こんにちは!



先週が台風で今週も台風。。台風一家の御一行でしょうか笑 。 早く一過してほしいものです。




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今回はカンパニョーロ chorus eps の組み付けの為の配線編です。

epsの基礎知識とBB周りの穴あけはカンパ epsの導入 配線編 1にあります。ちょっと古めのフレームは配線編2がオススメです。

epsの設置は(カンパニョーロジャパンが)個人で行なってはいけないと言ってるので、この様な記事は不要のはずですが、需要がある事を知ってるので書きます。



今回は配線を外に出す為の穴あけ作業です。
今回施工する対象は 配線編1 のanchor rs8です。

{9DB34201-2614-4A31-A1A1-CDB0CFD0F2DA}
恐ろしいハンドル高低差に見えますが、リアが上がってるのでそう見えるだけです。





1 配線穴の箇所の確認

まずは穴を開けるポイントを確認します。
epsの配線を外に出すのに必要な穴は4つです。

{FDB81FA1-F9DB-4C39-B116-F8A39A69CD6D}
(↑サドルが前すぎるように見えますが、ヘッドチューブのサイズからして大柄な方が乗っているのでuciルールは問題ないと思います)←コレいらねーな

必要箇所は、
リアディレイラーへの配線の穴あけ  A
フロントディレイラーへの配線の穴あけ   B
インターフェース(IF)に延びる配線の為の穴あけ  C
充電口設置のための穴あけ  D



di2の配線とほとんど変わりませんが、決定的に違うのは充電口の有無です。di2はハンドル付近にあるジャンクションAから充電できますので。

カンパは充電箇所を好きな所に設置できます。(フレームに穴を開けるという大変大きな弊害も存在するが、笑)



2  IFへの配線の穴あけ

まずは C のインターフェースのための準備です。

ただ、anchorは機械式のワイヤー受けがあり、その下に穴が空いてましたので実際は開けてません。

{8277434E-07C1-4B37-95C4-2782856DC4A6}

↑コレを


{E61B679D-3414-445D-86FB-8ABED8E94B8D}

↑取ると、、穴が出て来ます。

もちろん反対側も同じモノがあるのですが、インターフェースから出てくる配線は一本なので反対側は使いません。だから、




{4EDA0C84-31D5-4261-89FA-C778DA234732}

↑こーゆーの作りました。0.5mmのアルミプレートをカッターで切って形を合わせます。(形が汚いので気が向いたら作り直します。)



もし、この様な穴が空いていなかったらダウンチューブではなく、ブレーキアウター受けの近くに開ける事をお勧めします。ワイヤーと配線を束ねやすいからです。
ただ、もしヘッドチューブにアウター受けがあったら、大抵の場合はヘッドチューブには開けない方が良いです。これは強度の問題です。



3  RDへの配線の穴あけ

この穴の位置決めは極めて大切です。
間違った場所に穴を開けると、配線が通らないどころか、強度的に乗れないフレームになる可能性があるためです。


まずは、チェーンステーの空洞がどこまであるかを確認します。
ただ、コレはカンパ epsの導入 配線編 2で書いたので、そちらをご覧ください。


問題は強度です。
{188723EE-E85F-4A33-A59B-461C71B8A5AE}

5つエリアを書きましたが、もし、全てのエリアに配線を通す事が可能だとしても、白と青、緑の左半分には穴を開けません。出来るだけディレイラーに近い位置に開けるのが理想ですが、この細さに穴を開ける気にはなりません。

具体的には、フレームを丸パイプに見立てた場合、少なくとも、30φ以下には開けない方がいいと思います。私は40φは開けません。怖いので。


よって黄色の左半分エリアに開けます。




4  FDへの配線の穴あけ


ここの穴は特に何かこだわることはないと思います。配線が目立たず、汚れにくく、かつ強度が保てる所をえらびます。

↓直付けのすぐ下のチョボが打ってあるところにしました。。
{1FCB04C2-F05C-4C78-8CD6-DF286B65DBBB}

あけます。





{C54E8521-E45F-4F54-958B-3C23E19AEF93}

あけました。


5  充電口への配線の穴あけ

最後は充電口の穴あけです。

ここは選ぶのにちょっと手間取ります。

↓の様にボトルを2本指して接触せず、またできれば充電コードを繋げても接触しないところがいいですね。
{F2096518-A34F-42C9-B9C9-B8C3E12715C8}


ダウンチューブの裏、横 やBB下、シートチューブなど色々選択肢はありますが、汚れにくくて扱いやすいのはダウンチューブ上だと思います。
これは充電器をボトルケージに掛けれるためです。

だから、
{29A443E1-708B-41CC-A59D-47B149C1C4C2}

ここにしました。


開けます。

{F1CC2FBE-8334-4D46-AF19-47E857BD519E}

開けました。


ちなみに、穴の大きさは全て共通で75φです。
思ったより大きかったです。

開ける際は2mm→5mm→7mm→7.5mmと段階を経て開けています。






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さて、こんな感じで前の記事を含めて全ての穴あけが完了しました。

次回は組み付けに入ります。