本国での放送は終了しましたが、ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 

『推理の女王2』第13話(1)

~ヒヨンの車中~

ああ、桜がキレイ。

「ソロクさん、ご結婚はされないの?」
ソロクに、この質問をぶつけてくるヒヨンの気持ちを思うと、やはり複雑です。
いろいろ言いたいことも、聞き出したいこともあるだろうに。

「結婚してたんです。今は離婚しましたけど」
「ごめんなさい。誰かいい方がいたら紹介しようと思ったの」
ヒヨンのことだから、離婚歴のあるソロクのこともある程度、調べはついてると思ってたんだけど?
揺さぶって、ワンスンと、どーなってるのかを聞き出したいのかな?
でも、あの指輪を見てるのにな。

ソロク「私、あまり“愛”に関心がないんです。」
このソロクの返しは、ヒヨンにとって予想外の返答だったかな?

ヒヨン「“愛”なしで、こんな辛い世の中を生きる意味があるのかしら?」

「愛には、そんな強烈ななにかがありますか?」
「人を愛したことがないみたいだわ」
「よくわからないんです。愛なのか、そうでないのか・・・」
思い浮かべるのは、当然、ワンスンのこと。

~回想~
「すまない・・・ご両親に何が起きたのか、俺が犯人を捕まえたかったのに・・・ここまでだ」

愛するソ・ヒョンスを探し、真相を探るために、すべてを懸けてきた刑事の職も犠牲にして、ソロクの側を離れようとしたワンスンの、病室での別れの言葉。

愛なのかそうでないのかを想うとき、このときのワンスンを思い描くのなら、愛をキャッチできない人ではないよね。

両親の死の真実を探ろうと孤軍奮闘してきたソロクの人生で、唯一、理解を示して寄り添い、ともに進もうと言ってくれた人。


ヒヨン「愛に気づかない人なんていないわ。とてつもなく、強い感情なのに」

~回想~
《私のせいで、ハ刑事さんがまた、怪我をするなんて、嫌なの!》
《一人でなんて無理だ。一緒に、一緒にやろう!》

《アジュマらしくないぞ。どうした?終わらせるまでは終わりじゃない!行くぞ!》
差し出された手。

そして、こうしてみると、ワンスンの愛は、常に、温かくてとてもストレートだ(笑)

ソロク「ただ、いつも一緒にいて、一緒に、お互いを助け合って、そういうのがいいんです」

ヒヨン「友情でしょ、それって?」


うわ、即断!
ソロク、目をぱちくり。

ヒヨン「私は、自分の好きな人が、自分のことをよく知っているなんて嫌だわ。」
ソロク「もし愛したら、その人の心の底まで、わかりたいと思うんです」
ヒヨン「奥底まで美しい人なんていないわ」

ヒヨンの言葉の意味を測りかねるソロク。


~病院~
(撃たれたってことは、ウ警監は、キム室長サイドじゃない)
「とにかく、今日は、助かった」
松葉杖がぎこちないウ警監、お礼の言葉もまた、ぎこちない。。


「同じチームじゃないですか?構いませんよ。傷も深くなくて良かったです。さっきの顔を見てたら、死ぬのかと思いましたよ」
「傷は深くなくても、痛いものは痛い!銃弾が腿をかすめたんだから」
「はいはい。とにかく、一旦、家に帰りましょう。だれに会うつもりだったか、知りませんが、普通の人間とは思えません。CCTV にも一切映ってませんでした。行きましょう」
ワンスンの言葉を聞き、不思議そうなウ警監。
「7番から移動する周辺すべての防犯カメラを外すことができるのか?」

~ギョンミとソロクの自宅~
チャイムがなって、表に出てきたソロク。
ワンスンを見るなり、あからさまに、不機嫌になる(笑)
「なによ、高速道路の真ん中に捨てたくせに。」
「人が聞いたら、本当に捨てたって本気にするだろう?ちゃんと、パーキングエリアに下ろしたじゃないか」
「ほとんどいっしょじゃない・・・」
拗ねて家に入ろうとするソロクの袖をつまみ上げ、引っ張るワンスン。
「なにするのよ!引っ張るの、止めてよ!」

やめません(笑)


桜並木でのお散歩デートに連れ出すワンスン。
「悪かった!アジュマがポテトを買いに行ったとき、キム室長が逃亡したって連絡がきたんだ。俺が来ると聞いて、ビビったんだろうな」
「キム室長に会えたの?」
「いや、逃げた奴を見た人はいる」
「もう言い訳する必要はないわ。騙そうとしたことはわかってるから。」
「どうやって、アジュマを騙せるんだよ、幽霊の方がましだ」


じゃあ聞くけど、とばかりに、立ち止まるソロク。
「キム室長には、会えたの?会えなかったの?」
真剣な顔のワンスン。
「ウ警監に会った」
「え?」
これには、ソロクもびっくり。

「ウ警監がキム室長に会いに行こうとしていた。だから、彼のあとを追ったんだ。だが、キム室長はそこにいなかった」
「なぜ、ウ警監はキム室長を追っているの?」
「知らないよ。ウ警監は俺には何も話さないんだ。だから何もわからない」
「親しくなればいいでしょ。一緒に住んでるんだから」
「俺がアジュマのせいで、どれほど苦労してるかわかるか?なんで、ウ警監の家に部屋を決めたんだよムキー

「料理してあげて。家のなかも掃除して、ウ警監にアピールするのよ。ああ、でも、あなたは、そういうタイプじゃないわね。いいわ、私がやる。ちょっと飲みに誘って、爆弾酒飲ませればいいのよ。」

他の男に酒を飲ませるなんて、恐ろしいことを平然と言われて、思わず手で押しとどめちゃうワンスンもチョア♪
「アジュマがなぜ?一緒に住んでるのは俺だ。俺がやればいいだろう!」
「じゃ、やってみれば?」

ソロク「ところで、この近所のバーバリーマン、いなくなったでしょ。最近、静かじゃない?」
ワンスン「なぁ、今は、外に出るには寒すぎる。あいつらだって、人間だぞ。暖かくなったら、また出てくるさ」
二人とも、鼻真っ赤!
特に、チェ・ガンヒ、肩や背中に力が入ってて、ものすごく寒そう。

そんな二人の後ろを通り過ぎる青年(バーバリーマン)。


ちょっとだけソロクたちを見てるけど、なんかあるの?
男連れだから、襲えなくて残念とか思ってるってだけ?

「桜が満開になる頃・・・あいつらもこうして」
バーバリーマンのように、前を開くポーズをするワンスン。
「そうなのかな?なんか変だわ」


~チュンジン署~

本日も、爽やかに出勤してきたケチーム長。
そして、その爽やかさを奪う“57通女”。
「ケチーム長💛」
「ユ・ソロクさん・・・何ですか?」
「チュンジン署のエースであるチーム長が出勤されてくるのを待ってました!」

それをきいて、嫌な予感しかしないケ・ソンウ。
「ああ、もうそういうのしなくていいから」
「私の電話に出てくれないから・・・」
「スパム設定したって言いましたよね。これはストーカー行為ですよ?」
「ちょっとだけお時間をいただきたいんです。チーム長💛、チーム長?」


「俺は、暇な人間じゃないんだ!!」

キ・ヨンソプの派遣会社にやってくるソロク・・・と、天を仰ぎながら入ってくるケチーム長。

ソロク「イ・ヨンスクさんは、朝まであの家を見張っていたけれど、チャン・ミョンフンさんは出てくることはなかった・・・。」

《チャン・ミョンフンさんではありませんでした。もし、そうなら、私が彼を見間違うはずありません。一晩中、待っていたからです》

ケチーム長「3月21日午前4時30分、大きなカバンと共にあの家から出てきた彼を目撃した人がいる」
ソロク「顔は見ていません。ただの推測です」
ケ「じゃ、チャン・ミョンフンさんの鍵がここで目撃されたのは?」
ソ「彼の鍵を見ただけであって、彼を見たわけではありません」
ケ「変だな。じゃ、それは誰なんだ?」
ソ「チャン・ミョンフンさんではありません。でも、彼は失踪した、大きくて重いカバンとともに・・・。殺人です。大きなカバンだったと証言してます。死体が入るくらいの・・・」
ケ「死体?」
思わず笑いだすケチーム長。
ソ「この会社は、セメントや専門工具などで散らかってます。ここでなら、死体を処分することくらい、可能です」
ケ「本当に、すごい想像力だ。だが、そのカバンなら、捜索したときに発見されてる。」


中身を見せなかったのはわざと?
ま、この時点では、石が入ってるだけです。


ケ「そのカバンからは、血痕は出なかった」
ソ「指紋はどうですか?」
ケ「たくさんの人が触っていて、重なった指紋ばかりで、検出不能だった」
ソ「ここを全て捜索したんですよね?」
ケ「なにも見つからなかった」
ソ「科学捜査の技術は、この7年ですごく進化してます。もう一度捜索すべきです。何か見つけられるはずです!」
ケ「令状もなく、そんなことできると思ってるのか?我々は全てを通して捜索しても、7年前、何も見つけられなかった。文句をいって大騒ぎになるぞ」
ソ「それに関しては、全く問題ありません。今なら、キ・ヨンソプさんは留置場だし、家庭内暴力で逮捕もされてる。ここだって、犯行現場の可能性がある。ね、捜索する必要があるでしょう?」
呆れすぎて、微笑みすら浮かべるチーム長。
ソロク「指紋は、ファンチーム長に言って鑑識にお願いしなくちゃ!」

~科捜ラボ~
コンコンコン
「ファンチーム長💛」
「誰だったかな?」
「私です」
「ああ、私の照射ライトを勝手に盗み出したうちの1人、行政職員のユ・ソロクさんか。」

ギョンミ《しばらくは、科捜ラボに来ちゃダメよ。あんたのためを思って言ってるのよ。ちょっと前に、シン巡査が来て、崩壊したわよ》


当然、無策で来るわけない!
ソロク「これ。チーム長がインタビューを受けた『サイエンス タイムズ』です。これを見て、感激してしまって、買ってすぐにここに来たんです。この写真、最高です」
ファン「これは予定より早く出回ったようだね」
ソ「お忙しいようなら、またにします!」
フ「ちょっと待った。」
難攻不落の扉はあっさり開かれました。(笑)


ギョンミと目を合わせ、サインを交わすソロク♪

絶妙に、雑誌をくるくると見せびらかしながら、ファンチーム長の歓心を煽るソロク。


「それで、どうして、その写真を持ってきたのかね」
「あ、チーム長、7年前の血痕を鑑定することは可能ですか?」
「まさか、7年前の事件の鑑識の依頼なんて言わないだろうね」
おもむろに(予定通りだけど)立ち上がるギョンミ。
「あのね、7年前の血痕の鑑定なんて、あんたが言うほど簡単じゃないのよ!その分野での第一人者はオ博士って言われてるの。うちのファン教授はオールマイティじゃないのよ」
「ああ、そういうものなのねショボーンショボーンショボーン

さも残念がるソロク。(笑)
「ちょっと待ちなさい!どうも誤解があるようだ。別分野で著名だからといって、オ博士が、血痕の鑑定において、私より優れていると言うわけではないのだ。」
やった、餌に食いついた!
釣り師二人(ソロクとギョンミ)が、内心、ガッツポーズ!


~強力2チーム~
松葉杖をついて出署したウ警監に、ワンスン以外
驚く。
コン刑事「大丈夫ですか?」
シン巡査「一体どうしたんですか?」


ウ警監の代わりに説明するワンスン。
(撃たれたなんて言えないし・・・)
ワンスン「ちょっと、車に接触しただけだ。絆創膏ですんだし、数日、消毒すればいい。医者は、杖だって必要ないって言ってたのに、使うって主張してきかないんだ」

ウ警監「2週間のどこが、数日だね」
ワンスン「軽い自動車事故なんて、2週間もあれば十分ですよ」

シーズン1で、ボッコボコになったときもすぐ退院してきちゃうような、ワンスンの言葉を参考にする人はいません。

コン刑事「お手伝いしますよ」
シン巡査「私がやります」

ワンスン「杖なんて必要ないのに。一人で歩けるんだぞ」
ウ警監「結構だ。借りを作るのは嫌なんでね」
シン巡査の手助けをお断りするウ警監。
杖でわざと、ワンスンの椅子を叩いたり、(≡^∇^≡)、オチャメなウ警監。

ワンスン「アジュマはどこ行った?」
コン刑事「あ、ちょっと前に、ケチーム長とどこかに出掛けましたよ」
ワンスン「ケチーム長?」
コン刑事「最近、あの二人、妙に仲いいですけど、たぶん、付き合ってるんじゃないですかね?
ワンスン「バカなこと言うな!」

立ち上がって全力で否定!
シン巡査「さっき、鑑識のラボに行きましたよ」
ウ警監「さ、みんな揃ってることだし、ミーティングを始めよう・・・ハ警衛!」
止めるのも聞かずに、席をたつワンスン。
漫画なら、まさに全身、炎が吹き出た状態ですね。(笑)



ウ警監「どこ行ったんだ?」
シン巡査「科捜チームです」
当然でしょ、っていう雰囲気のナラのほうが一枚上です。

 

~科捜ラボ~
ようやく手にした自分の表紙の科学雑誌をみて、満足げなファンチーム長。
「ま、悪くはないな。もう少し、下顎辺りをシャープにすべきかな。ちゃんと感じが出ていない。どう思う?」
「私は、教授のシャープな鼻のラインが際立たせるのに失敗しているところが、気に入りません」
さすが~ギョンミ
「ギョンミ、君はわかってるね」

ファンチーム長がご機嫌になったところで、ワンスン登場!

「アジュマ、ここにいたのか?探したんだぞ。ここには近づくなと言っただろう」

「おお、ハ警衛」
これ見よがしに雑誌をアピール(笑)
「ナンですか?」
「まだ、見てないのかね?」
「なんで、俺がこんな雑誌を読むんですか?いやぁ、ずいぶん、修正されてますね。写真か、絵かって感じですね」
「写真だ、写真!ピクチャームキーッムキーッムキーッ

ぷりぷり怒って中に入ってしまう。

「ほっとけばいいさ。だけど、たいしたスキルだな、どうやって、ファンチーム長に取り入ったんだ?」
「私じゃなくて、ギョンミよ。彼女はどんな状況にも適応できるの」


もちろん、ワンスンも大いに認めるところです。

グッド!グッド!グッド!グッド!グッド!
「わかってるわね」

「ギョンミーーーー」
「はいーーーーーー」

「行くぞ」
署を出る2人。
「さ、死体を探しにいきましょう」
「アジュマ、なんで張り切ってんだ、死体が怖くないのか」
「怖いわよ、発見できない方が。早く見つけてあげて、もし、なにかがあるなら、ちゃんと彼らの恨みを解決してあげたいの」

★第13話(2)に続く★