おとといの横浜は局地的な集中豪雨に見舞われ、一時は避難勧告が発令された地域もありました。土砂降りの大雨、本当に恐ろしいものです。幸い大きな被害は出なかったようですが改めて、非常時の判断の心構えを平時に考えておくことの重要性を感じた次第です。
通勤路の朝顔
前回はプロジェクトの定義について考えました。PMBOK®のプロジェクト定義を見ると、随分大きな範囲の概念であることが分かります。「期限が決まっていること」「独自性」があることの2つを満たす業務はプロジェクト化できるということでした。
であれば、プロジェクトを実施するんだと特別身構えなくとも、典型的なプロジェクトだけではなく、もっと違った形の身近なプロジェクトが存在するのではないかと気が付きます。
つまりこれまでの考え方であれば、プロジェクト化しないような業務を、あえてプロジェクト化するということも可能なのではないでしょうか。
ここで「なんでそんなことをやらなければならないの?」と考えたあなたは、ある意味健全な考えを持っている人かもしれません。なぜならプロジェクトとは、組織の戦略を実現するためのツールです。そのため全てのプロジェクトは何らかの”意図(戦略)”に結びつき、その意図に寄与する成果を作り出す必要があるからです。。
これを簡単なモデルで示すと、
組織戦略>BA(ビジネスアナリシス)>戦略実行計画>プロジェクト
という関係になります。超上流から下流へ続く関係ですね。
ここでもう一つのプロジェクトの性質について考えてみましょう。プロジェクトマネジメントの本質は、与えられた目的を達成するために、もっとも効率の良いアプローチを考え、それを最高のパフォーマンスで実行することを目指すところにあります。
時にはそう見えない場合もあるのですが、それはプロジェクト内外の制約条件や、誰かのこころの内を忖度(今はやりの!)した結果であることがほとんどとなります。まっ、現実は理想通りには行かないということでしょうか。
それはさて置き、目的達成のために、論理的に最善を尽くすという実証済みの確かな方法論を持つ手法であることは間違いありません。ここが大事なところです。
話は変わって、今「働き方改革」が盛んに言われています。これも随分あやふやな概念のため、捉える立場で人それぞれの解釈がされているようです。
便宜上ここでは、「仕事の効率を向上し(特にホワイトカラーの)、業務の無駄を省くことで長時間労働を排し、働きやすい社会を作る」という風に定義をします。
さぁ、この目的に向かって果たしてプロジェクトマネジメントは何ができるのでしょうか。次回、これについて掘り下げて行くことにします。
