感激ダァァァ!!!!

 

 

 

 

いつの間にかパナモリのエンデュランスモデルがモデルチェンジしてました。

 

パナモリについては以前何度か記事に取り上げています。こちら(サイクルトレンドのメモ書き)こちら(パナモリについての質問)

 

 

 

僕としては次ロードを買うとしたらディスクで、できればクロモリと以前から決めています。さらに、できればサイズがピッタリでハンガー下りも少なめのものが欲しいのです。しかし、そうなるとなかなか吊るしのフレームでは難しく、もうオーダーに頼るしかないと思っていたのです。

 

ジオメトリーのオーダーに関しては まだ煮詰める点が多いと最近感じるようになったので先でもいいとして、どうしても妥協できないのはディスクの採用なのです。これはホイール組の観点からも外せません。

そうなると、絶対条件はクロモリであることと、ディスクである事、そしてサイズ展開が豊富である事になります。

 

すると、マァこいつに絞られるわけです↓。

 

 

これはパナソニックが出しているエンデュランス向けのクロモリフレームなのですが、なんとディスクが使えます。このフレームを初めに僕が認識したのは僕が中学の夏ですので、2014年ごろだと思います。確かその頃新作として発表されていました。当時としてはディスクの波など全く感じられず、雑誌に出ていたコルナゴのディスクフレームを見てヤッチャッタ系と思っていました。シクロクロスでさえディスクが解禁されておらず、グラベルロードなんてのも今ほど認知されていなかったと思います。今から思えば、そんな時からロードにディスクを取り入れていたとは先見の明がありすぎとも思います。しかしいかんせん。このフレーム当時から一度も大きなモデルチェンジをしていませんでした。

 

流石にパナソニックといえども各規格の先取りは出来なかったようで、今後ディスクとして主流となるフラットマウントやスルーアクスルは採用されていませんでした。先にリンクを貼った記事の中のパナソニックへの電話での質問で、「フラットマウントなどに対応したフレームは発売予定しているか」と伺いましたが、その時の返事は「答えられない」という企業からしてみれば至極当然のものでした。

 

 

 

さて、散々引っ張りましたが、このエンデュランスモデルの新モデルが発表されていました。

 

 

 

こいつです。→メーカーのページ orcd05という名称らしいです。前のモデルはorcd04でした。

 

フラットマウントの12mmスルーアクスル採用です。

素晴らしい!!!!

この規格でなくてはディスクとはいえません。自転車業界は規格が命です。個人的にはレースに出るわけではありませんし、エンド周りの剛性が向上するスルーアクスルは大歓迎です。重量が増えるのなんてのは大した要素ではありません。軽量化の代償がフニャフニャのエンドなんてのは真っ平御免です。一度使ったらやめられなくなる系の剛性感のように想像しています。

 

フロントのディスク規格について言及しているページが見当たりませんが、フロントはフォークを交換すれば良いだけなのでほとんど気にしていません。コロンバスから肩下が短めのロード用ディスクフォークが出ていた気がします。

 

 

 

 

 

 

 

さて、こんな程度のモデルチェンジは当たり前っちゃ当たり前です。規格が決まったのですから。

馬鹿騒ぎする程の事ではありません。

 

ポイントはここからです。

 

 

 

素晴らしいよキミィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

この表だけで僕の言いたいことが理解できた人はかなりのジオメトリマニアと言って良いでしょう。

 

この表でいう「E」の項目が、先ほど僕が「短めが好き」と書いたハンガー下りです。通常のロードバイクは68mm程度と認識しています。流石にハンガー下り1mmの差を体感するのはアマチュアライダーには難しい気もしますが、3mm違えばわかるはずです。

 

これはモデルチェンジ前の同モデルのジオメトリです。カタログは2014年の後期バージョンですので、恐らくですが最初期モデルのジオメトリーです。同じく「E」がハンガー下りですが、この頃は凄まじく大きい下がり幅です。マーカーの引いてあるサイズが恐らく僕が選択するであろう箇所ですが、ハンガー下りは70mmを超えており、開発当時はかなりの低重心をコンセプトに作られたようです。70mm越えのハンガー下りというと、トレックでいうドマーネなどのエンデュランスモデルなどになります。僕の場合このハンガー下りだけで買わない理由になり得ます。それがここまで改善されたのですから いやはやすばらしいったらありません。

 

僕がクロモリに限って少ないハンガー下りにこだわるのは、トータルバランスとしての重心の位置を気にしているからです。カーボンバイクなど、比較的車重の軽いバイクは車重が軽いというだけでフラつきがちになります。だから現在主流と言えるハンガー下り68mm程度も理解できます。しかし、車重が重くなるクロモリで同じ数値を採用するとモタモタした鈍い動きになると思うのです。いえ、実際なります。クロモリでは少なめのハンガー下りで、その重量を跳ね飛ばすかのような軽快な走りが欲しいのです。クロモリで軽快というのも可笑しな話ですが、スピードとは違った「走りの質」と言えば分かる方も多いのではないでしょうか。

これは本記事初めのリンク先でも書いていますこちら

 

 

流石にハンガー下り50mm台となるとピストの域にツッコミますのでそれは危険と判断したのでしょうが、当初のコンセプトを変えて、「普通」と飛び越え「短いハンガー下がり」に鞍替えしたのは英断と言って良いでしょう。

 

ハンガー下りが5mm短くなればサドルが約5mm高く見えて嬉しい というのは不純な動機だけどチビな俺には嬉しいポイント

 

 

 

 

415mmのリアセンターは長い気もしますが、究極の後ろ乗りポジションの僕は、前後重心バランス是正のためにこれでも良いかと最近思うようになってきました。感覚的には短い方が好きなのに変わりはありませんが。

 

 

 

 

 

 

何しろ、ハンガー下りが少ないこのシルエットがスッキリしていてカッコいいじゃないか!

 

僕としては、スローピング若干キツくなった点や、もっと詰めてもいいと思うリアセンターなど思う所はありますが、スペック上はかなり満足です。

 

 

 

 

 

 

と、ベタ褒めのつもりでしたが、ヘッドチューブが460から530サイズまで同じなのは流石に怠慢としか思えません。細身のパイプが水平にピシッと決まるのがカッコいいのに、その夢をぶち壊す設計です。ホリゾンタル具合、スタックの大きさで言えば530までで大きければ大きいほどお得になります(お得ってなんだよ笑)。

ヘッドの長さが変わらないので、キャスター角の違いの誤差を省くとスタックが530まで変わらない事になります。つまり、ハンドルの最低高が530まで変わらない事になります。

 

サドル高680の僕が買うなら510か520ですかねぇ。

 

 

 

 

と、色々と書きましたが、なんとも嬉しい、また、このブログを読んでモデルチェンジしたとしか思えない程、僕の希望が盛り込れているモデルです。ジオメトリオーダーは老後の楽しみに取っておく気がし始めている今日この頃ですので、かなり良い感じの候補です。

 

 追記

旧モデルのorcd04から価格が9万円上がって23万5000円となってしまいました。ちょっとこれは見過ごせない値上げです。流石に20万を超えると地元のフレームビルダーに頼んで方が融通が効いて価格も似たようなものなので。。でもここは将来パナがフルオーダーを出してくれる事に期待してパナを応援すべきか、、、と思ったりもして。

 

9万か。。。それはないよ。。。。。。。

 

 

 

 

 

ウィンドーショッピングは楽しい。。。。。