特急しらさぎで乗継割引納めしてきた。 | WALKING SHADOW

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全ての旅は一度きり。

2024年3月15日のJRグループのダイヤ改正を以て知る人ぞ知る「乗継割引」が廃止されます。

筆者も当ブログで扱っており、何度かお世話になっているだけに廃止を大変残念に思っている一人です。

 

たまたまうるう日である2月29日に関西方面への用事ができたため、仕事納めならぬ乗継割引納めをするべく、名古屋駅で新幹線を降りました。

大急ぎで切符を購入し、向かったのは4番線。

 

 

特急しらさぎ7号金沢行きに乗車します。

 


金沢行きの特急電車を見られるのも今年3月15日まで。
 


座席のポケットには16日以降の敦賀での北陸新幹線との乗り換え方法の案内が。

 


 

 

しらさぎを米原まで乗り、新幹線へ乗り継ぐとしらさぎの特急料金が半額になります。
これに米原~京都間が隣駅の特例で自由席990円で新幹線に乗れるのを併用しました。
全部新幹線で行くより時間はかかりますが、安いです。ただしこれも3月15日まで。

 


特急しらさぎは名古屋・米原と金沢とを結ぶ特急列車です。
名前の由来は石川県加賀市にある山中温泉にまつわる伝説。

平安時代に一匹の白鷺が脚の傷を癒やしているのが発見されたことが温泉の再興に繋がったと言われています。
そんな山中温泉に代表される加賀温泉郷へのアクセス駅、加賀温泉駅への連絡も北陸新幹線へとバトンタッチされます。
歴史好きとしては停車駅案内の「加賀温泉」をカメラに収めるのが最も適切かと思いました。

 


などと語っている筆者ですが乗るのは米原までです。
途中、前の列車の遅れで徐行したのが長良川の橋梁の上だったのでパシャリ。

やっぱり在来線特急では新幹線とは違った風景を楽しめるのがいいですね。

 

 

そして大垣を過ぎればしらさぎのハイライト区間に差し掛かります。

 



東海道本線の支線である新垂井線に入りました。
ここからしらさぎは下りに限り関ヶ原までは普通列車とは異なる経路を通ります。

 


東海道本線の中でも難所といわれるこの区間で優等列車は北へと大きく迂回します。

しらさぎの他には1日一本ずつしかない大阪行き特急ひだと高松・出雲市行き寝台特急サンライズ瀬戸・出雲に乗らない限りここを一般の旅客が通ることはありません。

実質下りしらさぎ専用ルートといって良いでしょう。

 

 

 

本線と合流すると特別区間は終わり。

 


米原駅ではスイッチバックのためしばらく停車。
ガシャンガシャンと座席転換を終わらせた筆者は米原から乗車する客に揉まれつつ下車。
 


金沢方面、という文字は嘘ではないので残るのでしょうか。

と思いましたがあとで写真を凝視したところ「長浜・敦賀方面」が下に薄っすらと。

 


乗り継ぎ先の新幹線ホームへ移動しました。
 

 

数分ごとにハイスピードで通過するのぞみが待ち時間の彩り。

 


今度は下りの通過に合わせてカメラを構えました。

 

 

 

乗継割引はなくなりますが、最後に楽しくプチ旅させてもらいました。