になって、キム・ガンウssiが、刑事ジュニョクとして主役で登場すると、実は記憶を無くした兄ちゃん(ボンギュン)で、弟を探してるって設定なのよ。

1話ラストから思わせ振りだったけど、4話の時点で、ジュニョクがボンギュンだと確定。

(私は、これも反転があるんじゃないかと、ずっと疑ってました)


・・・ということは、


ウジナ、オディガッソ?

ウジンはどこさ行ったべな?


2037年の世界では、ヨ・ジング君は終盤まで、姿をみせず、ウジンがヒューマンビー社の会長ではないのか、という謎すらぶちこまれ、視聴者の不安を煽ってくれます。


そもそも、幼い頃のウジンが、亡くなったママを恋しく思っていることを知ったピョルが、脳内の記憶を映像化するシステムを完成させことに端を発してたのね。

ただ、いつでも、ウジンがママに会えるように・・・って、パソコンをチャカチャカ動かしたらできちゃったの。

しかも、そのシステムの起動方法は、ウジンの生体認証!

ピョルの技術が悪用されることを恐れ、姿をくらませた双子のパパとピョル。

ピョルは自分の記憶を消すことで、この時代にはまだ早かった技術を封印する。

(ウジンたちの父親は、命を奪われてしまう)


いつか、ピョルの記憶が戻るのを待つハン教授(ハン・サンジン)は、ビョルを自分の娘ジョンヨンとして手元に置くことにする。


そんなこととは露知らず、大学生になったウジンは、かつて父と一緒に研究していたハン教授の研究室に入る。

連続自殺事件は、ハン教授が密かにブルーバグを使って人体実験をしていた失敗によるものだと言うことに気づいた同じ研究室のメンバーだったパク教授。

その技術を独占するために、ボンギュンにブルーバグを埋め込む手術をするとウジンを脅し、資料を持ってこさせようとしたり、ハン教授を裏切ったり、いろいろ画策してくれます。

優秀なのに、無駄なコンプレックスに苛まれ、余分な自衛手段を講じた挙げ句、道を誤る役が、本当にお上手なハン・サンジンssi。(笑)


自分の記憶が利用される前に、逃亡したウジンは交通事故に合い、命を落とすものの、システムを起動するキーとしての存在目的のために、クローンとして生かされていた。

びっくりびっくりびっくりびっくりえーんえーんえーんえーん


実際、ヒューマンビー社の会長は、ウジンが参加していた研究室のパク教授。



他にも、ハッカー「ブルーバード」となり、ずっとウジンを探しながら、「スマート地区」を見張り続けてきたジョンヨン、ジュニョクを守りながら支え続けてきたソ刑事や、医師となったミニョンなど、2017年の人物が、2037年では誰になっているのか、というのも見所です。


「スマート地区」のシステムを支えているヒューマンビー社の先進技術が、20年前の事件やウジン失踪に関連していると考え、「スマート地区」に乗り込んだジュニョク。


そんな中、彼を監視しているうちに、影響を受ける人物が、保安課のホス(ギグァン)。

最初は、「スマート地区」での生活(チップでコントロールされている等も含めて)の素晴らしさを盲信してるんだけど、消されたはずの記憶が断片的にフラッシュバックし始めると、忘れてしまいたい、辛い体験を再び追認する恐怖から、ジュニョクを排除しようとする。

でも次第に、心は揺れ始め・・・。


基本、このドラマの登場人物は、ウジンにしろ、ジュニョクにしろ、ほぼみんな、自分の目的が明確なんです。

大切な人を探す、自分や他者の命を守る、自己保身、研究欲などなど、能動的かどうかは別にしても、必死で対処せざるを得ないのですが、ホスの場合は、記憶を失ったことで辛さから解放され、なんの疑問もなく、「スマート地区」で過ごしていただけだったのに、無理やり覚醒させられる人物です。


このドラマのメインテーマでもある「もし完璧に人間の感情がコントロールされ、統制される社会があれば、我々は幸せになれるだろうか」

この問いかけをどストレートに突きつけられちゃったひとだからね。


パク長官たちが作り上げた「スマート地区」の欺瞞に気付き、ひたすら抵抗するジュニョクたち「一般地区」の住人たちの活躍が本筋だからこそ、そのどちらにも属さないホスの存在が意義深いし、面白い役どころでした。

別に、協力者になってからが、イマイチだったという意味じゃありません!(滝汗)


とりあえず、事件が一段落したラストでね、ジョンヨンの目が怪しく光るのよ。

続編の余地と余韻を残しつつ、上手くエンディングに持っていけたと思います。

(あ、また、上から目線で語ってしまった)


過去、現代、近未来を描いて、諸々、破綻させなかったのは、全体の尺が短かったのも、功を奏したのかもしれませんね。

すごく、考えられた構成だったと思います!


うーん、やっぱり、筋追いしながら、ぶちぶち書く方が楽ですね(笑)


さて、次作品、どーしよう。

2020年のご新規は、まだ決めかねております。

ただ、tvNがね、先日終わったばかりの『幽霊を捕まえろ』での、ムングニョンとキム・ソノのドキドキ動画を作って、「ロマコメ、楽しいよ~。こういうの、好きなくせに~」って私を誘ってきます。(笑)





・・・負けそうです(笑)