昨日の日曜日の日中は、春を思わせるようなあたたかな気候となったここ北摂地方ですが、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。
予報によると、今週はまた冷え込みが厳しくなるようですが春の兆しは間違いなくそこまで来ているようです。
プロジェクトを開始する前の「プレ・プロジェクト」の活動で何をやるかについて考えています。
前回までに考えたのは、プロジェクトの目的、目標を明確にすることと、その目的が、組織や企業のどのような要求から出て来たのかを説明する、プロジェクトの”背景”つまりビジネスの文脈(コンテクスト)を説明することも重要になります。
これは、プロジェクトの”目的”を正しく理解するための補助的な情報となります。
また、プロジェクトが共通の最終目的を持った、複数のプロジェクトで構成される”プログラム”に所属している場合や、プロジェクトの成果物を他のプロジェクトで利用される場合など、プロジェクトの環境構成を説明することも必要です。
これはプロジェクトのメンバーを含むステークホルダーが、自己のプロジェクトの結果が、組織にどのような影響を及ぼすのかを理解するのに役に立ます。
さて、プレ・プロジェクトで取りまとめる情報である、「目的」「目標」「背景」「構造」ですが、「目的」「目標」はプロジェクトの”基本情報”で、「背景」「構造」はそれを補完する”説明情報”となります。あっ、この「基本情報」「説明情報」という用語はキットPMのオリジナルですので、ご注意ください。
これらの情報は、BA活動や経営計画などプロジェクト外からインプットされる情報になります。したがってその内容をプロジェクトがコントロールすることは、基本的にできないもので、変更しがたい情報となります。
プレ・プロジェクトで取りまとめる情報には、この基本情報と説明情報以外に、プロジェクトでコントロールできる余地のある情報があります。これをキットPMは”実施情報”と呼んでいます。
この”実施情報”は、プロジェクトの期間や予算、体制などプロジェクトの計画プロセスで詳細を検討して、初めて確定できるものです。
ただし通常は、概算の期間や費用などの”あたり”を付け、事前にある程度の情報が整理されているはずです。
プレ・プロジェクトでは、この”あたり”について掘り下げを行いその妥当性を検証します。もちろん、あまりにも無謀な”あたり”のつけ具合であることが分かったときは、その是正をステークホルダー、特に上位管理者に対して上申することも、PMの役割となります。
このように「基本情報」「説明情報」「実施情報」を取りまとめることで、次のプロセスである”立ち上げプロセス”にスムーズに移行することを狙うのが”プレ・プロジェクトプロセスとなります。
次回は、どのようにして”立上げ”プロセスにつないでいくのか、具体的な手法について考えてみます。
