三重県の松阪から伊勢奥津までを結ぶ名松線に乗車しました。
全国の都道府県の中でも地味な三重県で完結しているからか、全国のJR線の中でも知名度が低い路線の1つです。
松阪駅の5番線から可愛らしい気動車が発着しています。
約35分で途中の主要駅である家城駅に到着。
ここで反対列車と交換するため10分以上停車するので撮影タイムに最適です。
ここからの区間は2009年の豪雨災害により不通になりJRは一度は廃止を決めていました。
地元、津市、そして三重県の尽力により7年の月日を経た2016年に奇蹟の復旧を果たしました。
本来ならば災害に関係なくいつ廃止されてもおかしくない路線ではありますが、
「新幹線で散々儲けておいて田舎は切り捨てるのか」という怒りの声が余程大きかったのでしょう。
運営会社がJR東海だったことが名松線を救うことになりましたね。
名松線の代表的な車窓のお供は雲出川です。
家城から35分、松阪から通算で85分ほどで終点の伊勢奥津駅。
津市美杉町の拠点となっています。
味のある駅舎ですね。
駅舎に併設されている観光案内施設「ひだまり」は必見です。
名松線グッズをはじめお土産も充実しています。
SL時代の遺産、給水塔。
国道に出てみました。
八幡神社と念佛寺が徒歩圏内にあります。
まあ地方によくある風景ですね。
ここの八幡神社は元々北畠顕能(あきよし)が建て、江戸時代に焼失後再建されたものです。
顕能は伊勢国司で南朝の主要人物の一人。南北朝時代の猛将の北畠顕家は兄弟に当たります。
南朝好きの筆者は以前大阪にある顕家の墓を訪れています。今回もまたご縁だと思います。
お土産は復旧3周年のピンバッチ。
鉄道ファンでなければ決して訪れることはない場所でしたが、これからも美杉町と名松線を陰ながら応援しています。
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