今朝は心配した台風の影響もそれほどでもなくここ北摂地方では青空ものぞいているまずまずの天気となりました。新しい週のスタートです、気合を入れて行きしましょう。
PMに必要なスキル-15-
まとめ
14回に渡ってPMに必要なスキルセットについて考えてきましたが、みなさんはどのように捉えられたでしょうか。
上にあげたのはもうおなじみの マンダラ ですが、5つのカテゴリーとそれぞれいくつかのスキルについて記述しています。これを創ったキットPMが言うのもなんですが、これらのスキルを全てハイレベルで持つPMはそうはいませんし、それを求めているわけでもありません。
重要なのは、ここに挙げた個々のスキルレベルの何パーセントかをまんべんなく持つということです。その上で自己の特性に合わせて特定分野を掘り下げて行くことになります。つまりまずスキルバランスに偏りがでないようにベースラインを創り、保持し、その上で必要とされるもしくは得意とする分野について深く追求することが必要になります。
何を言っているかというと、PMは常に勉強を続ける必要があるということです。勉強には2種類があって、日々の実践を通して最初のベースラインを底上げする活動と、特定分野の知識を何らかの形で手に入れることです。何らかの形とは、本やネットからの情報とPMコミュニティ等で行う研究等のことです。また、ヒューマンスキルについては様々な自己啓発セミナーや、管理職研修などの利用も効果があるかもしれません。とにかく、研鑽を続けることが重要です。
さて5つのスキルカテゴリーの内勉強するのにどれが難しいとか、易しいとかいうことはないのですが、厄介なのはヒューマンスキルであることはなんとなく了解してもらえると思います。この難しさは人間と人間の関係という古来からの永遠の課題に起因しているものだからと考えます。
であれば、この課題に対して先人の活動をみることも意味がありそうです。つまり宗教や哲学、心理学など幅広い分野での研究や成果に触れることも有効な手段です。さらに近頃ではデザイン思考に代表されるように、課題を突破数めに論理的なアプローチだけでは難しくなっているという理解から、デザイナー的な思考を導入することで、より直感的な判断やひらめきを活用しようという流れになってきています。
それは世の中の仕組みが複雑になり、あるセグメント内の垂直統合的な思考では埒が明かなくなり、垂直統合と同時にセグメント間の関係を見ていく必要がでてきたからです。これは諸々の事象や情報が絡み合ってある現象が発生するネットワーク社会の特徴となっています。「ブラジルで蝶が羽ばたくと、テキサスで竜巻が起きる」という、エドワード・ローレンツの説が必ずしも冗談ではなく、まさしく今そこにある我々の世界となっているのです。
わたしたちより良いPMを志すものは、このような世界で大きな責任を持って仕事をしていることを自覚し、それに対応するための努力を怠らないことが、社会から求められていることを心して目の前のプロジェクトに対峙していることを忘れないようにしたいものです。
次回から新しいまとめのテーマに移ることにします。

