案の定、心配していた台風24号が日本列島を縦断する体制に入ったようです。国際的にはチャーミーという名前が付いたらしいですが、可愛いらしい名前にそぐわず、「大型」で「非常に強い」台風のようです。大きな被害が出ないことを祈るのみですが、情報把握と対策準備それに早めの避難を心がけ、自分の身を守ることを第一に行動するしかありません。皆さんお大事に!
さて台風襲来もさることながら、世界では北朝鮮問題、米中貿易戦争、米国の対イラン政策、トランプ大統領のロシアゲート疑惑など大きく揺れ動いています。特に米中の貿易戦争の行方は世界経済に予測不能の影響を及ぼす可能性もあり、今後の状況変化を注視していく必要があります。来るべき波乱のビジネス環境に向けてビジネスアーキテクチャを実践し、自社のビジネス・エコ・システムを再認識することは、経済危機対応のためにとても有益なことだと思いますが、いかがでしょうか。
散歩道で
■ビジネスアーキテクチャ -8-
●ケイパビリティ 5 -マッチング・ケイパビリティ-
ビジネスアーキテクチャのケイパビリティ(能力)・マップについて考えています。前回までケイパビリティ・マッピングの考え方と具体的な作成方法について考えてきました。また、ケイパビリティ・マッピングの際に必要な「階層化」と「層別化」の2つについて説明しました。今回はそれに加えて、「マッチング・ケイパビリティ」についてご紹介します。
全社的なものであろうと、部分的なものであろうと、ケイパビリティ・マップを作成仕様とすると相当量のレベル1のケイパビリティと、そこから詳細化されるレベル2以下の沢山のケイパビリティがマッピングされることになります。そのとき、あるレベル1のケイパビリティが、別のレベル1ケイパビリティの下位にあるケイパビリティと同じものである場合、その両方を関連付ける必要があります。解りにくいので例を上げ、モデル化して表すと下記のようになります。
・Level1 顧客管理---------Level2 契約管理
・Level1 パートナー管理----Level2 契約管理
・Level1 購買管理---------Level2 契約管理
このときそれぞれのLevel2の契約管理は共通のケイパビリティとみなせるため、関連を明確にするためにマッチングが必要になります。これがマッチング・ケイパビリティです。
マッチング・ケイパビリティは次のように定義します。
・Level2契約マッチング-----Level3契約/顧客マッチング
-----Level3契約/パートナーマッチング
-----Level3契約/購買マッチング
いかがでしょうか。このようにケイパビリティの関係性をマッチングすることでより組織のケイパビリティを明確にすることができます。
次回はケイパビリティ・マップからどうやって組織が抱えるビジネスの課題や、新しいビジネスのヒントを見つけ出すのかについて考えていくことにします。
