来ました。昨日のal22wです。オフセットありのal22wを2本と、オフセット無しのal22wをフロント用に1本買いました。全て24hです。

 

 

昨日の通りtniのリムを買うのは初めてですので、新品の質感については少し気になってましたが思ったよりかなり綺麗で、見た目に関しては個人的には満足です。

 

僕がこれまでに触れた事のあるtniのリムはもっとチャチイ感じがしましたが、もしかしたら新製品で質感が上がったのかもしれません。いや、それが汚かっただけですかね笑

 

 

何となくカッコよく見えるのはワイドリムだからかもしれません。

 

リム幅はカタログ値通りで24.0mmでした。内幅もカタログ通りで19mmでかなりワイドです。ワイドリムになったキシリウム(キシエリ、プロ共に)に乗ったことがありますが、そんなに悪い印象を感じなかったのでワイドリムに関しては少し期待しています。軽いホイールがいいのならリム重量360gのリムも持ってますので、そっちを使えばいい話です。

 

いやーしかし、えらいカッコよくてコーフンしております。多分ワイドになってるのが僕の目にはカッコよく写るのでしょうが、新品のリムが目の前にあるのがまず嬉しくてたまりません。サイトの方の写真はクソダサく見えて、シールは速攻で剥がす予定でしたが、なぜか実物を前にするとダサいどころかカッコよく見えるのが摩訶不思議です。

 

僕の予想ですと組んでみるとまたカッコよく見えると思いますので、皆さんには完成しホイールになったものをしっかり撮影してご覧いただきたく思います。

 

 

 

 

 

リムの命は重量ですが(ワイドリムと矛盾した理論だけど)、

オフセット無しのものがなんと 431gでした。

 

ウェブサイトにある重量が445gとありますが、恐らくこれはフロント用です。それよりも14g軽いとは少し心配になります。軽いことが嬉しいというより、品質が安定してないってことなんで迂闊には褒められません。のむラボでの実測重量は440gだったそうです。

 

 

 

 

2本買ったリアは

 

 

うーん。。。もう何がなんなのか分かりませんが、オフセットありの のむラボの実測値は470gなんで、オフセットありのal22wは470gと考えるのが良いと思います。

 

 

実は今回一番気になっていた項目は、リアホイール用に使う予定のオフセットリムのリム穴の穴振りの有無と程度なのですが、

スポークをダラーんと3本垂らすと、この程度リム穴に指向性があります。ありますと言ってもほとんどない様なものです。

 

ちなみに、横から見るとこんな感じです。

 

 

今回僕は穴振り無しのものが欲しかったのですが、穴振りの有無を問屋さんのトライスポーツ に問い合わせたところ、穴振りは無い、とのことでした。

後日、結局店で買う時にもう一度問い合わせしてもらったのですが、その時の回答は「ある様な無い様な、、設計上は無いことになってる」との回答でした。

実際のところは、上記の通り超若干の穴振りがある様です。

 

 

 

さて、今回のリムの目玉はオフセットに関してです。ワイドリムも何もありますが、単純なワイドリム化なら問題ありませんが、重量もかなり増しているので正直ワイドリム化のメリットはそんなに大きく無いのでは無いかと思っています。その重厚感が嫌いでは無いので、期待はしていますが。

 

いずれにせよ、11s化によりフランジ幅が狭っ苦しくなりテンション差がひどい事になっているのを解消するためには、現状オフセットリムしかありません。問題はその寸法です。

 

クロマキーをやってみたヨ(背面が白だとあんまし意味ないけど笑)

 

 

オフセット量は2.5mmか3mmってところでしょうか。穴振りによっても変わるはずですが、おかしい事に有意な差を計測できませんでした。ただ、オフセットリムは初めてで、オフセット量の測定はほとんどした事がないので、この数値はちょっと信憑性低めです。3.5mmはないように見えます。

多分僕は3mmでスポーク長を計算します。オフセットの計測に慣れている方もおられるでしょうから、もしこのリムを買ってオフセット量を計測し、3mm以外を採用する事になったらぜひコメントください。

 

3mmのオフセット量が合っているかどうかは、明日にでもスポークの発注をかけて、組んでみてから判明します。まぁ間違ってたら訂正したスポーク長を発注し直せばいいだけなのでそんなに気にしてませんが。

 

 

 

 

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さて、al22wについての情報はこんなところにして、このリムをどう調理するかです。

フロント用に買ったオフセット無しの方は大人しくフロント用に使います。ディープリム以外でマトモなブレーキフェースを持つホイールを持ってないので、久しぶりの普通のホイールです。ハブはtniのエボライト(エボリューション ライト)を使います。組み方はラジアルか4本組かで迷ってますが、多分ラジアルになると思います。星の2.0-1.8のバテットを使う予定です。

 

 

さて、リア用に2本買ったオフセットリムですが、1本は普通に組みます。これから様々な新作ホイールを組む予定ですが、その比較用のホイールとして普通のホイールを1本用意しておくために、現在組めるマトモな中では一番性能が高い組み方のものを組んでみます。具体的にはヨンパチ組する予定です。

 

そのベンチマークのホイールは、ハブは36hのシマノハブを使う予定です。リムが24hで、通常のヨンロク組をする場合は 当然使うスポークの本数は24本です。普通なら大人しく24hのハブを使いますが、24hのハブを正規ルートで手に入れようと思うと、エボライドが最安なんで最低でも10000円ほどです(裏技的に5000円で正規購入できる手もあるけど→こちら)。

 

 

僕としては多くの人に手組みを普及させる事が目的ですので、可能な限り様々なハードルを下げたいのです。すると、リアハブ10000円は高すぎるので、価格を下げたいのです。すると、低価格なシマノハブを使う事になりますが、シマノには24hがないので代用可能な36hを使うのです。でも、通常使われるエボライトなどのハイローフランジ系のハブと比較してシマノは下位互換なのかと言われると、個人的には36hでヨンパチ組する場合はそうでもないと思っています。

 

むしろ、同じハブ寸法なら、24hヨンロクより36hをわざわざ使ってヨンパチにした方がいいと思うのです。36hの方がテンション差は是正されると思うという事です。この説明ではシマノハブとエボライトの寸法差に関しては説明できませんが、シマノハブであっても、24本のスポークのホイールを組む上では36hのハブを使う事により、エボライトの24hを使うよりテンション差が是正されると考えています(僕のホイール評価計算機では実際にシマノ36hの方がエボライトより良い値を出しています。そのうち実際に検証します)。

 

いろいろ書きましたが、詰まる所エボライトの24hハブを大人しく使うのは、お安いシマノの36hハブを使うより性能が悪くなる という予想を立てているので、仮に価格・性能どちらかの条件が崩れたとしても、24hリム/スポーク本数のホイールに36hハブを使うのは、これからのベンチマークにするには有意義であると判断したのです。

つまり、リア1本目は 24hヨンパチ組 36hハブ という事です。

 

 

 

 

さて、リア2本目ですが、

20本 4363 6:4組 なる組み方を新たに考案したので、こちらを組む予定です。ハブはうちにあるシマノハブ(24h)を使います。条件は1本目のベンチマークと可能な限り揃えます(主にハブとリムとスポークの銘柄)。対象実験的に検証を行いたいのですが、今回のように新規の組み方を考案した場合は、その組み方でベストだと思われる左右スポーク径差で組みます。組み方によりスポーク数やホール数に制限がかかる事もありますが、そこはその組み方の特徴という事で、統一しません ってか できません。

 

今回の場合は、ベンチマークに比べて、スポーク数が4本少ないですが、そこも含めてのホイールのトータルの比較です。「4本少ない割には〜」みたいな検証はしないつもりです。結果としてできたものの絶対的な評価をします。それでも、20本のこの4363 6:4組が、24本ヨンパチよりも良くなる勝算があるので、実際に組んでみるつもりなのです。

 

 

 

 

 

当然ながら、既にこの組み方を上回ると想定される組み方は考案済みです。ただ、その組み方はまだ未検証なので、現在僕が最高と思うのはこの「20本 4363 6:4組」であり、これが最終回答なのです。この組み方の詳しい説明に関しては既に記事を書き始めていますので、近いうちにメソッドを公開できると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、きょーも走ってきますた。機材の調子がいいと気持ちがいいですな!