今朝は随分良い天気となりました。今日は気温も上昇するようです。そろそろ季節は晩春、青葉の季節となりました。キットPMの裏庭の紅葉もいつの間にか瑞々しい葉を付けています。
プロジェクトのプロセス改善を考えるこのシリーズも、10回目となりました。前回まで、納期遅延をターゲットに、改善が必要なプロセス(タスク)をどうやって特定するか、特定したプロセスの問題をどう分類するか、について考えました。
プロジェクトプロセスの問題は、最終的には2つに分類できます。一つは、プロジェクトマネジメントの問題であり、もう一つは組織のプロセスマネジメントの問題となります。
一つ忘れていました。特定した改善が必要なプロセスの根本問題をどうやって探し出すかということです。
これについては、キットPMはTOCの思考プロセスを利用しています。思考プロセスについてはこのブログで何度もご紹介していたので、今回は説明を割愛しますが、皆さんそれぞれがお持ちの方法論があればそれを活用してください。
肝心なのは、問題の本質に迫ることです。例えば、研修のためにあるタスクに新人をアサインした結果、そのタスクが遅延したとき、その原因はどこにあるのでしょうか。
新人くんの能力が不足していたのか、サポートと教育体制の不備であったのか、任せた仕事の難易度が思ったより高かったのか、PMの注意不足なのかなどなど想定できる原因は沢山ありますが、果たして何が本当の原因であったのか、追究することは重要です。
本当の原因を理解し、それに対して適切な対策をとることで、一つのプロセスが改善されます。
上の例だと、新人をプロジェクトでアサインする場合、研修期間を増やし、研修のカリキュラムをプロジェクト毎に設定し、研修の体制を整えることが必要だとなったとします。
そしてそれをプロジェクト計画時に意識して設定することで、問題を解決することができます。また、この問題解決は全てのプロジェクトに有効な汎用的な解決手法ということができます。
このように問題を解決したら、測定で得られた、次にパフォーマンスのギャップの大きいプロセスに対して同様の作業を行います。
このように一つ一つの問題を解決しながら、プロジェクトプロセス全体のパフォーマンス(スループット)を向上させていきます。
今回はちょと短いですが、これまでとします。次回もこのテーマを続けて研究していきます。
