何度もすみません!

13話は今日放送で、14話が欠放なのでした!てへぺろ

JTBCのサイトで、13話の予告流れてる時に、21日21時30分とか出たので、今日も欠放かと思い込んじゃったら、どうも、説明文が動画画面に隠れてたっぽくて、てへへ。(;゚∇゚)

ちょっと、訳すの、余裕できたかな。← そうは問屋が卸さない(笑)

予告通り、13話の始まる前に、ギリギリアップ! 

 12話&13話、ちょっと時間かかるかも。


2分割してます。

『まず熱く掃除せよ』第11話(前半)はこちら

 

ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

~帰り道~

クンクンと一緒に、ソンギョルの家を出てきたオソル。

・・・と言うか、きっと、話しを聞いて欲しかったのね。

「さっきの話、聞いてましたよね?」

「ああ、招待状だとか・・? あの家はいいんだけど、防音仕様じゃないようだね。急いで作ったんじゃないかな」

クンの冗談に、思わず笑ってしまうオソル。

「釜山に行くことを、俺にさえ嘘ついただろ。随分、嘘つきになったみたいだな。オソルが好きな人は、チャン・ソンギョル氏だと思ってたけど・・・」
丸聞こえじゃん!

俯くオソル。

オソル「本で読んだんですけど、誰もが、自分に有利な方法で話し、行動する傾向があるんですって。」

クンクン「それって、利点なのかな? 俺には、どうも不利になっているように見えるけど・・・」

全て見透かされているようなクンの言葉に、同意も否定もできないオソル。
クンクン「行こうか・・・」

 

~ソンギョル自宅~

翌朝かな。。

スチームで床磨きをしているオソル。

部屋から出てくるソンギョル。

「今日は遅くなる。出版記念イベントに行かなければならないから・・・」
「はい。いってらっしゃいませ」

二人とも、目をそらし、相手の見えないところで、暗い表情をみせるのみ。。。

 

~出版記念イベント会場~

まっすぐ、キム・ヘウォンアナウンサーのほうに向かって、歩をすすめるソンギョル。

ソンギョルに気づいたヘウォンが、周囲の人間から離れ、ソンギョルのほうに歩み寄る。

「遅かったですね。もうイベントも終わりです」

「私は・・・人込みが嫌いなんです。すみません」

笑顔を見せるヘウォン。

 

~ソンギョル自宅リビング~

クムジャさんがしずかに動きまわるなか、ソファに寝ころんでテレビを見ていても、全然、集中できてないオソル。

「ああ、今頃、彼女と一緒にいるのかな?オシャレな恰好してなくても、(来ただけで)彼女は感動しただろうな。・・・ああ、私、何を言っているの?」
クムジャさん、オソルの側でぐるぐる回ってるけど、叱咤激励してるのかな。

でも、青はないな。。。

やっぱり、ここは、赤ランプだと思うけどな。。。

「こうするのが一番いいのよ。なのに、なんで、こんなに混乱してんの。なんで、ぐちゃぐちゃなの、私・・・」


 

~イベント会場~

「あなたをご招待すべきかどうか、すごく迷いました。ですから、こうして、あなたを招待する勇気をだせて、本当に嬉しいんです」

「あの日の件については・・・あんなふうに出てきてしまって、申し訳なかったです。非常に失礼でした。」

「謝罪でしたら、これから、ゆっくりでいいです。これから、よくしてくれれば・・・」

「いいえ。これは謝罪ではなく・・・実は、あなたに言いたいことがあるんです。キム・ヘウォンさんが私のことを好きだと聞きました。感謝していますが、私は、キム・ヘウォンさんに関心がないんです。今後も少しもその気持ちに変わりはありません。」
「なんですって?」
「キム・ヘウォンさんが、私にとって魅力的でも十分でもないという意味ではありません。私には、他に好きな人がいるんです。正直言うと、私の一方的な思いのせいで最近失恋しているんです。(今日来たのも)ヘウォンさんを利用しようとしたんです、彼女を傷つけようとして・・・。結局、私は、そんなふうな敗者なんです」
「それで、私を完全に拒絶するんですね」
「すみません。」

「謝らないでください。私が恥ずかしいです・・・」

率直に話をして、すっきりした二人。

そんな二人の様子を陰から、写真に撮る人物が・・・。

 

アップされた記事をみて、大喜びのオンマ。

《“JTVC”キムヘウォンアナウンサーが、企業家のJ氏と交際中》

 

「“二人は、初めてテレビ番組で対談して以来、お互いを見てきたようだ。”ですって。

このドレス(の写真)見てよ。彼女のために選んだのよ」

オンマが手を回して、写真まで用意して書かせた記事ね。

 

~“掃除の妖精”休憩室~

ジェミン「いつも、どんな女性が、あのうるさい男とデートするのか、不思議に思ってたんだよな。おい、キム・ヘウォンだってさ」

記事を見ているジェミン、ヨンシク、ドンヒョン。

ジェミン「だめだろ、キム・ヘウォン」
ヨンシク「ああ、俺のもう一人の天使は、こんなふうに取られるんだ・・・」

ドンヒョン「いつまで、休んでるつもりだ?仕事終わらせるぞ」

立ち上がるドンヒョンの手を押さえるジェミン。

ジェミン「おい、代表の交際相手は、キム・ヘウォンなんだぞ」

 

ソンギョル「だから、違うって言ってるでしょう。すぐに修正を公開してください。訂正記事を公開したいと言っているんですよ。だから、違うんですよ、どうして・・・。もしもし?違います。私の好きな女性はキム・ヘウォンアナウンサーじゃありませんよ。いや、別に、他の女性が好きだとは言ってないじゃないですか? え? 彼女と結婚するかですって?違います。全然、違います!」

否定しても否定しても、いろいろなメディアから、連絡が入ってくるソンギョル。

「もしもし?だから、 訂正記事を発表するように頼んでるんですよ。もしもし?もしもし?おい!くそ・・・」

 

~またまたお見合いデート中のジヨン~

「どうやら、キム・ヘウォンアナウンサーにスキャンダルが出たらしいね。クリーニング事業の最高経営責任者(CEO)と?」

「ええ?なんて、書いてあるの?見せて」
相手がソンギョルで、怒り心頭なジヨン。放送禁止用語連発で悪態をつく姿に、店の客も、デート相手もひきまくり(笑)。

 

早速、オソルに電話するジヨン。

オソル「うん、記事なら見たよ。お似合いじゃん」

ジヨン「なに? お似合い? あんた、それ、どうしてそんなこと言えんの?」

オソル「ねえ、お似合いはお似合いでしょ。他になんて言うのよ」

ジヨン「あんた、バカじゃないの! 出てきなさいよ。飲もう」

オソル「お酒? ああ、いいって。私、忙しいのよ。本当に大丈夫だったら。あのね、私がそのイベントにいくように、代表様にいったのよ」

電話越しで、キーキー叫びまくってるジヨン。

オソル「とにかく、落ち着いて、落ち着きなさいよ、いい?わかった、わかったわよ。また、連絡するからね。わかった?うん、バイバイ」

ようやく、電話を切ったオソル。

「まったく、あのバカ・・・」

疲れて、だら~っと脱力気味のオソル。

 

そこへ、今度は、クンクンが家に突撃してきました。

二人の交際についての新聞記事をもってきて、テーブルに叩きつけるクンクン。

ハッと身体を起こすオソル。

「オソラ!」
「な、なによ」

もう一枚、チラシを取り出すクンクン。

「タイムセールだ!」

《30分限定 タイムセール》

「ロブスターの安売りだ」

まじまじとクンを見つめるオソル。

 

スーパーの鮮魚コーナーの正面を捉えた通路にスタンバイするオソルとクンクン。

「準備はいいか?はじまったら、すぐにシーフードコーナーに突撃するぞ。3, 2, 1」

なんで、こんなにタイムセールスネタに必死?(笑)

 

最後の一匹をめぐって、攻防を繰り広げた相手は・・・。

「あの時の占い師さん?」

 

占い師「悪かったわ。あのお守りの払い戻しをするわ。あなた、就職できるかどうかって言ってたわよね。どれどれ・・・あなた、春に私に会いに来た。ええっと、名前は・・・」
オソル「ああ、もういいです。本当に、あのお守りのせいだったのかどうか、私にはわかりませんけど、一応、仕事には就きましたから。」

顧客手帳をみていた占い師。

占い師「キル・オソル?お嬢さんの名前、キル・オソルっていうの?」
オソル「ええ」
占い師「オモ!」
クンクン「さぁさぁ、待たせてすみませんね、お嬢さんがた」

クンクンが、ソトック(ソーセージ串餅)を運んできたとき、

占い師「ねぇ、この子でしょ、あなたがずっと探してたっていう女の子・・・」

急に、占い師がクンクンに話しかける。

オソル「なんのこと?ずっと探してた女の子って?」
なんとか、誤魔化そうとするクンクン。

クンクン「ああ、それは・・・だから」

占い師「ちがうのよ、彼は、何も悪いことしてないのに、正体を明らかにできなかったくらい、申し訳なく思ってるのよ」

占い師の口をふさぐように、ソトックを口に咥えさせるクンクン。

クンクン「ああ、ソースが垂れちゃうじゃん。もったいないよ」

なんだか、変な雰囲気の占い師とクンクンを交互に見るオソル。
 

~マンションの地下駐車場~

買い物の荷物を持つクンクンと、ヨーグルトを飲んでいるオソル。

オソル「ねぇ、さっき、占い師さんは何のことを話してたの?」
クンクン「ああ、俺が君を探してたって? 誤解しないでくれよ。俺、絶対にストーカーじゃないから」

笑ってしまう2人。
オソル「別にそんなこと言ってないでしょ。彼女は、あなたが何かについて本当に悪いと感じてたと言ったでしょ。なにか、私に謝りたいことでもあるの?」
クンクン「ああ、あれ?いや」

オソル「え? 探してたんじゃないの? 違うの?なにか、申し訳ないって思うことないの?私から、隠れてたんじゃないの?なんなの?」
クンクン「ああ、“隠れていた”っていうのは、適切な言葉じゃないな」

オソル「そんなに言いにくいこと? だったら、別に言わなくてもいいよ。何に対して申し訳なくおもってるのかわからないけど、実は、私は屋上さんに感謝すべきことがもっとたくさんあるから」

そんな会話を2人がしているときに、タイミングよく(悪く)戻ってきたソンギョル。

 

オソル「あなたが、今日、意図的に連れ出してくれたって知ってるから。本当に、気分悪かったし・・・。なんだか、こんなふうに、あなたと過ごして、すごく気分がよくなったみたい。良く考えたら、なんだか、このヨーグルトに似てる。辛い時とか、このヨーグルトと同じように、いつも私を慰めてくれる。」

クンクン「(小声で)もし、そうなら・・・俺が、その人だったら? 毎年、納骨堂に行く、その人物・・・」

いきなり、ヘッドライトのハイビームがあたる。

オソル「あれ、代表様の車では?」

クンクン「すごいタイミングだな・・・」

オソル「なんか言った?」

クンクン「なんでもないよ。気にしないで。行こう」

オソル「さっき、なにか言ってたでしょ?あれってなんのこと?」

クンクン「なんでもないよ、ああ、なんか眠くなってきたな」

オソル「なんで、こんな時間に眠くなるのよ」

クンクン「本当になんでもないったら」

仲良さそうに歩いていく2人を、イラつきながら、見つめるソンギョル。

ソンギョル「ああ、なんて幼稚なんだ。まったく、何をしてるんだ!(俺は・・・)」

嫉妬です!

 

部屋に戻ってきたソンギョルに、今日、ゲットしてきたロブスターを見せるクンクンとオソル。

「じゃじゃ~ん。すごいだろ?オソルが、このロブスターをゲットするために、ウサイン・ボルトみたいに走ったんだ」

ロブスターを両手に構えた状態で、オソルを肩にだくクンクン。

嫌そうな表情を見せるソンギョル。

「家の中が生臭くなる。だから・・・」

「オソル!」

「はい!」

「調理器具の準備を」

「了解です!」

聞いちゃいない2人(笑)

「なんで、君たちはそんなものを食べるんだ? あとでゴミがそんなにたくさん出るだろう。」
「さぁ、最初に腹を拭いてみましょう。」
密着して料理している2人を、離れろ、離れろ、と手で払いのける仕草を繰り返すソンギョル。

完璧に無視されてる。。。(笑)

 

着替えて、本を読みながら、ソファに座るソンギョル。

楽しそうな二人が気になって気になって、笑い声にいちいち、眉をひそめ、本を放り出す。テレビをつけてみると、よりによって、ソンギョルとヘウォンの芸能ニュース。。。

 

バターの場所をソンギョルのところに聞きに来たオソル。

「代表様・・」

すぐさま、テレビを消すソンギョル。

「冷蔵庫のバターなんですけど、どこにありますか?」

「え?」

「バターです」

「ああ、バター。たぶん、一番上の棚に・・・」

「ああ、」

「あの・・・もしかして、記事を読みましたか、今日の・・」

「オソラ~、早く、バター持ってきて!」

大声で呼ぶクンクン。

意地悪だねぇ(笑)

「ちょっと待ってください。一番上ですよね?」

 

「もうできますよ。オーブンにいれるだけだから。すぐに食べられますよ」

呑気に声をかけるクンクン。

「ロブスターなんて、食べたくありません。どうぞ、二人で楽しんで。私は全ての甲殻類が嫌いなんです!」

またもや、部屋に閉じこもるソンギョル。

 

「いらないっていうんだから、いいんじゃないか。二人だけで全部食べよう」

うっすらと聞こえてくる二人の会話に耳をそばだてる。

「ちょっと待った。あいつらだけに楽しませてなるものか。食事を拒むのは・・失礼だし・・・」

なんとか言い訳を作ろうとするソンギョル。

部屋から出てきたところで、自分そっちのけで、ワインの話をしている2人の声に、更に腹を立てる。

「一体、なんなんだよ」

ベッドに当たり散らす。。。(笑)

まぁ、この状況じゃ、素直になれなくても無理はないか。。。

 

う~ん、これまた、微妙なロブスター料理に見えるのは、気のせい?

美味しそうだと言いながら、食事をはじめようとすると、見計らっていたかのように、部屋からでてきたソンギョル。

いきなり、席に座ると、「私も食べます」と言い出す。

ソンギョル「だめですか?」

クンクン「いえ。チャン・ソンギョル氏を待ってたんです。たくさん、食べてください。なにしろ、大きいから」

どうにも、わざとらしい食事がスタート♪

「食べましょう」

「いただきます」

「う~、やっぱり美味しい。私が早く走ったおかげね」

「たしかに飛んでるみたいだったよ」

クンクンとオソルの会話に入れないソンギョル。

ソンギョル「ずいぶん、固いな。中〇産か?」

くぅ~、なぜ、私が、中韓関係に、配慮するんだ(笑)

ソンギョルの言葉はガン無視。

 

クンクン「ワインでも開けようか? これ、どうやって開けるんだ?あ、回してもだめだ、オープナーある?」

オソル「オープナー必要なの?たしか、一度、使ったことがあるような・・。部屋を見てくるね」

ソンギョル「いやいや、俺が行くよ。食べてて」

なんだか、二人になったらなったで、気まずいソンギョルとオソル。

「キル・オソルさん、もしかして、今日の記事、読みましたか?」

ようやく、記事の話が出来たソンギョル。

「何の記事ですか?ああ、代表様とキム・ヘウォンさんが交際しているっていう・・・」

「いや・・・あれは・・・事実じゃないです」

「いつか彼女をここに連れてきてください。私、キム・ヘウォンアナウンサーの大ファンなんです。サイン、もらえたりしますか?ああ、でも、彼女が不快に思うかしら・・・」

「そうですね、そうしましょうか・・・」

心にもない会話の虚しさに、黙ってしまう2人。


御通夜のような雰囲気の中に、オープナー、見つけたとやってきたクンクン。

 

結局、またまた、部屋に戻ってきたソンギョル。

うまく伝えられなくて、イライラしっぱなし。

とうとう、メッセージを送ろうと、携帯を取りだしました。

《スキャンダル記事は、事実じゃありません。彼女にはちゃんと断りました。他に好きな人がいることも・・・》

そこまで、書いて・・・全消し。

《僕の気持ちは、君にはわからない》

間違って送信しちゃうソンギョル。

そこへ、「台所用の洗剤のストックはどこにありますか?もう、ボトルが空なんですけど・・・」と言いにくるオソル。

「ああ、台所用洗剤・・・、それなら、多目的室に」

「はい」

「キル・オソルさん」

「はい?」

「あの・・・携帯、見ました?」

「携帯?今、部屋で充電中ですけど。なぜですか?」

「いやいやいやいや、俺の携帯がみつからなくて・・・」

ひょっとベッドを覗くオソル。

さっきまで、使ってたからね。。。

「ああ、あった。ここにあった。あはは、多目的室のどこかわかる?そこのコーナーに、台所用洗剤にあるから・・・」

「はい」

とりあえず、まだ、誤爆したメッセージをオソルが見ていないとわかって・・・・。

「彼女の部屋だ。。。彼女の部屋」

オソルの部屋に忍び込むソンギョル。

 

《僕の気持ちは、君にはわからない》

メッセージが表示されちゃってるじゃん。

最悪(笑)

 

消したくても、パスコードを要求される。

最初に押した1004って、チョンサ(天使)でしょ(笑)

やっぱり、暗証番号として、ポピュラーなのかな。

 

「ゴミ出してくるねぇ」

クンクン、一旦、退場(笑)

 

「私の部屋で何をしてるんですか?」

パスコードと格闘中のソンギョル、オソルが入ってきた気配に気づかず。

「あの・・・」

ソンギョルから携帯を取り上げるオソル。

 

《僕の気持ちは、君にはわからない。》

「メッセージを間違って送ってしまったようですね」

「いや、キル・オソルさんに送ったんです。あのスキャンダル記事は誤解です。訂正記事を出すようにも要求した。キム・ヘウォンさんにも、ちゃんと明確に話をした」

「なぜ、私にそんな話を?」

「キル・オソルさんを混乱させたくないから・・いや、俺が混乱したくないんだ。俺の好きな人は、キル・オソルさんだから」

「恋愛感情はないって・・・」

「そんなの関係ない。俺と一緒に進まなければならないことはないんだから。ただ、ただ、告白したかった、俺の正直な気持ちを・・・」

必死に耐えるオソル。

 

 ~屋上部屋~

《Junongg-dong建設現場事件から6年》

記事のコピー。
ソンギョルのカルテ。

《“掃除の妖精”のCEOはAGグループ会長の孫》

 PCの画面に映るチャン会長と、ソンギョル。

 じっと見比べるクンクン。

 

~社長室~

久しぶりな社長室。

ソファーに座って、ソンギョルを待ちわびていた主治医ダニエル博士ことチョ・ハインことクンクン。

「どうして、ここに来たんですか?」

「チョン・ソンギョル氏の主治医だと言ったら、すぐにここに通してくれたよ。」

「なぜ、昨日は黙って帰ったんですか?」

「しなくていいと言われたから。だから、帰ったんだ。」

笑ってしまうソンギョル。

「ずいぶん、素直だな」

「当然だ。患者の声に、注意深く耳を傾けるのは私の義務だからね。さて、我々は互いに知り合ったことだし、治療を始めることにしようか? もう、そろそろ、避けようとするのをやめる時期だ」

「正直に言いましょう。祖父が、この件で支払った額はわからないが、あなたの治療は受けるつもりはない。だから、お互いの時間を無駄にしないようにしよう。」

「なんで? 昨日は受け入れると言ったじゃないか」

「それはその・・・他に選択肢がなくて、とにかく、祖父にはちゃんと仕事をしたと言うつもりだ。お金については、心配しないでくれ。ああ、お金以外にも、他の目的があるかもしれないな。」

立ち上がり、ソンギョルに近づくダニエル。

「考えてみれば、あなたは彼に似ているようだ、

あなたの祖父に。それが、あなたたちを互いを引き離す理由なのかな? 同じ磁極同士は、常に互いに反発する傾向がある。」

挑発するクンクン。

「そんなことを言ったのは誰だ?」

地雷を踏まれて、凄むソンギョル。

ソンギョル「俺は、あんたが医者としてどれほど優秀であるかは知らないが、自分の病気を変えたり、治したりするつもりはないから、俺の人生を邪魔しないでくれ。」

「俺だって、そんなことはどちらも望まない。だが、今少し、厄介な状態にあってね。だから、干渉するつもりだ。どうする?

なぜ、こんな下らない雑談をすっとばして、大人たちがそうするように、理解しあってはいけないのかね?」

「理解?」

「俺だって、おそらくあなたの家の中で、会うのにうんざりしているくらい、わかってる。だが、俺はあなたを治療しなければならない。あなたがあの家で、私と一緒に永遠に閉じ込められたくないなら、なぜ、カウンセリングを始めないんだ?もし、それでもだめなら、諦めて、去るよ。どうする?いい取引だと思わないか?

6時に仕事が終わるんだろうから、7時に家で・・・。おしゃれして待ってるよ」

後半、ほとんど、言葉を挟まなかったソンギョル。

クンクンの目的と意図を知りたいっていうのもあるんだろうけれど。

 

外に出てきたところで、待ち受けていたクォン秘書。

「お話は無事、すみましたか? オソルさんはお元気ですか?」

「あなたは、どっち側なんですか? クォン秘書様」

「どういう意味でしょうか?」

「私は通常、(敵か味方か)一面的な選択したくないタイプなんですが、あなたが、味方なのか敵なのか、確信が持てないんです」

会釈して、通り過ぎるダニエルを、意味深に見つめるクォン秘書。

 

~焼肉屋~

先に、一人、席についているオソル。

「オソラ~」

「お姉さま」

早速、オソルの髪の匂いを嗅ぐジェミン。

ジェミン「おお、やっぱり。ああ、本当にオソルだ~!」

もう、そろそろジェミンをこの性癖から、解放してあげない?(笑)

ジェミン「どのくらいぶりだよ、連絡もしないで。元気だったか?」

オソル「元気でしたか?」

ヨンシク「お姉さま、一体、どうしたんですか?」

オソル「ただ、みんなに会いたくなったのよ」

ドンヒョン「久し振りだな。」

オソル「ええ、本当にお久しぶりです」

 

~ソンギョル自宅~

一方、向かい合って座るクンクンとソンギョル。

落ち着かない様子で、オソルの行方を探すソンギョル。

「キル・オソルさんはどこに行ったんですか?」

「気分転換に、少しの間、外出させたよ。もしも、他人が・・・特に、あなたの側に気になる人がいたら、正直に答えるのは難しいだろうから」

「ふん、俺のことなら、心配いらないのに・・・。さぁ、はじめようか、俺の気が変わる前に。」

「そんなふうに、深刻な問題を抱えてる人みたいに、腕組みして座ってる人に、一体、何を聞けばいいのか、わからないだろう」

「相談にきた人と話をするのが、あんたの仕事じゃないのか。できないっていうなら、あんたが無能だってことだろ?」
「そんな風にいうのなら、始めようか?俺は有能だから・・・やってみようかな」
呆れ気味のソンギョル。
「正直なところ、驚きましたよ。あなたが最も保護したいと思う個人的な空間に、他人を招待するなんて。ほぼ完全に治癒したと考えることもできるが、残念ながら、それは、キル・オソルにしか通用しない。」

「その前に、一つ聞きたいことがある。ここに来た本当の目的はなんだ?」

「目的? どういう意味?」
「以前に、あんたが、キル・オソルさんに気持ちを告白しているのを見たことがある。なぜだ? 自分の好きな人を、俺に取られるとでも恐れたのか? それがここに来た理由なのか?」

「あれを見たのなら、知っておくべきだな。あの日、俺は彼女に振られたんだ」

「ふ、ふられた?」

「もし、質問がすんだのなら、もう一度、話を戻そうか?」

意外な展開に、言葉を失うソンギョル。

 

~焼肉屋~

「乾杯!」「乾杯!」

クンクンからのメッセージを受信するオソル。

《カウンセリングは終わったよ。家に戻ってきてもいいよ》

オソル「悪いんですけど、もう、ここを出ないと。帰らなきゃならないの」

ジェミン「ええ、なんでだよ? なんで、こんなに早く帰るんだよ。もっといろよ。カラオケにも行ってさ、酔い覚ましのスープも飲もうぜ。もう少し一緒にいようよ。」

ヨンシク「たしかに、これはあんまりですよ、お姉さま。俺たち、ようやく一緒に集まれたのに・・・」

ドンヒョン「いや、今日はここまでにしよう。また、次も会えるさ」

オソル「そうよ、また、今度、会いましょう」

 

~ソンギョル自宅~

戻ってきたオソルを出迎えるクンクン。

「友達に会えて、楽しかったか?」

「ええ。あ、代表様はどこ?」

部屋から出てきたソンギョル、一瞬、オソルを見て、ぎょっとなる。。

「ああ、すみません。焼肉屋に行ってたので、臭いかもしれません。すぐ、洗ってきますね」

「いや、ゆっくりでいい。ゆっくりでいいし、そんなこと、気にしなくていいよ」

それだけ言うと、また、部屋に戻ってしまうソンギョル。

残された2人。

「(先生様のカウンセリングって)効果てきめんですね」

「有能だって言っただろ?」

 

電話に出るクンクン。

「ああ、アジョッシ・・・」 ← オソルのアッパのことです。

「(アッパ?)」

頷くクンクン。

「え? 恋人? 恋人なんていませんよ」

 

~オソルの自宅リビング~

見知らぬ女が、オドルに馬乗りになっている。

「放してくれよ」

「言いなさいよ、今すぐ、言いなさいよ」

「痛い! アッパ、この女、どっかおかしいんじゃないか? なぁ、来るように言ってよ。ヒョン、今、どこだよ? すぐ帰ってきてくれよ」

電話口に向かって、助けを求めるオドル。

「チェ君はどこなのよ?!どこにいるのか、言いなさいよ」

 

「聞こえてるか? 彼女、本当にイカレテルみたいだ。急げよ。とにかく、帰ってきてくれ。もうどうにもしようがない、急いで!」

今度は、クンと会話中のアッパをターゲットにする女。

「今、チェ君と話してるんでしょ? 彼を匿ってるの?」

「いや、そんなことないって。こっちに向かってるよ」

「いやぁ~~~~」

「放してくれ~~~」

アッパとオドルの髪をつかんで、振り回す女。

「なんで、彼を隠すのよ~~~」

阿鼻叫喚!(苦笑)

 

とりあえず、すぐに、ソンギョルの家を出ることにするクンクン。

「ちょっと待ってよ。なにかあったの?」

「あとで、説明する、あとで!」

あとで、を連発して、矢のように帰っていく。

「なんで、あんなに急いで帰るの?家でなにかあったのかな?」

呟いていると、部屋から出てきたソンギョルと鉢合わせ。

「チェ・ハイン氏は帰ったの?」

「ええ・・・なんか、いきなり急用だとかで・・・。どうしたんですか? なにか用事でも?」

「いえ、今夜は予定があったとか。誰かに会ってたの?」.

「ああ、ヨンシクやオッパたちと会ってました」

「ああ・・。ここにいること、話したのか?」

「いえ、彼らに話すのは、適切じゃないように思えたので・・・」

「う~ん」

そうか、そうかって感じで頷くソンギョル。

「久し振りに会ったんだろう?早く帰ってきたけど、もっと話したり、一緒にいなくてよかったのか?」

「いいえ、ただ、心配だったので・・・」

「心配だった? 俺のことが?」

「いえ、そういうことじゃなくて・・・その、ええと…あなた方二人はお互いにあまり良い関係にあるわけではないので、もし、喧嘩したらって心配だったんです。」

支離滅裂な説明で誤魔化しきれなくなると、

「ああ、肉なんか食べて来たから、臭いですよね、すぐ、シャワー浴びて着替えますね」

さっと、ソンギョルの側をすり抜けて、部屋に戻るオソル。

今のは、完全に、自分を心配してのことだと自覚しちゃったソンギョル。

心臓が大変なことになってるみたいです。

(ギュンサンって、こういう直接なポーズは、あんまり、可愛く見えないのよ)

 

洗面所で、

「どうして、いきなり、こんなにぎこちなくなるのよ」と当惑し、「しっかりするのよ、しっかりしなきゃ。」と自分に言い聞かせるオソル。

 

一方、引き続き、都合のよいように考えるモードのソンギョル。

《あれを見たのなら、知っておくべきだな。あの日、俺は彼女に振られたんだ》

じわじわと笑みがこぼれてくるのを抑えられないソンギョル。

ここ数日で、一番機嫌のよい状態で、冷蔵庫から飲み物を取り出そうとすると、洗面所から、オソルが出てきて・・・今度も、冷蔵庫の前で、ソンギョルと鉢合わせ。

「ああ、びっくりした」

「もうあがったの?」

「ええ、代表様、まだ、起きてらっしゃったんですか?」

「ああ、ちょっと、喉が渇いて・・・」

「私もです。 シャワーあびたからかもしれませんけど。お水が飲みたくて・・・」

「俺も、飲み物が飲みたくて・・・」

「お先にどうぞ」

「はい」

久し振りのふたりっきりが、ここまで嬉しいかっていうくらい、上機嫌なソンギョル。

視線をあわせないように、周囲をみまわしているオソルと、飲みながら、そんなオソルをずっと見続けているソンギョル。

ようやく、ソンギョルが飲んでいるものに、目を留めるオソル。

「ちょっと待ってください!」

「え?」

なにしろ、ソンギョルが飲んでいるのは、ジヨンからもらった「愛の秘薬入りワイン」!

「これ・・・飲んじゃダメな・・・、大丈夫ですか?喉、焼けてませんか?これ、すごく強いワインですよ・・・野草が・・・」

「うるさい・・・」

「大丈夫ですか?」

大丈夫じゃないみたいです。

「オソルさん、ここ、すごく暑くないですか?」

みるみるうちに、顔が真っ赤になり、首もとのボタンを外しはじめるソンギョル。

「え? ああ・・・」

「暑いな。なんだか、すごく暑いよ」

崩れ落ちそうになるソンギョルを、抱きとめるオソル。

「あの・・・ちょっと・・・」

「ああ、喉が渇く」

と言いながら、残りのワインもラッパ飲み。

「代表様、それ、水じゃないですよ。飲んじゃだめですってば!」

 

なんとか、部屋まで連れてきたオソル。

「入りますよ、もう少しですからね。・・・・もう、なんで、こんなに重いのよ? ホントに強いワインなんだから・・・ああ、ここ、段になってますからね、はい。ああ、はい、良くできました」

ようやく、ベッドに倒れ込む。

 

目を閉じたソンギョルをじっと見つめるオソル。

ためらいがちに、前髪に軽く触れ、そのまま、頬に手のひらを当てる。

この切なげな表情、いいよね。

「ごめんなさい。あなたの気持ちに気づかなくて・・・。その・・つまり、気づかないふりをして・・・」

その声に目をあけるソンギョル。

すぐに、離れようとするオソルの手をしっかり握りしめ、視線を反らさず、見つめ続ける。

 

(特別出演・ナ・ヘリョン(キム・ヘウォンアナウンサー役)、パク・キョンヘ(クンクンの恋人を名乗る女))

 

【エピローグ】

タブレットで、ネットニュースを見ていたソンギョル。

「なんだ?」

 

《“J氏は男性と住んでいる? キム・ヘウォンはおとりか?”》

《我々は、若い起業家J氏が、男性と同居していることを確認した。》

 

「これは・・・・狂ってる!!こんなの記事と言えるか? バカらしい」

「ん?どうした?あれ・・・これ、俺だ、え?恋愛? 二人とも可愛く見えるなぁ。どう?」

「おかしいだろう?」

「俺たち、付き合っちゃう?」

迫るクンクン。

「ああ、驚かせるなよ。おい、殴られたいのか?」
「いいよ」

「死にたいのか?」

「うん、殺して」
「どけ、どけったら!やぁ!あ~~~~~」
困ったときのBLモード。。。

腐女子はこ~ゆ~のは嫌いで~す♪

誰得?

 

★第12話に続く★

う~ん、進展と言えるのか、よくわかりませんが、やたら、クンクンが絡みますね。

そこまで、新鮮味が増したとは言えないところが、なんともはやですが。

 

 

OSTネタに触れてませんでしたが、ホガクの『COSMOS』いいですね。

病気になった時は、本当に心配でしたが、この歌声が戻ってきてくれたことが嬉しいです。


 

これ以外にも良く聞いてます。

『まず熱く掃除せよ』は、ドラマOST、シーンシーンに合わせて、バリエーション考えて揃えられていて、大当たりだと思います。

 

 ★『まず熱く掃除せよ』第12話に続く★