昨日の日曜日は春らしいうららかな陽気となった北摂地方ですが、自宅近所の公園の桜はまだ開花していません。つぼみはいまにもはじけそうに膨らんでいるので、今日あたりから咲き始めて、この週末が満開の見ごろを迎えるのではないかと思います。次の日曜日はお花見ですね。
前回、モダン・プロジェクトマネジメント(MPM)の本質は良好なコミュニケーションの確立にあるとキットPMの持論を述べました。
コミュニケーションの問題を解決するのがMPMの手法であるならば、それはマネジメントを始めとするあらゆる人間関係に適用できるはずです。しかも経験則を基にした、非常に論理的で体系的な手法ですから、ちゃんと理解すれば応用は無限です。
前回述べたように、もしそれを業務上課題があるところに適用すれば、多くの課題を解消することが可能となります。なぜなら、業務上発生する問題の多くはミスコミュニケーション(コミュニケートしているのに正しく伝わらない)とディスコミュニケーション(コミュニケーションそのものができていない)にあるからです。
ディスコミュニケーションはさらに、コミュニケーションの必要性を感じなかった場合(言わなくても分かっているだろう 等)と、コミュニケーションしなかった場合(報告はまだ後で構わないだろう 等)に分かれます。
ほら!これらの問題はプロジェクトに携わっているとよくありがちな話だと思いませんか。
MPMはプロジェクトの各プロセスに従ってこれらコミュニケーションの問題を解決するためのヒントを提供してくれます。もちろん、提供してくれるのはヒントと手法であって、問題解決そのものではありません。なぜなら問題を解決するのは、PMの責任だからです。
ではもう少し具体的な話をすることにしましょう。といいつつも、コミュニケーションの問題を解決するために、これまで多くの先人たちがそれこそ様々な考えを組み立て、世の中に提供してきました。それらの理論とMPMの考えはどう異なっているのでしょうか。
キットPM自身は、全てのコミュニケーション問題解決へのアプローチ理論を知っているわけではありませんが、幾つかの経験から言えることがあります。
一つは、コミュニケーションのポイントは「いつ(When)」「どこで(Where)」「だれが(Who)」「なにを(What)」「なぜ(Why)」「どのように(How)」つまり5W1Hの基本にあるということです。
5W1Hについては、社会人であれば一度は耳にしたことがある基本的かつ重要なセオリーですね。もう一つ「報・連・相」というのもあります。
この2つ、かなりポピュラーな考え方なのですが実際の仕事中でどのように応用されているのかは、あまり聞こえてきません。なぜなら、その「常識」は組織で働く人、一人ひとりの課題として位置付けられているからではないでしょうか。
これに対してモダン・プロジェクトマネジメント(MPM)では、組織的なアプローチを行うことが基本です。極端な言い方をすると、MPMではコミュニケーションの問題をプロジェクトチームの問題として位置付けるため、1:1のコミュニケーションとしてより、1:n、もしくはn:nのそれとしてとらえることが多いと思います。
では複数間のコミュニケーションの問題に対して、MPMはどのようなアプローチを提供するのでしょうか。
このテーマ、次回も続けていくことにします。
