師走の慌ただしさの影響か、どうも心が落ち着かない今日この頃のキットPMです。皆さんはこの年の瀬いかがお過ごしでしょうか。
さて、行動分析でどうやって人間の欲求を引き出すかについて考えています。前回、行動から要求を引き出すには「リフレーム」という考えが大事だと話しました。
そして、リフレームを実現するためには3つのステップがあり、その一つが「マインドセット」つまり、実現のための強い意志を持つということでした。マズローの5段階欲求説をご紹介し、高次の欲求充足を目指すことが「マインドセット」の根源となります。では今日は、残りの2つのステップについてご紹介します。
2つ目は、リフレームを現実のものとするために、経営層または意思決定層という、組織と事業に責任を持つ人たちが、リフレームの必要性を正しく認識することです。
この認識を明確に獲得するためには、単にその必要性を訴えるだけではなく、ワークショップなどを通して、研鑽することが必要になります。
皆さんもご存知のように、これをボトムアップで実行しようとすると大変難しいことになります。ということは、何らかの手段でトップマネジメントが自らそれに気が付く必要があるということになります。どうやればそれができるのか、永遠の課題です。
最後に1つ目と2つ目にも関連しますが、大胆なチェレンジを可能とするためには、プロジェクトの目的を否定するということです。何を言っているかというと「失敗することを目的としたプロジェクト」を実施すると、思い切ったアイデアでチャレンジすることが可能になるということです。
言うは易し、ですが実際にこの考え方自体がリフレームそのもののように思えますので、結構ハードルが高いかと思います。
プロジェクトマネージャの目から見ると、失敗を目的とするプロジェクトとは如何にも理不尽な話ですが、プロジェクトの目的を「新しいチャレンジをする」と設定したら無理がなくなるのではないでしょうか。
ここで重要なのは、イノベーションを生み出そうとすると、組織全体がその必要性について、共通の認識を持つことと、そのチェレンジを許容しサポートするトップマネジメントの意思が必要だということだと思います。
これは、モダンプロジェクトマネジメントを組織の中に導入しようとするときのステップと全く同じだと、キットPMは感じました。
他にも、出てきたアイデアには「のる」ことが重要で、「突っ込み」を入れないや、常識と非常識の狭間にイノベーションが存在するなど、沢山の興味深い話をお聞きすることができました。
次回からは、基調講演の後に行われたパネルディスカッションの様子をお伝えしようと思います。
