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『 推理の女王シーズン2』第12話(1)は、こちらから

 

『推理の女王2』第12話(2)

~科捜ラボ~
「なにか、指紋は出たかな?」
「なにも見つけられませんでした」
何をいうか!君が見つけなければならなかった指紋の数は、きみの5、ユ・ソロク3、シン巡査の4つだ
「え?」
「私の最も嫌う、3人の重なり合った指紋。キム・ギョンミ、ユ・ソロク、そして、シン巡査。特にシン巡査は。あちこち、この下のパッドまでさわっているむかっむかっむかっ


~回想~
痴漢を捕まえるために特殊塗料を使うことを思い付いたものも、持ち出しは内緒だったのね。

「まず、キム・ギョンミからユ・ソロクに渡され、そして、シン巡査の手に渡った。
君らは全くクリエイティブじゃない。この凶悪な犯罪を解決するために、私の朝の貴重な時間が台無しだった。」

「申し訳ありません!教授。ここの指紋も調べられるとは思っても見ませんでした」
「当然だ。私にどれ程のスキルがあるか、君らにわかるわけがない」
「ええ・・・?・・・!」

途中で、ファンチーム長のスキルを褒めればいいと気づいたギョンミ。

「もし、教授が3つも重なった指紋を判明できると、わかっていたら、決してやろうとはしませんでした」
ニヤリと、笑みを隠せないファンチーム長。

やっぱり、常人とは、怒りポイントもセンスもちがう!(笑)

~小学校~
アラムのお迎えに来たコン刑事。
「アラマ~」
「アッパ~」
アラムちゃん、可愛いもんね、溺愛してるね!

帰り道、ある路地で立ち止まるアラム。

「向こうにね、変なおじさんがいたんだよ。塾にいくとき、ここを通ったの。通り抜けるとき、変なおじさんが立ってた」

ここの台詞回しとか、子役子役してなくて、ホント上手。
変態男に呼び止められたアラム。
「おちびちゃん・・・」
そこへちょうどパトロール中の警官が通りかかり、バーバリーマンは逃走、アラムは保護される。


「振り向いたらね、パンツ履いてなくて裸ん坊だったから、はずかしかったよ。笑っちゃうでしょ?アッパ」
露出狂の意味がわからない様子のアラムに気づかれないように、笑ってみせたものの、内心、大激怒なコン刑事。


すぐさま、警ら隊の詰め所に怒鳴りこむコン刑事。
「路地裏のパトロール、いい加減なことしてんなよ!」

「いえ、通常どおりしていますが・・・。」

戸惑うイ巡査。
「全く機能してないだろう。変態はな、この町の路地の至るところにいるんだぞ」
「通報は受けておりません。」
「子供は何もわからないんだ!通報なんか出きるかよ!」
「ですが、我々も、通報されない以上、全部の路地を見回ることはできません。」
イ巡査にしても、現状、そういうしかないよね。
「例えそうでも、パトロールしろよ・・・まったく、なんだよ」
ぷりぷり怒りながら、署に戻るコン刑事。

チームミーティングで、ついに爆発!
露出狂を捕まえることが、軽微な犯罪ととらえられることに、大激怒。
「そいつが、子供に対する痴漢に変化したらどうするんだよ!」
もっとパトロールを強化するように、警ら隊に要請すると折衷案を出すケチーム長。
「刑事としても、そいつらを捕まえるべきだと思うんです」

娘の身に起こって、はじめて、危機感をもったコン刑事。

《そんなやつらはたくさんいる。もしそいつらを全員捕まえたら、この署は機能しなくなる》
《なんで、俺にそんなこと言うんだ。現実論を言っただけだろう?》

以前、ナラが痴漢にあったときに、自分が言った言葉がブーメランのように突き刺さります。
「警察が捕まえなかったら、誰が捕まえるんですか?ムキー

バーバリーマン根絶の任務を担う2チームへの異動を、ウ警監に申し出て、強引にそのまま移ってしまったコン刑事。

~カフェ~
紙コップを買い込んだソロクと合流したワンスン。
「なんで、こんなに沢山買ったんだ?」

「このくらいでちょうどいいのよ、あ、来たわ」
チョン・セヨンが到着する。
「結婚式がもうすぐで、思ってた以上に準備が大変なんです」
「一人で準備されるのは大変でしょう? 普通は、花嫁側のお母様がお手伝いされるのでは?」
「母は、家から出ようとしません。実は、両親との顔合わせも省略しました。婚約者に申し訳なくて・・・」
「できるだけはやく、お父様を見つけますね」
「はい、そうなれば、私も安心して結婚できます。ところで、今日はどんなご用で?」
「お父さんがいなくなる前、本を借りてたそうなんです。」
「本ですか?さぁ、父が本を読んでるところなんて見たことありませんでしたけど。」
「倉庫にもなかったよな?」
「あったわよ、本」
《聖書》

チュンジン教会を訪ねるワンスンとソロク。


「ミョンフンさんは毎週日曜日に通ってこられました。私は、ミョンフンさんの会社で職を見つけたので、感謝してます。」
「あなたがドアに、キーホルダーの鍵が刺さっているのを見た最後の人ですよね」
「そうです」
「ところで、なぜ、朝5時なんかにそこに行ったんですか?」
「私は当時、そこで働いてました」
「仕事をするには早すぎませんか?」

ワンスンは、そこにひっかかてるのね。
「教会に行く途中にみたんです。早朝礼拝に遅れてしまって、急いでました。その時、会社の戸が開いてるのを見えたんです。強盗に入られたのかと思って、確認しに行きました。鍵に気づいたときは、ホッとしました。」


「あ、奥さん」
「あら」
通りかかった女性に声をかける目撃者。
「ヨンミョン派遣会社の奥さんです」
ワンスンたちに紹介する。
「ああ、あの会社の・・・」
「じゃ、チャン・ミョンフンさんの共同経営者で・・・ボクサーの・・・」
「ええ、私の同僚はしばしば、彼女の食堂に行くんです。彼女もよく知ってますよ」

~食堂~
「最後に、チャン・ミョンフンさんに会われたのはいつですか?」
「同僚の方と食事に来ました」
「いつもと違った様子とか?」
「いえ、まったく・・・」


「小説をお読みになるんですね?」
「はい、恋愛小説を読むのが好きなんです」

食堂の片隅に、無造作に積まれた本。

「ミョンフンさんとは、しばしば会われたんですか?」
「いいえ。なぜ、私が?」
「教会で、しばしば会ってませんでしたか?我々は、毎週日曜日に、お二人が教会に行かれてると聞きました」
「ああ、もちろん、教会ではお目にかかりますよ」
そのとき、夫のキ・ヨンソプが店に入ってくる。

「なぜ、店の邪魔をするんだ?」

すでに、眼光鋭く、警戒レヴェルに抵触する人物。
「我々は、チャン・ミョンフン氏の失踪事件を捜査しています」
「何年前のことだと思ってる?邪魔をするな」
「私は、何も知りません。もうお帰りください」

必死に追い出そうとするヨンスク。
仕方なく、店を出る二人。
「あいつら、ここで何をしたんだ?お前が呼んだのか?」
「そんなことしてません」

店の前で話すソロクとワンスン。
「怪しいわ」
「確かに、ここはなにか匂うな。勘だ」

そこへ、ボグクから電話がかかってくる。

「ああ、ヒョンニム」
ちょっとだけ、ソロクを気にするワンスン。


「おい、もう時間は過ぎてるぞ。お前、どこにいる?今日は木曜だぞ。シン署長のあとを自分で追うんだろう?出掛けてるとは何事だ?俺はお前のために、クライアントを断ったんだぞ」
「すぐ戻る」
「シン署長の面倒は見ないぞ。行くからな。負け戦に何度も戦わない」
「ちょっとだけ、足止めしといてくれよ。な?」
心配そうなソロク。

「署に戻らないと。一人で平気か?」
「心配しないで。この事件、必ず解決してみせるから」
今度は、ソロクの携帯に、またまたチョ課長から電話が。

耳を近づけて、一緒に聞くワンスン。

「はい、課長、栄養材なんですけど・・・」
《植物が死んでるじゃないか!君は、インドネシアにでも買いに行ったのか!?》

「大容量のがないかと思って、トンムン市場にいったんですけど、そうしたら、店が閉まってたんです。それで、また、チュンジン市場に戻らなきゃいけなくなったんです」

《なんで、そう、いつもいつも時間がかかるんだ。私の植物が死んだら、葬式代を払わせるぞ!》
「はーい、戻りますね」

あしらい上手なソロクに感心するワンスン。
「まるで、舅みたいに扱うんだな」
「お陰さまで、対処法をよく知ってるもの爆笑

「じゃあな」

~チュンジン署~

「刑事になって10年、署内で張り込むのははじめてだな」
やっぱり、張り込みのお供は、菓子パンなのか。

「なんで、病院になんか行ったんだ?」
ソロクから途中報告でも入ったのかな。
ボグク社長と電話で話すワンスン。

「ああ、まだ出てこないぞ。今のところ、どうするつもりか、わからん。あ、出てきた!」
署長を尾行するワンスン。
途中、ケチーム長とすれ違うと、腕を掴む。
「な、なんだよ!」
「病院に行ってくれ」
「なぜ、俺が?」
「キ・ヨンソプの奥さんが病院に運ばれたそうなんだ。たぶん、旦那にやられたんだ。アジュマひとりじゃ、絶対危ない。お願いだ!頼んだぞ」

ああ、やっぱりワンスンも、あのダンナ、ヤバそうって気づいてたのね。
「それから、これも捨てといてくれ」
力強くパンの空き袋まで渡すワンスン(笑)


「信じられないこともあるもんだな、ハ・ワンスンが俺に頭を下げるとは!」
ワンスンにとって、優先順位の高は、自尊心よりもソロクの身の安全。
「これくらい、途中で捨てろよ」

パンの袋を見つめるケチーム長。

~病院~
横になっているヨンソクに、付き添うソロク。
「あ、ケチーム長?」

ちゃんと来たじゃん(笑)
「どうして、ここへ?もしかして、この事件を一緒に解決してくれるんですね?」
「まぁ、そんなようなものです」
義理堅いケ・ソンウ。
「何があったんですか?」
「滑って、転んでしまったんです」
「この病院は、昔と変わってないですね。あなたは7年前にも、この病院で、滑って転んだとそう言いましたよ。ですが奥さん、私は、あなたのカルテを見られるんです」

「それは、キ・ヨンソプ氏が、奥さんに常習的に暴力を奮ってるって意味ですか?」

ソロクが問いただす。
「・・・・」
肩を震わせて泣き出すヨンスクを、しっかりと抱き締めるソロク。

~チュンジン署~

式典イベントの準備の陣頭指揮をとるシン署長。
「どうも、今日じゃなさそうだ。式典の準備に集中してるよ、わかった」
ボグクとの電話を切ったあと、間髪いれず、電話するワンスンにきゅん♪
「あ、チーム長、アジュマは?目を離すなよ。お前にはアジュマの行動は理解できない」

ただ、被害者が推定される事件なのに、最初に聞くポイントが刑事としては、いろいろ間違ってるような気もします(笑)

「こいつ、また、俺に命令する気か!・・・なんで、俺がこんなところで・・・俺はたくさん殺人事件を抱えて・・・こんなことしてる時間はないんだ」
ソロクたちを気にして小声になるソンウ。
「なら、お前が来て、お前自身でやれよ」

怯えるヨンスク。
「主人に見つかって、ここにいることがわかったら、私は殺されます」
相当、深刻な暴力です。
「そんなことは、我々がさせません。このままでは、命が危ないわ」

そこへ、ボクサー崩れの暴力夫が入ってきました。

「この女、あんたがこいつを連れてきたのか?」
入ってくるなり、ソロクを恫喝するキ・ヨンソプ。

ワンスンが、わざわざケチーム長に、ソロクの護衛を頼んだ意味が効いてきます恋の矢
「俺のかみさんに、あんないなくなった男のことで、何を聞き続けてる?」
おもむろに、キ・ヨンソプに近づくケチーム長。
「キ・ヨンソプ、あなたを、奥さんを暴行し、怪我をさせた家庭内暴力の容疑で逮捕します」
「なんだと!」
元ボクサーのパンチ、避けるなんて、さすがエリート刑事(笑)
一瞬で、ヨンソプを組み伏せる。

「あんた、ボクシングを辞めてよかったよ。あんたには、女性を殴るしか才能がない。さ、行くぞ」

~チュンジン署~

連行してきたヨンソプを、ユク刑事にひきわたすケチーム長。
待ち構えてたワンスン。
「お疲れ」
「気にするな。刑事なら、犯人逮捕と市民を守るのは当然だ。お前に頼まれたから、やったわけじゃない。なぁ、ところで、お前ら、付き合ってんのか?」
「俺は刑事として、市民を守ってるだけだ。正気か?俺たちは付き合ってない」
「本当か?じゃ、俺が狙ってもいいわけか。一度離婚してても、気にならないしな。」
「おい」
完全に顔色変わってますが(笑)
「正気か?狂ったのか?」
「なんだよ、ただの冗談だよ。なんで、そんなにムキになるんだよ。そんなに、興奮するところを見ると、ユ・ソロク氏はただの市民じゃないな。」


「興奮なんかしてない。お前のことを心配しただけだ。いいよ、付き合えよ、付き合ってみろよ。アジュマと付き合えよ!
立ち去るソンウの背中に、ほとんど絶叫です(笑)
「ワタシ、誰と付き合うの?」
背後からソロク登場。
「ああ、ビックリした!いつからいたんだよ?別に、この世に、おばさんはアジュマひとりだけか?他にもいるだろ?ケチーム長がどこかのおばさんと付き合いたいそうだ」
「ホント?それはビックリだわ!彼は、若い子が好きだと思ってた」
「わかるのか?」
「一目でねウインク

「そうか!」

この嬉しそうな顔、どうにかしてあげたい!
「だよな?あいつ、アイドルが好きなんだ」
単純に喜んでるワンスンを見る、この、ソロクの何でもお見通しな顔、なんで、自分に発動しないかなぁ。

 


「あ、署長だ、じゃ、また明日な」
走り去るワンスンに
「本当に、署長に媚びようと決めたみたい」

呟くソロク。