おとといは真冬に戻ったような厳しい冷え込みとなった南関東地方ですが、昨日は打って変わって暖かい春真っ盛りの気候でした。そして今朝の北摂地方は少し肌寒いですが、良い天気となりました。まるでジェットコースターの乗っているような気候の変化ですが、我が身がこの変動についていくのもひと苦労です。歳を取ったのを実感する近ごろです。あゝ
愚痴はさておき、前回からプロジェクトの”目標”の評価について考えています。
前回言ったように”目標”として掲げられるものは具体的なものですから、その評価も”成果物”と同じく、QCDで測ることができます。
”成果物”と同様、複数の”目標”に対して計画時点で予めそのQCD目標値を設定しておきます。”目標”の場合、上位概念である”目的”に対する寄与度が当初計画通りであるのかは、大きなポイントとなります。
QCDの成績で満点でも寄与度が低い(つまり目標の設定そのものが良くなかったということ)と、プロジェクトの品質自体に問題があるということになります。
また逆に、QCDは良くなくても寄与度が低下しなかった場合も、当初の目標設定に問題あがあったということになります。
つまり、当初計画時点でプロジェクトのアーキテクチャをチャンと考えていれば、その目標設定が大きく狂う事はなく、であれば目標の"目的"に対する寄与度は、QCDのみに依存する事になります。
時々アーキテクチャ の考慮不足で、あまり意味のない目標を掲げたり、不必要な成果物を作成したりするプロジェクトを見ます。
この原因は主にコミュニケーショントラブルですが、計画プロセスでの手順を端折ったり、メンバーと充分な議論ができなかったりすると、思いもかけない無駄な作業をしてしまうことがあります。
プロジェクトマネジメントでの目標設定は、目的を達成するために必要最低限のものにする必要があります。ただしこの見極めは、場合によってはなかなか難しいのです。
そのためにも、最後の終結作業で目標の評価を正しく行うことは、次のプロジェクトに向けてとても重要で参考になる情報を手に入れるチャンスです。
さて、これまでプロジェクトの”成果物”と”目標”の評価がどうあるべきか考えてきましたが、評価のスタートはプロジェクト計画時点にあるということがお分かりいただけたと思います。
プロジェクトの終結作業時におもむろに評価基準を考えるのではなく、どのような評価軸をもって置くかを計画することは、面倒くさいですが重要です。
なぜなら、プロジェクトが進行している間、プロジェクト作業を通して創出しないといけないものは何で、それがどのような機能を果たすものか。そしてそれらの関係性はどうなるのかを常に意識するために、プロジェクト計画書にそのガイドラインが示されることになるからです。
プロジェクトの終結作業は次のプロジェクトの準備作業となるということ、お分かりいただけたでしょうか。次回は”目的”の評価について考えることにします。
