こんにちは!
まずは C のインターフェースのための準備です。
ここの穴は特に何かこだわることはないと思います。配線が目立たず、汚れにくく、かつ強度が保てる所をえらびます。
先週が台風で今週も台風。。台風一家の御一行でしょうか笑 。 早く一過してほしいものです。
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今回はカンパニョーロ chorus eps の組み付けの為の配線編です。
epsの基礎知識とBB周りの穴あけはカンパ epsの導入 配線編 1にあります。ちょっと古めのフレームは配線編2がオススメです。
epsの設置は(カンパニョーロジャパンが)個人で行なってはいけないと言ってるので、この様な記事は不要のはずですが、需要がある事を知ってるので書きます。
今回は配線を外に出す為の穴あけ作業です。
今回施工する対象は 配線編1 のanchor rs8です。
1 配線穴の箇所の確認
まずは穴を開けるポイントを確認します。
epsの配線を外に出すのに必要な穴は4つです。
必要箇所は、
リアディレイラーへの配線の穴あけ A
リアディレイラーへの配線の穴あけ A
フロントディレイラーへの配線の穴あけ B
インターフェース(IF)に延びる配線の為の穴あけ C
充電口設置のための穴あけ D
di2の配線とほとんど変わりませんが、決定的に違うのは充電口の有無です。di2はハンドル付近にあるジャンクションAから充電できますので。
カンパは充電箇所を好きな所に設置できます。(フレームに穴を開けるという大変大きな弊害も存在するが、笑)
2 IFへの配線の穴あけ
まずは C のインターフェースのための準備です。
ただ、anchorは機械式のワイヤー受けがあり、その下に穴が空いてましたので実際は開けてません。
もちろん反対側も同じモノがあるのですが、インターフェースから出てくる配線は一本なので反対側は使いません。だから、
もし、この様な穴が空いていなかったらダウンチューブではなく、ブレーキアウター受けの近くに開ける事をお勧めします。ワイヤーと配線を束ねやすいからです。
ただ、もしヘッドチューブにアウター受けがあったら、大抵の場合はヘッドチューブには開けない方が良いです。これは強度の問題です。
3 RDへの配線の穴あけ
この穴の位置決めは極めて大切です。
間違った場所に穴を開けると、配線が通らないどころか、強度的に乗れないフレームになる可能性があるためです。
まずは、チェーンステーの空洞がどこまであるかを確認します。
ただ、コレはカンパ epsの導入 配線編 2で書いたので、そちらをご覧ください。
5つエリアを書きましたが、もし、全てのエリアに配線を通す事が可能だとしても、白と青、緑の左半分には穴を開けません。出来るだけディレイラーに近い位置に開けるのが理想ですが、この細さに穴を開ける気にはなりません。
具体的には、フレームを丸パイプに見立てた場合、少なくとも、30φ以下には開けない方がいいと思います。私は40φは開けません。怖いので。
よって黄色の左半分エリアに開けます。
4 FDへの配線の穴あけ
ここの穴は特に何かこだわることはないと思います。配線が目立たず、汚れにくく、かつ強度が保てる所をえらびます。
↓直付けのすぐ下のチョボが打ってあるところにしました。。
5 充電口への配線の穴あけ
最後は充電口の穴あけです。
ここは選ぶのにちょっと手間取ります。
↓の様にボトルを2本指して接触せず、またできれば充電コードを繋げても接触しないところがいいですね。
ダウンチューブの裏、横 やBB下、シートチューブなど色々選択肢はありますが、汚れにくくて扱いやすいのはダウンチューブ上だと思います。
これは充電器をボトルケージに掛けれるためです。
だから、
開けます。
ちなみに、穴の大きさは全て共通で75φです。
思ったより大きかったです。
開ける際は2mm→5mm→7mm→7.5mmと段階を経て開けています。
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さて、こんな感じで前の記事を含めて全ての穴あけが完了しました。
次回は組み付けに入ります。