さて、プレ・プロジェクトとというキットPMが独自に考え出したプロジェクトプロセスについて考えています。
前回は、「プレ・プロジェクト」プロセスから「立上げ」プロセスへ引き渡すアウトプットとは何かについて考えました。
今回はそのアウトプットの具体的な内容として、「立上げ」プロセスで作成する”プロジェクト憲章”の内容を考え、それに合わせた成果物である”プロジェクト憲章(暫定版)”を「プレ・プロジェクト」で作成する方法について考えてみます。
まず「プロジェクト憲章」の例として、キットPMが使っているプロジェクト憲章の目次を見て行きましょう。
1. プロジェクトの目的
2. プロジェクトの背景
3. 最終成果・目標
4. プロジェクト構造
5. プロジェクトの特色(考慮点)
6. プロジェクト予算
7. 終了時期と完了条件
8. プロジェクト体制
9. メンバーの役割と権限
10. プロジェクト運用ルール
11. プロジェクトによるメンバー個人の達成目標
(付録 用語集)
1.プロジェクトの目的
ここでいう目的は企業や組織の戦略から出てきた、企業や組織の存在を成り立たせるために必要な目的です。
2.プロジェクトの背景
プロジェクトの目的がどのような組織の要求から出て来たかを説明するための情報となります。マーケット、経営、現場の要求を掘り下げて理解します。
3.最終成果・目標
最終成果とは、プロジェクトの目的を達成するために必要な、具体的な成果物となります。またこの成果物のことを「目標」と呼びます。通常この目標は目的に対して複数存在し、目標に掲げた成果物を創成する行為が、「プロジェクトスコープ」となります。
4.プロジェクト構造
プロジェクトの構造とは、このプロジェクトが組織から見てどのような位置づけになるのかを記述するものです。あるプロジェクトは、企業や組織が必要とする大きな目的を達成するため複数存在するプロジェクトの1つである場合があります。このようなプロジェクト群を”プログラム”と呼びますが、このようにプログラムの存在とその中でのプロジェクトの位置付け、その他のプロジェクトとの関係などを明らかにすることは、プロジェクトマネジメントの上で重要な情報となります。
5.プロジェクトの特色(考慮点)
一つ一つのプロジェクトはそれぞれ”個性”を持っています。つまり、同じ条件のプロジェクトは一つとして存在しません。そのため、特に考慮が必要な事項があればそれを記述します。具体的には、特定のステークホルダーの状況やプロジェクトに必要な機材の特性、外部協力会社やベンダーについてなどがあげられます。
次回も続きます。
