関東地方の梅雨開けはまだのようです。毎日暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。キットPMは昨日、一昨日と祇園祭りで賑わう京都にいましたが、凄まじい暑さと湿気でぐったりしてしまいました。もう夏の京都はこりごりです。
前回はある物事を理解しようとする時、または自分の考えを誰かに伝えようとする時、一度その内容を個別の要素に分解した上で、再度組み立て直すことが有効な手段であると考えました。
その時重要なのは、論理的なアプローチを行う必要がある事を理解することでした。PMは意識的にそうすることが必要です。
ただ闇雲に論理性を追求するだけではなく、相対する人物(話を聞く人、意思を伝える人)の状況を理解し、それぞれに合わせたアプローチをすることも重要です。
私たちが共に活動している相手は人間ですから、いくら論理的であってもこちら側の論理だけで組み立てたストーリーは思ったように相手には伝わらないということを理解うることが大事です。
ではどの様な論理的な思考プロセスを実施するのでしょうか。
論的な思考の展開には、理解しようとする、もしくは伝えようとする情報の関係性を、明確に把握することが必要です。
関係性という言葉が分かりにくければ、因果関係と置き換えてもいいでしょう。かえって分かりにくいですか?
因果関係は、「原因と結果」という構図で表すことが出来ます。英語では「Couse and effect」といいます。「何かを行った結果、こうなった」あるいは「何かが発生した結果、こうなった」ということになります。
また、ある情報の塊の因果関係を「原因と結果」で理解するには、複数の要素の関係を明らかにする必要があります。通常一対一の関係では表されるほど、世のなかの仕組みは簡単ではありません。
あまり良い例ではありませんが、「風が吹けば桶屋が儲かる」という話しがあります。この話は幾つかの「原因と結果」が直列につながる構造を持っています。
面白いのは一つ一つの因果関係が単純で分かりやすいため、妙に説得力を持っているところです。
まぁ普通の人は、第一の因果関係である「風が吹くと眼を患う人が増える」というところに合理性があるようで無いため、ただの「シャレ」として理解できるわけですが。
「風が吹けば~」の場合、個別の「因果関係」がシーケンシャルにつながって、「桶屋が儲かる」という最終結論にたどり着くわけですが(その過程で現実とのギャップがどんどん広がるのが面白いわけです)、私たちが存在する現実の世界はそう単純ではありません。
複数の要素が一つの結果に収斂したり、逆に一つの要素から複数の結果を生み出したりします。この関係性を正しく把握するのはそう簡単ではありませんが、オススメなのはチャートで表すということです。
チャートにはマインドマップやフィッシュボーンチャート、Tフォームなど世の中には沢山存在していますので、利用場面や使いやすさなどを考慮して、適したものを選択できるようにしておきます。つまり、いろいろと使えるツールは増やしておくということです。
図示することで理解が進むのはいうまでもありませんが、その理解を説明する資料に表すのはまた別のアプローチが必要になります。
次回はそこに切り込んでいくことにします。
