はや、1月も後半に突入しました。年度末に向けて皆さん忙しくされていることと思います。先週の関東地方は比較的暖かい日が続きましたが、今週は再び真冬の寒さが戻ってきました。
さて今回のシリーズのテーマである「ステークホルダーの合意を取るのは難しい?」ですが、結論から言うと「難しい」となります。と言ってしまうと当たり前すぎて身も蓋もないのですが、合意形成という行為そのものが、人間と人間の難しい関係の一つの側面であることを考えると、致し方ありません。
このシリーズの初回でも述べましたが、合意形成は、対する相手の考えを正確に聞き取り理解した上で、こちらの考えを誤解がないように伝えることから始まります。
このとき厄介なのは、相手の言うことを真っ正直に受け止めて理解したつもりになっても、それが彼らの本心とは限らないという事実です。
特に日本人の習性である、ハイコンテクストな意思疎通、つまり行間を読むとか忖度するとかのよく言えば気遣い、悪く言えば思い込みを前提にしたとき、相手が求めていることを知ることができません。
このような時どうするか。難しい問題ですが、キットPMは合意したと思った事柄を実現するための、おおよそのプロセスの話をすることで、そのギャップの存在を確認するようにしています。
こうすると、お互いの役割の確認や第三者への働きかけの必要性などを確認する過程で、思い違いや言葉足らずを発見することができます。
そうそう、日ごろからハイコンテクストな意思疎通を排除することを心掛ける必要もあります。
これには2方向あって、まず自分から話すときなんらかの情報が欠落していないかどうか、それから相手の言葉に見えない何かが含まれていないかを気にすることです。
これもただ”気にすれば”なんとかなるというわけではないのですが、そういう意識をもって打合せや立ち話に臨むことが大切だということです。
今回のテーマはこれでひとまず終わりとします。コミュニケーションに関するテーマにはまだまだ研究することが沢山ありますので、また取り上げていきたいと思います。
次回のテーマはまだ決まっていません。何をテーマにするか、ご期待ください。
