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■『推理の女王2』第12話(3)
署長の車を尾行するワンスン。
ただ、自宅に戻っただけ。
「キム室長に会うのは、次の木曜日なのか?」
~ウ警監自宅~
ドアの前で「ああ、気詰まりだ、一人になりたい」とナーバスになって、お家に入れないウ警監。
同じく、サウナに逃げようかと思ってるワンスン。
「いつも、不機嫌だし、 なに考えてるかわからないし、俺たちは合わないんだ。ああ、一人になりたい」
ドアの前で鉢合わせ。
「君は毎晩、一人で帰宅するんだな。いい習慣だ」
それ、どーゆー意味ですか(笑)
たまには、誰か連れてこいってか?
二人とも、ルームウェアはブラックで気が合うのにね(笑)
冷蔵庫を開けて、「食べ物がない」と呟くウ警監。
「なにか必要なものは?スーパーに買い物にいくつもりだが」
「気にしないでください。自分でやりますから」
「それは何より」
「あ、そうだ、この辺り、よくわからないので、スーパーの場所を知らないんです。一緒に行ってもいいですか?」
「いいですよ」
スーパーの地下駐車場で、わざとリンゴを落とすワンスン。
その隙に、ウ警監のクルマに、GPSの発信機を取り付ける。
家の中でも、ウ警監の気配を探るワンスン。
そこへ、ソロクから電話が
「アジュマ、どうした?どこにいるんだ?まだ家じゃないのか?」
すでに焦り声。
《ええ、ケチーム長と一緒なの》
「なんで、ケチーム長と一緒なんだよ?」
《一人で動くなって、言ったじゃない!ね、来るの、来ないの?》
「なんで、俺が行かなきゃならないんだよ、忙しいって言っただろ」
と言いつつ、いそいそ出かけるワンスンを、後ろから不思議そうに見るウ警監。
「手続きは終わってます。しばらく、ここに住んでください」
「ありがとうございます。」
ヨンスクは、DV緊急対応シェルターに入ることになったのね。
「イ・ヨンスクさん、私たちに隠してることがありますよね。失踪したチャン・ミョンフンさんとあなたの関係は、どういったものだったんですか?」
ソロクの質問に、顔色が変わるヨンソク。
「チャン・ミョンフンさんは、普段、本を読まない人でした。でも、毎週、土曜日には、本を借りていた。あなたが本を読むのが好きだったからです。チャン・ミョンフンさんが、毎週日曜日に教会に行ったのは、あなたに本を渡すためですね?」
~回想~
「これ、どうぞ」
「え?」
ヨンスク「いい人でした。」
そこに入ってきたケチーム長。
「アジュマ、なんで奴を呼んだんだ?」
「だって、刑事さんが来ないって言うから」
自滅。
「おい、お前、アジュマに呼ばれたら、駆けつけるのかよ」
「お前もそうだろ!このアジュモニは、57通もメッセージを送ってきたんだぞ。頼むから、俺を解放してくれ!お前のアジュモニだろ、ちゃんと面倒みろよ!」
「(小声で)アジュマ、なんで奴に57通もメッセージ送ったんだよ」
「だって、事件のことを知ってるのはチーム長だけなんだもん」
ケチーム長「俺は忙しいんだ!さっさとやろう」
自ら尋問を始めるケチーム長。
「あなたは、あなたのご主人がチョン・ミョンフンさんにしたことを気づいていた」
戸惑うヨンスク。
その様子をじっと見つめるソロク。
「チョン・ミョンフンさんの血液が、キ・ヨンソプの上着に付着していた。」
初耳なソロクとワンスン。←視聴者的にはそうだよね?
ヨンソプを、容疑者とみたソンウたちは、事務所も捜索して、血のついたジャケットを押収していた。
ソロク「なぜ、チョン・ミョンフンさんの血がついたんですか?」
答えないヨンスク。
ケチーム長「あなたは、あなたのご主人が仕事で怪我したチャン・ミョンフンさんを助けたときについたものだと証言した」
ワンスン「イ・ヨンスクさん、それは嘘ですね」
なんか包囲網って感じ。
ヨンスク「主人が、教会から一緒に出てきた私たちを見て、ミョンフンさんを殴ったんです」
~回想~
「あの人は苦しんでるんだ」
ミョンフンを殴り付けるヨンソプ。
見守るしかないヨンスク。
ソロク「ご主人は、あなた方二人のことを疑ってたんですか?」
ヨンスク「うちの主人は、恐ろしいほど異常な嫉妬心で、私が会う男性全員に嫉妬してました。私は、日曜日の教会以外、食堂から一歩も外には出られませんでした。」
ケチーム長「ですが、私には、ご主人の完全な誇大妄想だとは思えません。失踪前に、チャン・ミョンフンさんが借りていた小説は、あなたの食堂のクーラーボックスから発見された。『キダリヌンパン(待っている部屋)』その本のタイトルです」
どーん!
タイトルに、衝撃受けた!
ここでも、『待っている部屋』が出てくるの?
~回想~
大きなクーラーボックスの中に、ビニール袋にくるまれて、しまわれていた本を発見したケ・ソンウ、
「これは何ですか?」
「食堂に来たときに置いていったのかも。間違えて、鯖と一緒に、入れてしまったのかしら?」
さすがに、無理ありすぎ。
ケチーム長「そこに、鯖は入ってませんでした」
ソロク「生死に関わらず、すぐにチャン・ミョンフンさんを見つけ出してあげましょう」
観念したように話し始めるヨンスク。
「あの人のことが好きでした」
教会でのたわいもないふれあいの中で、いつしか愛を育んだ二人。
「主人のせいで、本屋に行けなかった私に、彼が本を借りてくれました。礼拝後のサービスのコーヒーを運んでくれることもありました。彼と話をすると、時間のたつのがあっと言う間でした」
「あなたが最後にチャン・ミョンフンさんを見たのはいつですか?」
「日曜日の夜です」
~回想~
「今日が、あなたが決心する日です」
「行きます」
ヨンスク「私の人生ではじめて、勇気を奮い立たせました」
駆け落ちするために、荷物をまとめて家を飛び出したヨンスク。
いつまでたっても、待ち合わせ場所のバス停に来ないミョンフン。
「それが最後ですか?」
頷くヨンスク。
ヨンスクの話を聞き終わり、廊下で話すソロク、ワンスン、ケチーム長の3人。
ソロク「チャン・ミョンフンさんの血痕は見つかった。この事件は殺人の可能性が高いわ。なぜ、捜査は打ち切りになったんですか?」
ケチーム長「なにも出なかった、死体も何もかもだ」
~回想~
事務所、自宅、工具部屋など、家宅捜索をするソンウたち。
ワンスン「結局、捜査に行き詰まったんだろう?」
ソロク「血痕だけでは、殺人が立証できなかった」
ケチーム長「これで覚えてることは全部伝えたし、アジュモニの電話番号は、スパムに設定したからな」
ソロク「気づいてました。電話、取ってくれないから」
ワンスン「ちょっと手伝ったくらいで、偉そうだな」
ケチーム長「じゃ、これで失礼するよ」
残された二人。
「アジュマはストーカーか?なんで、大量にメッセージなんか送りつけたんだ?」
このソロクの微笑みはヤキモチと気づいてる?気づいてない?
~ヒヨンの自宅~
チスン「父が倒れてから、本当に大変でした。君がいなかったら、支えきれなかった」
ヒヨン「私は、別に大したことはしてません」
~回想~
辞職願を出したオ弁護士を訪ね、説得するヒヨン。
「あなたは、もう一度ハ&ジョンに戻るべきです。他の弁護士は結構ですけど」
15名のなかで引き留めるに値するのは、この人だけってこと?
「私の子供の大学入学問題とはどういう意味です?」
「そんな問題がありますの?以前のことは聞いたことがありません」
おそらく、この弁護士も《チョンダムドンスペシャルケーキ》の恩恵に預かったってことね。
子供に絡んだ秘密を握られては、従うしかないオ弁護士。←そういう名前だったよね?
「わかりました。ハ&ジョンに戻りましょう。しかし、なぜ、あなたがこんなことを?あなたは、以前、別の法律事務所にいたと伺いました。」
「ハ&ジョン法律事務所より、いい事務所は他にはありませんわ」
「ヒヨンさん」
「はい」
「勇気を出して、これを渡します」
「母の指輪です」
一人になったヒヨン。
「ハ&ジョン法律事務所・・・」
不気味に微笑むヒヨン。
~ソロクの自室~
ベッドで考え込むソロク。
今での関係者の証言を思い起こす。
~ワンスンの自室~
こっちも、眠れないワンスン。
署長と連れだっていたり、ボグクに探りを入れたり、劇場から出てきたウ警監のことをおもいっきり怪しむワンスン。
~ウ・ソンハの自室~
「至るところに、ハ・ワンスンがいる。
ソ・ヒョンス、キム室長、ハ・チスン、ユ・ソロク・・・」
~ソロクの自室~
「そうよ、彼は日曜日に失踪したのよ。もし、あの事件で、チョン・ミョンフンさんが・・・そうよ、そうだったんだわ」
~チョン・ミョンフン自宅前~
ワンスン「なんで、こんなに朝早くから電話してくるんだよ」
ソロク「チョン・ミョンフンさんがいなくなったのは、日曜日しかありえないわ。隣の女性が見た人影は朝早くて、顔ははっきりしてない。彼女の推測よ」
「派遣会社の社員は、彼の鍵を見ただけ」
「キ・ヨンソプ氏が最後にみたのは、日曜日の午後9時、そのあとで、チャン・ミョンフンさんはいなくなった。」
「日曜日、それなら、イ・ヨンスクさんが最後に彼に会いにきたはずだ」
ソロク「え?」
ワンスン「おい、当然だろう」
ヨンスク「一晩中、そこに隠れてみていました」
現場に連れてこられたヨンスク。
ワンスンの言った通りで、驚きを隠せないソロク。
ソロク「どうしてわかったの?勘?」
ヨンスク本人を目の前にして、ちょっと言いにくそうに、胸を1回強く叩くワンスン。
心の問題です。
ワンスン「あの二人は、命をかけて、一緒に逃げる約束したのに、彼が来なかったんだぞ 。アジュマなら、家に帰れるか?」
ソロク「・・・帰れないかな?」
いまいち、自信のないソロク。
ヨンスク「彼を恨む気にはなれませんでした。主人がまた、あの人を殴るんじゃないかと心配で、それで、ここに向かったんです」
~回想~
チャン・ミョンフンの帰宅を見届けて、あとを尾行していたキ・ヨンソプが帰途につくのを、見ていたヨンスク。
「確かめたかったんです、本当に彼が心変わりしたのか。それでも、本心を知りたかったんです。でも、一晩中待っても、彼は家から出てきませんでした。電話にも出ませんでした。」
ワンスン「その日の早朝、ある人がチャン・ミョンフンさんが家からでるのを目撃しています」
ヨンスク「その人なら、夜明け前に、大きなスーツケースを抱えて、家から出てきました。何か相当重いものが入っているようでしたけど、随分、それを運ぶのに手こずっていました。」
ソロク「誰でしたか?」
ヨンスク「暗くて、顔はよく見えませんでした。でも、チャン・ミョンフンさんではありません。一晩中、彼を待っていた私が間違えるはずはありません。」
ワンスン「確かに」
ソロク「もしかして、その鞄は、人間の身体が入りそうなくらい大きなものでしたか?」
ソロクの質問の意味するところに気づき、青ざめながら「ええ」と頷くヨンソク。
3人の視線の先は、チャン・ミョンフンの家。
~ボグク社長のアジト~
「ウ警監が動き出したぞ。ソウル市外に向かってようだ」
《キム室長からのメッセージです》
電話で聞いた住所をナビにセットするウ警監。
「射撃場?なぜ、キム室長はそんな場所で会おうとするのか?ナンバー7とは、なんのことだ?」
なかなかの腕前のクレー射撃をする人物。
ボグク社長からの連絡を受けるワンスン。
「ファソンってどこだよ!」
「ファソンに行っても無駄だ。車を乗り換えて、もう出発した。彼の靴か何かに発信機をつけろといったよな」
「ウ警監はたくさん靴を持ってるんだぞ、そんなことできるかよ」
「周辺のCCTV の映像から探してみるよ。一旦出発しろ。」
「目的地もわからずにか?」
ぶちっと切られる電話。
「くっそ、勝手なことを」
「ハ刑事さん」
クルマに乗り込むソロク。
「アジュマ、今日は本当に時間がないんだ、
忙しいんだ」
「私、見た目よりは重くないですよ。私のせいで、車は遅くなったりしません」
「なんの話だ?」
仕方なく発進するワンスン。
「キム室長を見つけたんでしょ?」
ワンスン「どうして、わかった?」
この固い言い方、数々の“オットケアラッソ”の中でも、一番、胸にくる!
「刑事さんが、チュンジン署に異動したのはシン署長のためにでしょう?」
思えばあのときから、黙って行動するワンスンを問いたださず、じっと見つめてきたんだよね。
結構、あの早朝の引っ越しのシーンは、私のなかで、今シリーズ指折りの名場面です。
「キム室長を探し出すために。署長に取り入ろうとしてたのをみて、はっきりわかったの。目的はキム室長でしょ。それに、ヒョンニムと呼ぶ人から電話があると、いつもどこかにいくのも変だった。ヒョンニムって誰?私に隠す理由は何?私を信じられない?」
そう、ソロクが、キム室長のことや“ヒョンニム”のことや、ワンスンがなにか自分に隠してるってことに気づかない訳がない!
でも、かたや、ワンスンの脳裏に浮かぶのは、ソロクが撃たれた日のこと。もう二度とあんな目に合わすことなんて、ワンスン自身が耐えられそうもないものね。
ワンスン「ああ、そうだ」
ソロク「信じても、そうでなくてもかまわない。私は、私の両親の事件の真実を見つけ出す。自殺じゃない。刑事さんが、ソ・ヒョンスさんを探したのと同じくらい真実を待っているの。」
そう、ワンスンだけでなく、ソロクにも『待っている部屋』は存在する。
ワンスン「アジュマ、これは危険すぎるんだ」
ソロク「だから、一緒にやるんでしょ?危険だから。刑事さんが私に言ったのに、覚えてないの?」
「ああ、どうやったら、俺はアジュマを止められるんだ?」
根負け?
「あなたは、いつも私にかなわないのよ」
「やめろ!笑い事じゃない。俺たちは恐ろしい悪縁だ」
高速の休憩所に車を止めるワンスン。
「なんで、ご飯食べないの?」
「急いでるんだ、ある人がキム室長に会うそうだ。だから、その話を聞きたいんだ」
「じゃ、簡単につまめるものを買って来るね」
「ああ、バターで炒めたポテトが旨いんだよ」
「行ってくる♪」
ソロクが降りるとすぐに、車を発進させるワンスン。
ポテトを買って戻ってきたソロク、車がないのに気づく。
「あれ、ここじゃなかったかな?どこ行っちゃったのよ!ハ刑事さ~ん」
ワンスンからのメッセージ。
《アジュマ、そのいも食べて、待ってて。すぐ戻る》
さっきの話はなんだったのかと、呆れるソロク。
どうしても、ソロクを危険に巻き込めないワンスンの気持ちもわかるけどね。
ウ警監を乗せたタクシーのすぐあとに続き、射撃場にワンスンが到着。
「7番、7番・・・」
周囲を探し回るウ警監。
銃声が聞こえ、走り出すワンスン。
ライフルを構えた人物が、ウ警監を標的にする。
拳銃を構えるウ警監。
脚を撃たれたウ警監と、左上腕を掠めた犯人。
駆けつけたワンスンが、ウ警監に走り寄る、
「ウ警監」
「ハ警衛がどうして?」
「急ぎましょう」
左手に怪我をしてる犯人。
肩を貸しながら歩いていると、犯人の車が通りすぎる。
撃たれたウ警監を病院に運ぶワンスン、ソロクに電話を掛けて、戻れなくなったことを伝える。
「ここで待てって、あなたが言ったんでしょ」
「だから、緊急事態なんだって。あとで電話する」
それだけいうと、ぶち切り。
「刑事さん?刑事さん!うわ~」
お芋、食べずに待ってたソロク。
「ここから、自力で帰る方法を見つけろと?どうやって帰ればいいの?歩きで?前に、危険だからタクシーすら使うなって、言ったわよね?ああ、戻って、事件を解決しなきゃいけないのに」
ソウルからだいぶ離れた山里のパーキングエリアで、途方にくれるソロク。
バーバリーマン騒動辺りから、極力、ワンスンから言われたことは、ちゃんと守ろうとしてるよね、ソロクって。
~ワンスンの車中~
ワンスン「大丈夫ですか?近くに病院があるはずです」
ウ警監「なぜ、ここに来た?」
ワ「これでも裕福な家庭で育ったんで、趣味はゴルフや乗馬など でして」
もちろん、ストレートに手の内は見せません。
通じる相手じゃないけど。
ウ「演劇鑑賞の趣味はどうなった?なぜ、ピエロシアターにいた?ソ・ヒョンスを探してるのか?」
ワ「ウ警監こそ、なぜ、あの射撃場にいたんですか?誰を見つけたんですか?」
ウ「銃を撃たない人間がいくか?当然、撃ちに行ったんだ」
ワ「それなら、射撃だけすればいいでしょう。なぜ、撃たれたんですか?」
ウ「誰が撃ったのかわからない人間に聞くなよ。撃った奴に聞けよ」
珍しく感情的なウ警監。
痛いのね
ワ「ああ、もういいですよ、インチキプロファイラーめ。大丈夫ですか?死にはしませんよ、
じっとしてて」
~パーキングエリア~
入ってくる犯人の白い車。怪我をした腕をかばいながら、女性用トイレに入っていく犯人。
しばらくして、出てきたのは、ヒヨン。
うーん、腕に怪我をしてるかどうかは外見からは不明。
ソロク「運転手さん、これ、ソウルに行きますか?」
「ファスン行きだよ」
ソロク「運転手さん、これ、ソウルに行きますか?」
「ああ、これはチェンジュ行きだよ」
高速バスでソウルに戻ろうと、停車中のバスに聞いて回るが、ソウル行きがない。
ソロク「刑事さん、この事態を、私にどうしろって言うのよ」
「ソロクさん?」
呼び止められるソロク。
「ヒヨンさん?どうして、こんなところに?」
「天然物のケーキの素材を手に入れて、ソウルに戻る途中なの。この周辺の農場のニンジンや甘いカボチャは本当に品質がいいんですよ。ところで、ソロクさんはどうしてここへ?」
「裏切られて、怒り狂ってました、ソウルへ戻れなくて。」
「それって、ソウルまで乗せてってと頼んでます?」
「ありがとうございます!」
「さ、どうぞ。安全運転で送り届けますね」
「本当にありがとうございます。どうやってソウルに帰ればいいのか、全然思い付かなくて・・・」
クルマに乗り込む前のヒヨンの、ソロクに対する表情、怖すぎ!
命中してないけど、ピストルの弾、かすってんですよね( -_・)?
傷そのものもそうだけど、銃の擦過傷って火傷したみたいな痛みも絶えずあるはず。
怪我した手の方で、平気で、ドアの開け閉めしてたけど、犯人じゃないの?
そんな偶然ある?
謎が謎を乗せて、一路、ソウルを目指すソロク。
★13話につづく★
わかってる、この時間差の体感が重要なんだって、わかってるけど、それでも、ミジュが心配です!
ここに来て『待っている部屋』が、俄然、主張してきました。
呪縛というほど、おどろおどろしくはないけど、
『推理の女王』の根底を流れる、事件の物悲しさやアンニュイさは、『待っている部屋』に通じるのかな。
あと、ソロクには気づけなかった、ヨンソクの心理を、ワンスンの方が理解してたところをみて、いろいろ考えさせられるところもありでした。
男女の愛は、経験値なのか、とかね。
17歳で両親を失ってから、真相を自身の手で解明するまで、成人しても、結婚しても、○○の娘っていう立場のまま、自分を凍結しちゃったソロクは、ある種、ピーターパン。
ワンスンがまた、恋人を失った青年のまま、時を止めた存在で、全く“合わせ鏡”みたい。
ただ、ピーターパンの世話をやくウェンディの時だけは、ワンスンの時間がイキイキと動き出すから、そこに生まれる変化が、私は好きなのかも。
でも、本当は早く、この世界から抜け出してもらいたいと、ドラマに没入しております。