はや9月も半ばに差し掛かりました。ここ10年位感じていますが、8月を回ると年末まであっという間に時間が過ぎ去る感じです。先日NHKの番組「チコちゃんに叱られる」で、年を取ると時間の流れが速く感じるのはなぜ?という疑問が取り上げられて、その解答が微妙に腑に落ちたような気がしました。チコちゃんが言うには、こども時代は日常のすべてが刺激的で記憶に残ることがてんこ盛りなため、一日が長く感じるそうです。それに比べて大人になると、新鮮に感じることはどんどん少なくなって、記憶に残らないためあっというまに一日が過ぎ去っていくから~。ということでした。キットPMとしてはこの説には多少の疑問を感じることもなくはないのですが、まぁそんなこともあるかなぁという感じです。でももっといい説がキットPMにはあります。人間の1年の長さは、生きて来た年数で割った比率で表せるという説です。つまり、6歳の時の1年は1/6年の量があるおですが、60歳の時の1年は1/60年となり、10倍の差があるということです。これだとなんとなく実感として納得ができます。
秋の空とナントやら
閑話休題
■ビジネスアーキテクチャ -6-
ビジネスアーキテクチャについての考察をしています。前回は、顧客にとっての価値とは何かについて考えました。本質的な価値は、製品やサービスの機能ではなく、それによって顧客の人生やライフスタイルにどのような”意味”をもたらすのかということになります。この本質を可視化し、その実現に至る道筋を明らかにするのが、ビジネスアーキテクチャであり、ビジネスアナリシスであるわけです。
2.ケイパビリティ・マッピングは最重要
前回は、顧客やステークホルダーの”本質的な価値”を探り出す方法である、ビジネス・バリュー・プロポジッションとビジネス・モデル・キャンバスについてご紹介しました。これらのテクニックを使って構築したビジネスモデルとチェンジの戦略を、ビジネスアーキテクチャの中核となるテクニックであるマッピングを使って、9つのビジネス・ドメイン(ビジネス要素)をモデル化して、その実現を図っていくわけです。これは現状を理解して、理想にどう近づけるかというアプローチになります。
もう一つのアプローチは、ビジネスアーキテクチャのマッピングを通して”チェンジ”の戦略を創造するというパターンです。つまり、現状を理解することで”チェンジ”の方向性を検討するやり方です。どちらにしても、マッピングが重要なのですが、特にケイパビリティのマッピングが重要なテクニックとなります。
ケイパビリティは直訳すると”能力”となりますが、ここでは「ビジネスを実行するために存在(必要と)する機能」とご理解ください。例えば企業には、”営業”や”財務会計”などというケイパビリティが存在することになります。もちろんこれらのケイパビリティは”顧客管理”や理業活動管理””目標管理”などのケイパビリティに詳細化されます。イメージとしてはWBS作成のような、階層化構造で表します。
このように書くと「なんだ簡単だなぁ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、このような形で自社のビジネスを現した資料はあまり見たことはありません。経験上見かけるのはせいぜい業務フローで、それもITよりのシステムフローに近いものです。これでは、ビジネス(業務)を理解するのは容易ではありません。裏を返すと、企業経営にとっては必須の情報であるはずなのですが、整理して可視化したものがないという状況で、ビジネスを実施し、改善を検討しているということになります。ヤレヤレですね。
次回も更にケイパビリティ・マッピングについて突っ込んでいくことにします。
