こんばんは


夕方に河原や田んぼ道に飛んでるちっちゃい虫が鬱陶しい季節になってきました。

目に入ってタチが悪いとメッチャ腫れるんです。
今年はまだ一度も入ってません笑




さて、本日もカンパニョーロのepsの作業編です。こんなに連日投稿してると今後が不安になってきますが、元気がある時に書くのがいいと思うので書きます。





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これらの記事は主に、これからepsを導入しようと考えている人、自分でepsを組んでみたい人、epsに興味がある人、達に少しでも役立てばと思い書いてます。



フレームによる取り付け条件や、epsの基本が知りたい方は前回の記事をお読みください。

前回は現代チックなフレーム(anchor rs8)へのeps対応策を書きましたが、今回はepsが登場する以前の、2008年のモデルに施工します!

今回のもくじ

1  旧型フレームへの配線施工
2  配線の取り出し穴の準備

の2つです(^^)




1  旧型フレームへの配線施工

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↑こちら、time edge racer への施工です。

学生の乗るバイクにしては生意気ですが、発表してませんでしたが実はこのフレーム、ジャンク品でしたが17000円でした。カーボン樹脂とフレームの構造についてかなり勉強したので、無事乗ることができるようになりました。(残念ながらフォークはありませんが)


この時代のカーボンフレームに良くあるのが、カーボンパイプをカーボンやアルミのラグで繋ぐフレームです。time以外のラグフレームをバラしたことないのでなんとも言えませんが、ラグの構造がtimeの様であると仮定して話を進めます。



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↑これがtimeのBB内部です。前回の記事で説明した様に、epsの場合、ここの穴を通り、3本それぞれのパイプに配線が通る様にせねばなりません。


実は施工前の写真を撮り忘れました。

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↑それぞれのパイプはカーボンラグで繋がれてますが、位置決めなどをするためにプラのアダプタの様なものが使われた様です。(推測)


穴が小さいので広げなければいけません。
穴を開ける時に考えなければいけないのが、強度を保てるかどうかです。(乗って安全かどうかは言うまでもなく、乗り味が少しも変わらないかどうかが問題。施工によってフレームの味が変わってしまっては本末転倒。)


今回の場合、穴の部分が手で押した程度でグニャグニャ曲がる物でしたので、穴を広げる程度なら全く問題ないでしょう。。と、判断し、広げます。

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↑左右に並んでるのはチェーンステイのラグ部分。右側が施工前、左が施工後です。{(自転車進行方向から見て)左側は配線しないので施工の必要はありません。}

今回は施工対象がプラだったこともあり、熱で溶かしました。古いプラの場合リーマーなどで広げると、部品自体が割れてしまうかもしれないからです。

要らないアーレンキーをコンロで熱して強度が確実に保てる範囲まで広げてます。

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↑シートチューブの穴は3本ケーブルが通るので大きめです。






2  配線の取り出し穴の施工準備


BB周りの配線準備が完了したら、フレーム内部のケーブルを外に出す穴の用意です。

(残念ながらまだ手元にepsが無いので穴あけ作業まではできません。)


epsやdi2での穴あけ作業で2番目くらいに厄介なところです。

フレーム内部の空洞箇所を確認し、可能な限り電子ケーブルを外に露出させずに配置できるか、がキモとなります。



今回は良くある手法で確認します。チェーンステイの施工が一番多いと思うので、そこを例とします。

使うのはインナーワイヤー1本。シフトでもブレーキでもいいです。ただ、ブレーキの場合mtb用のタイコが横長なのはやめた方がいいです。


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↑BB付近にあるワイヤーの先っぽがどこまで入るかが問題です。
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↑シフトワイヤー受けのところまで入りました。

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↑狙いは定めました。が、実物と合わせて見ないと穴は空けません。

泥はねを考えたらチェーンステイ上部が理想的ですが、インナートップなどにチェーンを掛けた時にケーブルとチェーンが接触して切れたりしたらイヤなので、真下でもない下側にしました。




こんな感じで他も確認します。詳しい位置の決定は機材が届いてからにします。


それでは!