ステークホルダーマネジメントを考える -15- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

風15号も過ぎ去り、穏やかな日となった昨日、今日ですがいかがお過ごしでしょうか。暑い日差しは戻ったものの、一時の肌がピリピリするような感じとは違い、秋の気配にホット一息つけたような気がします。
{1F0D6816-5A38-427C-BBC6-C33DC58FFE34:01}

て、ステークホルダーマネジメントについての考察も佳境を迎えてきました。前回まで、ある程度組織の高い位置にある人が、プロジェクトに対して敵対的な行動をとる場合の対処方法について考えてきました。

  今回から、プロジェクトの実施メンバーであるコアなステークホルダーが、プロジェクトにとって望ましくない行動をとる場合について、考察していきます。




ロジェクトの実施体制は、組織毎やプロジェクト毎に様々な形を取り得る可能性があります。

  プロジェクトメンバーがプロジェクトを実施する専門職である場合、そのメンバー構成はある程度固定され、かつ過去に一緒に仕事をしたことがある場合が多くなるでしょう。この場合お互いの気心も知れ、それぞれの行動も相互理解の上成り立つことがほとんどで、それほど大きな衝突が起きることは少なくなります。


  ところが、プロジェクトを推進するコアメンバー以外のプロジェクトメンバーとなると、現業部門から選抜されたプロジェクトマネジメントにはあまり慣れていない人が参加することになります。

  もちろんこのメンバーが、プロジェクトの一員としてそれぞれの仕事を立派に果たせば何の問題もないわけです。



ころがしばしば、このメンバーが本来自分が所属する部門、部署の利益代表としての役割を担っている場合があります。

  このような役割を部門、部署から期待されているプロジェクトメンバーが複数プロジェクトに存在し、その上部門間の利益が衝突する場合、プロジェクトの運営が非常に難しくなります。

  もちろん彼らは、必ずしも自らの意思で自部門を護るために行動しているわけではなく、その部門の責任者からの要請で動いているのです。




いうことは、PMは彼ら個人に対して改善のための働きかけを行っても、それほど多くの効果を得ることは難しいことになります。もちろん、全くゼロという訳ではないので、ある程度の努力を行うことは必要です。

  何をするかとうと、プロジェクトの目的や意義について理解を求めるとともに、組織全体としてのメリットを示すことが必須となります。もちろんこのようなことは、プロジェクトのキックオフ時点で十分に説明し、理解を得ているはずなのですが、念を押すことは必要でしょう。

  でも、このメンバーの問題が必ずしも彼ら個人の資質に起因する訳ではないことを先に述べました。とすると、根本的な解決策は別のところになるということになります。

  次回もこの問題を掘り下げて行くことにします。