坪尻駅 | WALKING SHADOW

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全ての旅は一度きり。

2016年12月21日。四国の旅は続きます。

坂出市の崇徳天皇陵訪問後、丸亀城や琴平の讃岐うどんを楽しんだ筆者。

次の目的地は天皇陵に次ぐ目玉、徳島県三好市の「坪尻駅」です。

所謂「秘境駅」の代表格で、ご存知の方も多いと思います。

 

 

降りたばかりの気動車の横を特急南風が高速で通過します。

一部の方は既にご存知と思いますが坪尻はスイッチバック駅です。

列車を方向転換させることで急勾配の登り降りを可能にするシステムです。

四国ではここ坪尻駅と、同じ土讃線の新改駅にしかありません。

共に利用者が少なく、普通列車でも通過便が見られます。停車列車は二回の方向転換を行います。

写真のように待避場所として使えるので暫くは安泰でしょう。

 

 

 

そして筆者は一人になりました。秘境駅はこうでなきゃ。

 

 

 

 

カップル用の真ん中だけ低くなっているベンチ。

ここまで来てこのベンチに座ろうというカップル、かなり変わってると思いますね。

 

 

ここまで来てタバコ吸う人のための喫煙コーナー。闇ですね。

 

 

「秘境の駅」と書かれると秘境感が半減しそうです。

「秘密を教えたら秘密でなくなる」に似ていますかね。

 

 

自動の踏切もアナウンスもないので、通過列車の時刻が貼ってあります。

丁寧にアンパンマン列車までわかるようになっています。

 

 

ここから怪しげな森の小道を登ると国道32号線に出ます。

マムシに注意、と書かれていました。夏は気をつけましょう。

 

 

 

「駅前」に到達。バスも少しながら発着しています。ここから国道を南下し、展望台に行きます。

 

 

 

どこかで見た景色、と思った方へ。2015年冬の「青春18きっぷ」のポスターに使われました。

本家なだけに良い写真を撮影できること間違いなしですね!

 

 

 

高知方面の特急南風が通過。

 

 

静寂に囲まれた駅にぽつんと列車が現れる、という定番の構図ですが、どういう形であれ私たちを揺さぶってきますね。また坪尻駅がポスターに使われるのが楽しみです。

撮影を終えて駅に戻ります。今度は下り坂なので怖かったです。

 

 

そしてタイミング良く岡山方面の南風が通過。

時刻を把握しておりフェンス越しでしたが間近での高速通過は迫力満点ですね。

 

 

 

1時間20分という時間はあっという間に過ぎ、お別れの時が迫ってきました。

最後にスイッチバック中の写真を。

 

 

この後筆者は弘法大師ゆかりの善通寺や同じく八十八カ所の海岸寺に行きました。

 

坪尻駅は今年4月から新設された「四国まんなか千年ものがたり」という観光列車のルート上にあり、より多くのお客さんに知られることになりました。これからも秘境駅の看板的存在として頑張って欲しいです。


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