さて、最終回です。
いろいろ盛りだくさんですが、一つ一つ見ていきますね!
放送は終了しておりますが、ネタバレOKの方のみ、おすすみください。
■『推理の女王2』第16話(1)
~チュンジン署正面玄関~
「コ・シワンに間違いないのか?そこは、どこだ?死体はどんなだ?いつ発見された?」
大声で、携帯から入る一報に対し、質問攻めのケチーム長を先頭に 1チームが現場に向かって、チュンジン署を出ていく。
MC Jay 「コ・シワン?」
耳に飛び込んできた、コ・シワンの名に、胸騒ぎを覚えるMC Jay 。
~漢江沿いの通路~
鑑識チームが、現場写真を撮ったり、停止線が周囲に貼られたりしている。
シワンが~~
練炭の燃えカス。
現場で、義務警くんと共に、シワンの車の側を警備するMC Jay。
MC Jay「ちょっと前に、一緒に飲んだばかりだったんだ。こんなことする奴じゃないんだ・・・」
MC Jay の言う通りよ。ミジュに一途な、熱くて、いい奴だったのに。
悔しそうに、唇を噛みしめ、涙をこらえるMC Jayを隣で見守る義務警くん。
車で駆けつけたワンスンとソロクに気づいた義務警くんが、停止線を持ち上げようと準備する。
なんとか、車に近づいたものの、まともに、シワンを正視できないソロク。
そんなソロクの、小さな肩に手をおくワンスン。
「こんなの嘘よ。一緒に犯人を捕まえようって言ったじゃない。」
検証が進む中、ケチーム長、ソロク、ワンスンがじっと佇んでいる。
ソロク「車、練炭、遺書、自殺・・・昔と同じだわ」
ワンスン「自殺? コ・シワンは、車を持ってさえいないのに、なにが自殺だよ?こんなのありえない。イ刑事、まず、車両の照会を頼む」
路地に追い詰めたシワンをクルマに載せ、運び出す実行犯。
大柄なシワンを車に運び込むのだけでも、相当な重労働だと思うけど、この人は特殊部隊出身とか傭兵出身者なの?
ソロク「車の中なら、何が起きたのか、誰にもわからないし、悲鳴も漏れない。もし、防犯カメラや車載カメラさえ、避けられれば、殺人には完璧の場所よ」
ドアの指紋をふき取り、練炭に火をつけると、車の中に置き、姿を消す男。
ソロク「それに、車は、中にスペースがあまりないから、証拠を消す手間も費用も最小限で出来る」
車内の指紋を念入りにふき取り、ハンドルにシワンをもたれかけさせる。
全部の指紋をふき取っちゃったけど、シワン、素手なのに、どうやって、車に乗ったってことになるのよ。
口さえ封じてしまえば、すでに、自殺だと装う必要すらないって意味なのね。
ソロク「だから、彼を捕まえることができなかったのよ・・・長い間」
ワンスン「長い間?」
ソロクの言葉に、ひっかかるワンスン。
自分の言葉に、目を閉じるソロク。
ケチーム長「前に何度もあったと言いたいんですか?」
ソロク「自殺に見せかけた他殺。経験を積んだ黒幕がこの背後にはいるのよ」
ケチーム長「アジュモニの想像力にはついていけない・・・」
涙をこぼしながら、ワンスンに訴えるソロク。
「同じやり方なの」
「たしかに同じだ・・・2007年のあの事件と」
「11年前」
「シンイン洞コギョンピョン峠・・」
両親の乗ったタクシーに泣き叫びながら、近づこうとして、警官に止められるソロク(当時高校2年生)
ソロク「遺書、練炭、そして、車、マニュアルに従って実行された殺人よ」
ワンスン「キム室長がこれに関与しているんだ」
~チュンジン署面会室~
ジュソク「早く、ここから出してくださいよ。すぐにここから出ないと、おかしくなる!」
(電話)チスン「ええ、彼があなたと話したがってます」
携帯を、ジュソクに渡すチスン。
キム室長「アイゴー、また別の事件を起こしたそうだね」
ジュソク「刑事が潜んでたんだ。あなたが完璧に対処してなかったからだろう?本当に、キム室長なのか?」
ジュソクの言いぐさに、さすがに、電話の向こうで、怒りにふるえるキム室長。
あ~あ、これはかなり、怒らせたね。
キム室長「それなら、私にどうしろと?」
ジュソク「いますぐ、ここから出してくださいよ!」
キム室長「ロースクールの学生なら、そんなこというもんじゃない。そんなことできないのは、君もよくわかってるはずだ」
ジュソク「僕は、あなたが考えてる以上に、いろいろ知ってるんですよ、キム室長」
乱暴に電話を切るジュソク。
キム室長「最近の若者は、礼儀を知らないな。自分の尻ぬぐいもできないくせに」
チスンに直接訴えるジュソク。
ジュソク「僕は、もうこんなところ、1分だっているのはごめんだ。ベッドもないし、臭くて汚いし」
チスン「君自身で舞い戻ってきたんじゃないのか?」
ジュソク「もし、ここから出すことができないなら、少なくとも、一人になれるところに移してくれ。ここに捕まってるのは僕だけじゃないんだ」
チスン「つまり、他の人は大勢で詰め込んで、君だけは一人で使いたいと、こういうことか?」
ジュソク「署長をよく知ってるんでしょ?それくらいできるはずですよね。」
~シワンの死亡現場~
鑑識がチェックした後、ビニールに入れられた遺書を受け取るワンスン。
ギョンミも出動していたのね。
ソロク「ギョンミや、殺人者の指紋は発見できなかったでしょ」
ギョンミ「それどころか、死亡者の指紋ですら見つけられてないわ、手袋もしてないのに」
丁寧に指紋採取作業を続けるファンチーム長。
ファン「一体、なんなんだ、これは。この車の中には、なんの痕跡もない。一部分の指紋ですら見つからない。こんなに徹底的に掃除された車内を見るのははじめてだ」
ギョンミ「どうして、一切残されてないってわかったの?」
ソロク「指紋は選んで消すことができないからよ」
ギョンミ「誰かが意図的に消したって言ってるの?」
「うん」頷くソロク。
~チュンジン署~
ジュソクとの面会後、一人肩を落として、廊下を歩くチスン。
~回想~
ジュソク「それに、ハ・ワンスン刑事は弟なんでしょ?あなたたち2人で、俺をわずらわせる気?」
チスン「なんだと?」
ジュソク「怒らないでくださいよ。ところで、弟さんは、教授のことを知ってるんですか?留置場にいる間に、全部言うべきなのかな」
それだけはさせられないと決意した目のチスン。
キム室長に連絡を入れるチスン。
「ジュソクがとても不安がっています。彼を落ち着かせる方法を見つけてください。釈放を約束しないわけにはいかなかったんです。・・・ええ」
~シワンの遺書~
自分がミジュを殺したという大嘘が、タイプ打ちされた遺書を読むワンスン。
ソロク「自分がやったと告白してるんでしょ?なぜ、彼女を殺したとか、どこにどうやって 死体を捨てたかとか、なぜ、自殺するのかってことが書かれている。」
ワンスンとソロクの様子に気付き、離れたところから、近づいてくるケチーム長。
ケチーム長「アジュモニ、そんなふうに証拠にさわっちゃだめだ。法律に触れてる。困った人だな。」
言うことは嫌みっぽいけど、職務としての注意っていうより、ケチーム長なりに、ちゃんとソロクのこと、守ってくれてるんだよね、絶対。
ソロク「私は・・・」
ワンスン「アジュマは、コ・シワンの遺書のことじゃなく、11年前の事件について話してるんだ」
~回想~
前シリーズの終盤で、入手したソロクの両親の事件に関する調書。
ソロク「アッパの筆跡よ。でも、これは、アッパが書いたものじゃないわ」
ワンスン「自分で書いたのに、彼の遺書じゃない・・・」
ソロク「誰かが書いたものを、アッパが書き写したのよ。この遺書こそが、アッパが殺された証拠よ。」
改めて、ケチーム長に説明するソロク。
ソロク「人が遺書を書く時は、興奮状態にあるものです。だから、大抵、矛盾したりするものでしょ。理解してほしくて残すものだから・・・。」
ワンスン「だが、シワンの遺書は、まったく矛盾がない。目的があるからだ」
ソロク「犯行の自供・・・」
シワンの孝試院で見たパソコンを思い返すケチーム長。
「なんで、証拠がこんなに近くにまとまってるるんだ? まるで、俺たちのために配置されたようじゃないか。」
ウ警監も到着。
ウ警監「容疑者は自殺したのですか?」
ソロク「容疑者じゃありません、彼は自殺もしてません」
ワンスンから遺書を受け取るウ警監。
ウ警監「ずいぶん、旧式だな」
ソロク「11年前にも使われたやり方です」
ソロクを見返すウ警監。
ソロク「なぜ、そんな古いやり方を使うんでしょうか?」
ウ警監「最新の方法であれば、私に回されるからだ」
かっこいい!
ワンスン「チーム長。キム室長ですね?」
ウ警監「キム室長?」
まだ、明かさないつもりなのかな。
署長とキム室長。
「あっけなかったな」
囲碁投了。
「簡単に勝ちすぎる・・・おもしろくない」
「では、もう一度、対局しましょうか?」
「結構だ。留置所のある人物が快適に拘留されたいと望んでいてね。彼に部屋を与えてやってほしい。すぐに釈放されるだろうし」
「わかりました」
「あと、なんでも食べたいものをたべさせてやってくれ」
「はい」
言いなりのシン署長。
「留置場になにか食べ物を届けろ。ピザとかチキンとか、寿司など。出前を頼みたいそうだ。考慮してやってくれ」
~現場~
運ばれていくシワンの遺体を見送るソロクとワンスン。
ソロク「ごめんね、こんなふうに死なせてしまって・・ごめんね。私が、なにがあっても必ず犯人を捕まえるわ。背後に誰がいようと関係ないわ。こんなことが二度と起こらないようにしてみせる」
ソロクの腕にポンとふれて、行こうと促すワンスン。
ソロクのために助手席のドアを開けた時、なにかを思いつき、ウ警監にちかづいていく。
シワンが乗っていた車を調べているウ警監。
ワンスン「もうそろそろ、我々に話してくれてもいいのでは?」
ウ警監「なんについて?」
ワンスン「キム室長について・・・」
ふりむくソロク。
~ワンスンの車内~
ウ警監「キム室長が証拠をでっちあげるやり方は完璧だ。失敗したことはない」
ソロク「でも、失敗しました」
ソロクの言葉に驚くワンスンとウ警監。
ソロク「シワンの友達のなかに、盗撮カメラで遊んでる人間がいます。友達というほど親しくないですけど・・・」
ギボム、お久しぶり。。。っていうか、ドンハ、ああ、明日(5/1)入隊だって~~、デウンも久しぶり~~。
ソロク「あの子たち、面白がって、カメラを仕掛けてるの」
ワンスン「あいつらが? いつ勉強してんだ?」
ソロク「前に、シワンが、デウンに“ギボムが孝試院の中も記録を取ってる”って言ってたのよ」
シワン「ギボムとデウンが一緒にやってるんです。でも、(孝試院では)見つけられなかった。通報してやろうと思いました。どうあっても、あいつらには我慢できない」
ソロク「でも、カメラをみつけることはできなかったって」
ウ警監「じゃ、まだ、そこに設置されてるってことか?」
ソロク「確かじゃありませんけど。すぐに見に行くべきだと思うんです。」
ワンスン「カメラになにか映っていればいいが」ソロク「もし、カメラが作動していたら・・・」
ワンスン「遺書は、シワンのノートパソコンでタイプされたものだ。孝試院の部屋は狭い。カメラに全部記録されてるはずだ」
ソロク「とにかく、急いで。もし、キム室長が先に見つけたら・・最後の証拠がなくなってしまうわ」
キム室長「盗撮カメラだと?」
早速、配下の男が、シワンの部屋に忍び込み、部屋中をくまなく調べる。
随分、分かりやすい場所に、大胆に仕掛けてあったよ(笑)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180501/08/hypervivi/15/ac/j/o0566031114181406202.jpg?caw=800)
カメラを取り出す男。
とうとう、実行犯逮捕!!
ちょうど、到着したワンスンたち。
頭が一杯で、確認もせず、すぐに、車から降りようとしたソロク。
すぐ側を通りすぎる車。
「アジュマ、気を付けろ。車が通り過ぎたぞ。こんなときこそ、しっかりしろ」
心ここにあらず、こんなに大声で注意されても、半分、聞いてない感じのソロク、すぐに車から降りてしまう。
やれやれ・・・なワンスン。
どんなときでも、命の恩人💓
ワンスンがちゃんと、正気を保ってて、安心する。
今のソロクは、シワンのこともだけど、自分以上にワンスンのことも気がかりなんだよ。
ケチーム長「おい、お前が2チームなら、まず、お前のチーム長に依頼しろよ。同じチームでもないのに。なんなんだよ」
パトカーに乗せられた男を見つめるソロク。
ウ警監「どうしました? ハ警衛を戻してほしいんですか?」
ケチーム長「お宅のチームには、特殊能力が必要です。結構です。」
「さあ、容疑者の携帯だ」
携帯をワンスンに渡すケチーム長。
~回想~
今朝、シワンの死を知らされた時、ボグク社長(キム室長)と一緒にいたワンスン。
ワンスン「なんだって?どういう意味だ?コ・シワンが遺体で見つかっただって?・・・どこで?わかった、すぐ行く」
ワンスンの電話を背後で聞いているキム室長。
素早くワンスンの首元に、盗聴器を仕掛ける。
キム室長「おい、お前のジャケットは随分汚れてるな」
わざと、埃を払うふりをして誤魔化す。
車に乗り込むときに、思いついたのは、このときのしぐさだったのね。
おそらく、自分の首元になにかあることも気づいてる。。。
この角度、むっちゃ好き!
そのあと、キム室長のことをわざと、ウ警監に訊ねたりして、揺さぶったワンスン。
ウ警監「彼は、この携帯で電話してきていた」
そのとき、電話がかかってくる。
『発信番号非通知』
皆に見せるワンスン。
ウ警監「でてください。どこからかけてるか調べよう」
電話に出るワンスン。
キム室長「コ・シワンのカメラは見つけたか?」
予想していたとしても、そりゃショックよ!
無言の電話を怪しむキム室長。
何も話さず、携帯を降ろしたワンスンを見て、複雑な思いのソロクたち。
★第16話(2)に続く★