行楽には良い季節ですね。先週末は少し暑いくらいでしたが皆さんはどこかへお出かけされたでしょうか。キットPMは、自宅の近くにあるお寺とバラ公園へハイキングに行ってきました。真っ盛りのバラが圧倒的でした。帰りに温泉施設で食事して、お風呂に入ってサイコーの1日でした。
プロジェクトのスタート前に行なう作業に、これから取り組むプロジェクトはどのような形にするのかを思考し、決定し、共有します。
といいつつ残念ながら、明確に開始前にこれを意識して実行するプロジェクトは多くはかありません。ということで、このシリーズではどうやってプロジェクトをデザインするかを考えています。
このシリーズも10回を超えたので、ここらで一度振り返りをすることにします。
まず、当然ですがプロジェクトの目的(ゴール)と目標(スコープ)を確認します。次にそれを達成するための道筋、つまり方針を考えます。このとき、プロジェクトを実施する環境について考慮することが重要でした。ビジネス環境とプロジェクト、組織戦略とプロジェクト、プログラムとプロジェクトなど様々な環境要因との関連について思考します。
さらに、予想されるプロジェクトのリスクいついて考え、そのリスクを回避するための方策を考えます。このとき、プロジェクトの構造そのものをリスクに対応できるものにすれば、プロジェクトの強靭性を大幅に向上することができます。
最後にこれらの要素でデザインしたプロジェクトの構造について、様々なステークホルダーに理解し納得してもらうために、効果的なプレゼンテーションを行うために、ストーリーテリングのテクニックを使う、というところまで考えを進めてきました。
前回はITプロジェクトが取り得る、複数の開発手法の存在について触れました。ウォーターフォール、アジャイル、それらのハイブリッド、リーン開発、スパイラル開発、プロトタイプ開発などです。
最近はアジャイル開発の有用性なども実証され、かなり普及が進んでいますがその弱点もまた明らかになってきています。
どのような手法を取るのか、これもプロジェクトデザインの大事な一部となります。
ところで、このように様々な開発手法が編み出され、活用されているのは理由があります。最大の理由は、ビジネス環境の変化のスピードが一昔前に比べ、飛躍的に速くなっているということです。
そのため、ビジネス現場の状況も複雑化を増しており、最適なシステムとは何か、理解することが難しくなっています。
アジャイル手法は、プロジェクトの最後までのプロセスの全てをキチッと計画せず、試行錯誤を繰り返しながら最速で、最適ではないが使えるシステムの提供を目指すものです。
これまで見て来た、プロジェクトをデザインするために必要な情報を元に、どのような手法を取ることが、よりプロジェクトの目的達成に合理的であるかを判断し、設計します。
次回は、プロジェクトデザインの大きな要素である、フェーズ分割について考えて行くことにします。
