分割してます。

第10話(1)はこちらからどうぞ。

第10話(2)はこちらからどうぞ。

 

■ 第10話(3)

~オリーブチキン~
友達と話をしながら、化粧をしているサニー。
「人が、チキンを買って一人で家に帰るっていうのに、あんたは男とデートなのね。ああ、大晦日のデートなんて・・・ああ、でかしたわね!」
「今日のデートのテーマは、甘く温かくよ。」
入念にアイメイクをしていくサニー。

「デートの最中に、年を一つ取るところなんて、見せたくないけど」

~待ち合わせ~
道行く人の手に触れないように、不自然によけながら、待ち合わせ場所に急ぐ死神。
「少し、遅くなってしまいました。すみません。人にぶつからないように歩くのが大変で・・・。」
「でも、私が一つ年を取る前に会えたわ。普信閣にでも行きます?」
https://www.konest.com/contents/spot_mise_detail.html?id=496
※除夜の鐘付きイベントで有名


「その前に、手をつないでもいいですか?」
単刀直入すぎ。

「今? ここで?」
「待ちわびていたんです」
力強く、サニーにむかって、差し出す死神。

「人間って、進化する生き物なのね。私も、そんなに固い人間じゃないけど。私と手をつなぎたいの?」
うなづく死神。
「ええ」
「私もよ。私だって、手をつなぎたいし、ハグもしたいわ、キム・ウビンさんと」
それをきいて、別の意味でほっとする死神。
「でもね、私が手をつないでいるのは誰なのか、私が抱きしめるのは誰なのか、少なくとも、ちゃんと知るべきでしょ。まだ、私の質問に答えていないわ。本当に、あなたははキム・ウビンさんなの?それに、私の本名をどうやって知ったのかも答えてくれていないわ。今年のうちに、ひっかかってることをちゃんとしておきたいだけなの。あと2時間もすれば、新年よ。」

サニーもできるだけ、はなしやすい雰囲気を作ろうとしているのよね。
いたずらっぽい笑みで、死神に、問いかけるサニー。

顔色もさえなく、サニーの目をまっすぐ見られない死神。

「そんなに困る質問?」
「・・・申し訳ありません」

ああ、このときのサニーの失望感。


「わかったわ。終わりにしましょうか、私たち。」
はっと目を見開く死神。
「歩道で、車から遠ざけようと私を内側に押してくるのも、シャーペンで算数の問題を解くのを見るのも好きだけど、これ以上はむつかしいわ。あなたが私を振ったことにしましょう。これからは、もう、連絡してこないで。もし、どこかで偶然すれ違っても、挨拶もしないで。Happy New Year.」
去っていくサニー。後ろ姿を見送るしかない死神。

~トッケビハウス~
こちらは、コートにマフラー、完全に、外出の支度を終えているシンが、イライラしながら、椅子に座ってます(笑)
大晦日の23時半?
待ちきれず、ウンタクの部屋の前で様子を窺うシン。
何度もノックをしようとしては、思いとどまり・・・自分の部屋に引き上げる。

今度は、ウンタクが部屋を飛び出してくる。
トントントン
「アジョシ、アジョシ!」
「入れ」
ベッドの上に寄りかかっているシン。
「何の用だ。寝るところだが」
「その恰好で?」
「ああ。いつもそうしてる」
「あのね、よ~く聞いててね。」
「なんだよ」
耳を澄まし、外から聞こえてくる鐘の音がなりやむと同時に、「アジョシ、日付が変わったわ。新年よ!もう成人よ!きゃ~」
小躍りしながら、はしゃぐウンタク。
「それがどうした? なんで、コートなんか着てるんだ?」
「先約があるの。出かけるわ。だって、もう大人なんだもん」
「なんだって? こんな真夜中に先約だと?なに、考えてるんだ!」
「アジョシと出かけるのよ」
目にもとまらぬ速さで、ベッドから下りるシン(笑)
「だから、こうして、準備してたんだ」
「ばかみたい。。。いちいち、(アジョシと出かけるって)私が言うの?」
「おお、とにかく、言ってみろ。どこでも連れってやる。出かけたいんだろ?なにがしたい?」
「私の望み通りにしてくれるの?」
「お前が頼むなら、どこへでも」
「アジョシ、お酒、お酒、お酒飲みに行こう。屋台で、焼酎とチキン。ロマンティックだと思わない?どうしたの? 行くわよ!ロマンスを求めて~」

記念すべき、ウンタクとの大人のデートが・・・屋台で焼酎か、と気落ちするシン。


「さ、大人同士で乾杯よ」
一気に飲み干すウンタク。
「おい、大丈夫か?」
「ああ、ロマンティックよ。ああ、苦い」
可愛くて仕方がないシン。
「焼酎って、こんななの?」
「酒は、たいてい、苦いものだよ。それが甘く感じるようになったら、本当の大人になったってことさ」
「じゃ、もう一杯。ね、ついで。」
二杯めも一気。
「おお、あま・・・苦い」ガーン

そこへ、ならずものたちが乱入。

誰かと思ったら、大事故を引き起こしかけた引ったくりの自転車の男ね。
「おい、イケメン。ようやく見つけたぞ」

「なに、この変な雰囲気?」
ウンタクが、集団を見回す。
「アジョシが雇った人たち?」
「そうじゃないんだが、前にちょっと会ったんだ」

「やっぱり、この辺りに住んでたんだな。随分、探したぜ。おい、こいつだ。俺の手をこんなふうにしやがった奴だ。俺の手を、こんなふうに痛めつけておいて、自分は女をひっかけてるんだな。死にたいのか?」
「今日か? 本当に?お前の見た全部を言ってみろ。」
「こいつ、なに言ってんだ?」
「おもしろいもの、見せてやろうか?」
余裕しゃくしゃくなシンと、呆れるウンタク。
「つまみ、食べてろ。酒は俺と飲めよ。すぐに戻る。さ、俺たちの戦場は表だ。出ろ!」
多少、お酒が入ってるからね、そのまま、テントから、一瞬で消えちゃったシン。
「おい、あいつ、どこ行った?」
「だから、へんな野郎だって言っただろう。外に行くぞ」

屋台のアジュンマが、慌てて、ウンタクのもとに来て、
「ね、あんたの彼氏、大丈夫? あいつら、この辺じゃ、評判の悪いやつらだよ」
「ああ、大丈夫ですよ。そんな柔な、そこらの両班じゃないんで。それよりおばちゃん、焼酎、もう一本ちょうだいウインク
トッケビの新婦、余裕かましてます。

どこで拾ってきたの?そんなモップ(笑)


ちゃんと、棒だけにしました。
流れるようなキム・シンの殺陣が、かっこよくないわけないです。

人間のごろつき相手に負けるわけないので、ウンタクも、気楽に見物というか、すぐに興味をなくし、どんどん手酌で飲み進めてる。(笑)

宣言どおり、すぐ、戻ってきたシン。

「さ、もう一度、ロマンティックな夜に乾杯」
「おい、まだ、ロマンティックなのか?」
おおいに頷くウンタク。
「さっきよりもさらにね。薄暗い屋台、シンプルなおつまみ、苦い焼酎、馬鹿みたいな喧嘩。ぜ~んぶがロマンティックよ。あと、もうひとつ揃ったら、完璧になるわ」
「なんだ?」
「ファーストキスよ」
「え?」
「あのときのは、ただのポッポだったでしょ。そこ、動かないでよ、いい?」
椅子ごと、シンの隣に異動してくるウンタク。
積極的なウンタクに、怯えるシン(笑)
思わず、時間とめちゃった。
お店のアジュンマも、お客さんも静止画像(笑)。
深くひと息つくシンに、「ちょっとそれ、どういうこと?」
自分とのキスが嫌で、時間を止めたのか、とおもしろくないウンタク。
「お、おまえ・・・」
「私が、トッケビの新婦だって忘れたの? そんなの効くわけないでしょ。言い換えれば、あなたは絶対に避けられないのよ」
「避けたりするものか。最初のときだって、避けようとするのが大変だった」

気持ちが通じ合ったふたりの幸せなキス、おめでとう。

「完璧だわ」ラブ

 

~トッケビハウス~
その頃、死神は・・・・
あ゛~~~


ちゃんと、おうちに帰ってきてはいたけど、どんより、空気が重い。
「彼女が振られたのか、俺が振られたのか?」

う~ん、判断に苦しむとこだね。

~トッケビハウス~
一夜明けて、新年です。
「なにやってる?その他漏洩者」

新年だし、ふたりへの感謝を込めて、トック(お餅のスープ)を作っているというウンタク。


上差しこういうのです。

「メミルムク(トッケビの好物)も作ったわよ」
完全に目がハートになってるシン。
スキー場でのバイト代で、牛肉も奮発した、と大盤振る舞いです。
「あ、俺、牛肉抜きで」
偏食な死神(笑)
「OK🙆」

「二人が、霧の中を、まるでモデルみたいに、私の方に向かって歩いてきてくれたのが、昨日のことみたい。もう新年を迎えたなんて信じられない!すっごく怖かったんだけど、あの夜の二人は、本当にかっこよかった。あ、そうだ。ちょっと待っててね。ネギ、ネギを買い忘れちゃったの」
「トックにネギがないなんて考えられない」
「ネギは重要だ」
「いくか?」
「行こう!」


言葉一つで、男を働かせる術を持っている女と、この単純さに、女が絆されることを本能的に知っている男がいてこそ、人類は続いてきたんじゃないかと思います。

このドラマのこういうところが、好きなんだと思う。

逆行シルエットの再現よ。
セルフパロディーってやつですよ。

ちゃんとネギ持ってるし(笑)

「邪魔邪魔」とばかりに、後ろからきたバイクに、蹴散らされる二人。
「あの者は、俺たちに、歩道を歩けと忠告しながら、新年を祝ってくれたのだな」

「よい挨拶だ。このまま、行かせてやろう。新年おめでとう。」


これって、放映時期からいくと、視聴者向けの挨拶っていう感じでいいのかな。

~トッケビハウス~

無事に、ネギもゲットでき、ウンタクのトックを3人で食べることに。

ウンタクと微笑みを交わし、上機嫌なシンとは真逆に、サニーと別れたことを、シンとウンタクに打ち明ける死神。

「別れるとき、なんて言ったの?」

さすが、ウンタク、無駄なことは一切言わず、本質から聞き出します。(笑)

「“あなたが私を振ったってことにしましょう”って」

「それって、“私が振られたってことにしてあげるから、先に、あなたから連絡して”って意味でしょうが!むかっむかっむかっ

まったく、いい年をして、そんなこともわかんないのって感じで、スッカラを置くウンタクが、まるでヌナのようで(笑)


おお、そういうことなのか、とウンタクを称賛の眼差しで見るトッケビ推定939歳。

「私が何者かを聞いてきたんだ」
「うわ~、それは難問だわ。・・・となると、“直符使者”って言うのはちょっとネガティブな感じだから、“天使”ってことにしましょう。似たようなものでしょ。」

はげしく同情を寄せるシン。

「つらいだろうが、がんばれ。お前は成長過程だ。まだ300歳じゃないか。まだまだ、でかくなるぞ。」
お友達(!)の手の甲をトントンしてあげる(笑)

 

「なんだよ」

「なにか知ってるんだな?もし、答えが知りたければ、その人間に近づかないとな」

「どういう意味だ?」

トッケビの手を掴む死神。

ああ、死神の過去を読もうと?

「おい、何するんだよ、離せよ!」

「・・・全然、見えないんだな。温かいだけだ」

「おい、指、痛いってば!」

ようやく離す死神。

「おまえ、一体、なにしようとした?」

「トック、ありがとう」

ウンタクに礼を言い、部屋に引き上げてしまう死神。

「おい、俺の手!おまえ、なにしようとしたんだよ。不吉だ。切り落とすべきか?」

まだ、取り乱し、一人大騒ぎしてるシン。

すぐさま、その手に「ふ~」と息を吹きかけるウンタク。

「消毒よ。これで平気でしょ?」

「・・・だな。全部、平気になった」

あ~、お嫁さんがいるっていいね(笑)

「アジョシもこれで、無事に1歳年をとったし、トックのお返し、してくれるでしょ?」

 

さて、死神を外に連れ出したシン。

「なんだよ、こんなところに連れてきて。食料品の買い出しか?」

「あ!焼き芋だ」

なんて、わざとらしい(笑)

先に、焼き芋屋さんのところにいるウンタクとサニー。

 

死神とサニーのために、一計を案じたって感じのトッケビ夫妻。

バレバレです。

「まぁ、こんな偶然、あるんですねぇ」

戸惑う死神と、硬い表情のサニー。

「お二人とも、新年のご挨拶とかは?」

「私たち、道であっても挨拶しないことにしたの」

とにかく、ウンタクに目くばせされて、なんとかその場の雰囲気を盛り上げようとするシンが、圧倒的にダメダメで(笑)。

ま、そうでしょう。

白いコートの死神と、黄色いハーフコートのサニーを見て、「黄身と白身で、目玉焼き」って・・・。

3人に揃って、睨まれてる(笑)

さらに、「豆もやし」で追い打ちをかける。

さすが、武将。

躊躇いがない。

もう、ひどすぎて、死神すら、泣きそう。

あ、ずっと背中を向けてる「こぐまやき」のおじさんの表情は見えません・・・。

 

~トッケビハウス~

「アジョシのせいで、台無しよ」
「いや、だから、あいつらの服が・・・」

「ごめんなさい。この計画に、この人を呼ぶんじゃなかった・・・」

死神に謝罪するウンタク。

「もういいよ、結果的に、彼女には会えたんだから」

 

死神が部屋に入ってしまってからも、ウンタクの説教は続きます。

「しかも、なんで、お金も持ってないくせに、焼き芋を注文したりしたのよ。っていうか、完璧なはずの二人が揃いも揃って、5000ウォンすら持ってないってどういうこと?」

「俺も不思議だ」

「しかも、社長に払わせるなんて、いったいどういうつもりよ」

「私にも予見できない変数だったようだ。次は、ちゃんと現金をもっていくよ」

「もういいわ。今日はもう、何もしないで、アジョシのせいでミッションは失敗したんだから。」

「いや、そうじゃない。ミッションは失敗したが、おれたちは、得るものがあった。」

ウンタクから、焼き芋を取り上げようとするシン。

 

いつもの黒装束に着替えて出てきた死神。

新年早々、お仕事のようです。

「今日のコンセプトは、天使だったんだ」

今頃になって、白いコートを着てた理由をつぶやく死神。。。

 

部屋で、焼き芋をほうばるシン。

急に、以前、見てしまった10年後のウンタクの姿を思い出す。

 

終始、ハイテンションだったウンタク。

「私、ういてないよね? ふつうの旅行者っぽく見える? 旅慣れた人みたい?」

急に駆け出し、公園の露店のまえで、ネックスレスを欲しそうに見ていたウンタク。

「・・・かわいいな」

29歳になったウンタクが、それを身に着けていたことに気づくシン。

 

「つまり、あれを買ったんだな。その“代表”とかに会うために」

 

更に、もっと考えを巡らせるシン。

 

「あれを・・・俺が買ってやればいいのか」

思い立って、サンダル履きのまま、「どこでもドア」でケベックへ。

ほんと、羨ましい、この能力。

 

~別れの部屋~

「彼女は、私が彼女を振ったことにしましょうと言ったんですが、私には、まず彼女が私を振ったようにしか思えないんです。本当に、よくわかりません。」

「別れから、癒されるための時間は、ひとによって異なります。彼女をよりを戻そうとするよりも、まずは、あなた自身が立ち直るために集中したほうがいいでしょう。」

 

ん? これは、死んじゃうお医者さんから、カウンセリングを受けてるっていう状況なのかしら。 

 

「ああ、集中・・・。ご忠告ありがとうございました。どうぞ、お茶を召し上がってください。これで、あなたの記憶を消すことができます。」

「はぁ~、あんなに一生懸命勉強したのに。どうして、医師になろうとして賭けた青春を捨てなければならないんでしょうか。あなたが、私の最後の患者でした。」

やっぱり・・・。(泣)

 

お茶を飲み干す医師。

「お時間をいただき、ありがとうございました。」

 

これもまた、ひとつの運命っていうことなのかな。

 

~トッケビハウス~

ケベックから戻ってきたシン。

ピンクの紙袋を持ってます(笑)

 

ユ会長が、リビングで待っていました。

「お帰りなさいませ、旦那様。どちらにいらしたのですか?」

「ちょっと、買い物に出ていた」

「人恋しくて寝付けなくなりまして・・・旦那様と碁を打ちたくなりました。ここの屋敷の銀食器やろうそく立ても磨きにこなければなりませんな」

「良き日を選んで、私がやるから、心配するな。では、久しぶりに一局やるか?」

 

「俺が、小さかったお前に教えてやったというのに、最近は、まけてばかりだな」

「私の人生で、これしか必死になってやっていないからでしょう」

「俺が一生懸命やっていないとでも?」

そのとき、なにかにきづいたシンの 動きがとまり、指から碁石が意味のない盤面に落ちてしまう。

幼い頃に戻ったように、はしゃぐユ会長。

「どうされました、旦那様。もうどこにも手はありませんよ」


ああ、きっと、シンには、見えてしまったのね。

 

神:不滅の人生を生きながら、お前を愛する者たちの死を見ることになるであろう。たとえ、たった一つの死でさえも、忘れえぬものになるであろう。

 

床屋にきているユ会長。

「どこか、良いところにでもお出かけされるようですね?会長様」

「私も、そうだといいと願っているんだよ」

 

会長自身も自分の死期が近いとわかっているようです。

 

階段に腰掛け、考えているシンの隣に、腰を下ろす死神。

「昼間から、酒を飲めるのはいいよな」

「昼間の酒は、飲んでも寒すぎる」

「なにか、あったのか?」

「もうすぐ、名札を受け取るぞ」

「チ・ウンタクか?」

「いや、ユ会長だ」

「ユ会長には伝えたのか?」

「人間にとって、死期を知ることは、なにひとついいことなどない」

「じゃ、トクファにはどうする?あいつは知っておいたほうがいいんじゃないか?後悔しないよう、伝えてやるべきじゃないか?」

「死を前にすれば、すべてが後悔だ。ユ会長がお前のことを訊ねたよ。“お友達はどうされていますか?”とね。」

「おそらく、全部わかってるんだろうな」

「なにについてだ? お前が振られたことか?」

苦笑する死神。

「(サニーに)連絡したのか?」

「できないよ。連絡したら、今度こそ、真実を告げなければならないだろうから」

「どこからどう見ても、直符使者にしか見えないのにな。なんで、彼女は気づかないんだろうか?」

「それだけか?」

「なにが?」

「サニーさんから何を感じ取った?」

「あるさ」

「あるのか?」

「彼女は、その名にふさわしくない。俺の妹と同じ名前だぞ。お前たちが別れてくれて、せいせいしてるよ。彼女に会うと、なぜかいつも、いらつくんだ。それに、なんのセンスもないだろう?」

 

「サニーさんのことをそれ以上、悪く言うな」

「おい、彼女の味方かよ」

「お前に、まだ言ってないことがある。俺、サニーさんの前世を見たんだ」

「秘密だって言ってたじゃないか」

「サニーさんは、お前の妹の生まれ変わりだと思う」

「サニーさんが? おまえじゃなく?」

「サニーさんの前世の顔は、お前が持っているあの巻物の女性の顔と一致しているんだ」

「確かか? 他に何を見た?」

「俺が見たあの人は、宮殿の中央に立っていた。高貴な白い着物を身にまとっていた。胸に矢を受け・・・血を流しながら崩れ落ちた。」

「それは、俺が話したことじゃないか。着物のことや、矢のことまでは言わなかったかもしれないが・・・。他には? ほかに何か見たのか?」

「輿のようなものに乗っていて、小さな窓を開けて、誰かに笑いかけていた。笑いながら、こう聞いたんだ」

 

「今日の私、綺麗ですか?」

彼女の問いかけに答える声が聞こえた。

「「不細工だ」」

 声が揃うシンと死神。

 

「お前の妹で間違いないのか?」

「ああ、そうだ」

 

過去と現代。

キム・シンとソン。

 

そして、さらに、年齢を重ねた王の姿が・・・・死神。

このワンカットだけで、この荒んだ感じ。

見ただけで、悶絶。



★11話に続く★

1話1話が本当に、濃いです。


放送中に、名シーンのセルフパロディーまで入れ込んでくるって、どんだけサービス精神も旺盛なの。

それとも、先にやっちゃえば、バラエティーで生半端にいじられることもないって計算?


ドンウクの血走った涙目が、本当に死神ぽくってこっちまでうるうるです(;_;)

国と皇帝と一族とその国にすむ民のために、命をかけて戦い、人々から軍神とまで称賛されたにも関わらず、後世に名を遺すことがなかったキム・シン将軍の生きざまが、ようやく語られました。


ウンタクはウンタクで、あんなに孤独だと思って過ごしていた日々の裏で、ジョンヒョンと母に守られていたことに気づいたシーン、泣きました!

泣けました!


キム・シンとソンの兄妹愛も、予想以上に良かったです。

輿に乗りながらのやり取りで、どれだけお互いを思いあっている兄と妹だったか、手に取るようにわかるし。

みんなに愛された花のように美しくて、かわいくて、それでいて賢く気高い王妃ソンを、キム・ソヒョンがピッタリ照準合わせてくるし。


誉めるとこが一杯のドラマは、ストレスフリーですおねがい



★第11話に続く★