キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記 -6ページ目

キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

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ご無沙汰しています。

現在DX実行サービスを展開中のキットPM改め、キットBA(ビジネス・アナリスト)です。

 

DXについては皆さんご承知だと思いますが、簡単に触れておくとDX(デジタル・トランスフォーメーション)の本質は、最新のデジタル技術を使ったまったく新しい、これまでになかったビジネスを創り出すことにあります。

 

しかしながらここで気を付けたいのは、DXの実行が企業や組織が持つ

2つの側面で同時進行しなければならないと言うことです。一つは言うまでもなく新規ビジネスの創造です。もう一つは、既存ビジネスの深化と洗練化です。


現代の企業にとってこの2つの要素は同時に実行すべきことであり、それを否定することはできません。このことがDXの実行と成功を複雑にしています。もちろん最初からデジタルネイティブなビジネスを行ているスタートアップ企業については、この限りではありません。

 

ではなぜ同時進行が必要なのでしょうか。

 

これにも2つの側面があります。一つは既存ビジネスの領域を守り維持することです。何から守るのか?もちろんDXをやり遂げ生まれ変わったライバル企業やデジタルネイティブな新興企業によるマーケットの浸食です。

 

二つ目は新規ビジネスの展開に必要な資金を調達するためです。基幹システムの更改や新規導入などのビッグイベントがない場合、企業のIT予算のほとんどが、基幹システムの維持(運用)と微調整(保守)に使われています。またそのコストは長年関係している外部ベンダーに支払い、継続的な契約関係に縛られている場合がほとんどです。

 

新しい発想で新基幹システム構築に予算を付け刷新することで、運用コストの削減を図ります。これにより、定常的に新規ビジネス開発に必要な予算を確保することを可能にします。

 

次回は基幹システムの刷新について考えていくことにします。