とうとう3月に突入してしまいました。ことしも残すところ後10か月です。当たり前ですネ。
年度末は12月に負けない位い気ぜわしい季節ですが、春がそこまで来ているかと思うと、少しわくわくします。ただ、その前に最後の寒気が襲ってくるのが常ですが、負けずに乗り越えたいものです。
前回は、プロジェクトの成功、失敗は計画の精度に依存する部分が大きいとお話しました。そしてその計画の精度を決定するのはプロジェクトへのインプット情報の精度となるわけです。
しかしながら、ここに大きな課題が潜んでいるわけです。それは、インプット情報の精度をPMはどう測ればいいのかということです。
もしインプット情報の受け渡しが、例えばBA活動などを含めて、ちゃんと手続きとして設計され機能しているのならば、PMは何も心配することなくその情報を受け入れてプロジェクト計画作成に取り掛かることができるのですが、残念ながら寡聞にしてまだそこまでCool(恰好の良い)な組織は見たことがありません。
だとすると、PMは次善の策としてどのように考え行動しなければならないのでしょうか。
もうお判りでしょうが、ココが今回のテーマの”胆”となります。もしPMがプロジェクト起動のために提供された情報に疑義をもったら、キットPMは自らでそれを確認する必要があると考えます。まぁ、どうやって疑義を感じるかという、別の大きな命題はありますが、今はちょっと脇に置いておきます。
確認は、組織のオープン情報や戦略、中期短期の事業計画などのマクロな施策から、プロジェクトに対する指示との結びつきを考え、どのような文脈(ストーリー)からプロジェクト立上げの動機が発生しているのか、そしてプロジェクトに期待するものは何なのかなどを考察します。
もちろんちゃんとしたBA(ビジネスアナリシス)の手順を踏む時間も人手もないわけなので、満足のいく結果となるかどうかは難しいところですが、やるに越したことはありません。
このとき、できるだけ多くのステークホルダーの意見を聞くことをお勧めします。その際、PMは自分なりの解釈を立て相手に資料として示します。
このような手段により、できるだけ多くの意見を収集することが肝要です。様々な人の考えを聞くことで、ステークホルダー間で異なる意見や対立の存在がわかるかも知れません。
こうやって集めた意見を、PMは自分がもっともしっくり来る(ここが抽象的ですが、限られた時間で答えを見つけるには、感覚に頼るしかありません)ストーリーを、プロジェクト憲章に表現します。
最終的にはこのプロジェクト憲章をレビューする形で、主要なステークホルダーの考えを取りまとめてくことになります。
意見の対立や、利害関係により意見が集約できない場合は、プロジェクトスポンサーの協力を得て作業を進めるといいでしょう。そのためにも、このフェーズではスポンサーとのコミュニケーションの取り方と関係作りが重要なのは、言うまでもありません。
次回も続けていきます。果たして電気羊の夢をみることができるのでしょうか?
