プロジェクトプロセスの改善 -6- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

日とは打って変わって、素晴らしい天気となった、ここ北摂地方です。でも明日から週末にかけて、天気が崩れるそうなので、今日は今シーズン最後の花見日和かもしれません。

    キットPMは、香川出張にかこつけて屋島山上でお花見して来ました。
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ロジェクトもそうですが、製造工程や会社業務などのプロセス改善で難しいのは、どのプロセスを改善するか判断することです。

  前回考えたように、あれもこれもと目につくところに手出しをしても、思ったような効果を上げることができません。また、あるプロセスに対する改善行為が、他のプロセスにどの様な影響を与えるか事前に見切ることは難しいのです。

    つまり、改善は1つづつ実行し、その結果を評価しながら次の改善を行うという、一つ一つの積み上げでなされる必要があるのです。要するにアジャイル的なアプローチが効果を上げるということです。

  それを踏まえた上で、今日の本題です。一連のタスクの繫がりであるプロセスのどこを改善したら、最大の効果を上げることができるのかを決定する方法はあるのか? さて、どうでしょうか。




ず考えないといけないのは、プロジェクトプロセスのパフォーマンスを何で測るかということです。

  一般的にプロセスのパフォーマンスは、プロセスが創り出す価値の量で測ることができます。普通の企業で言う”価値”とは、ズバリ利益のことになります。製造業の生産ラインの場合だと、原材料から作りだされる付加価値(製品)とそれをお金に変えるスピードが、プロセスの価値となります。これをTOC的には「スループット」と呼びます。

  これは、次のような関係で表すことができます。
付加価値=売上高-付加価値を創造するにかかった変動費
スループット=付加価値÷作業開始からお金に変わるまでの時間

  ということであれば、最適な改善はとはスループットを向上するために、最も効果のあるプロセスに対して行うということになります。




はプロジェクト・プロセスのスループットはどうやって測るのかを考えてみましょう。

  プロジェクトの付加価値とは何でしょうか。もちろん、QCDを予定通りに実現するということですね。品質(Quality)コスト(Cost)納期(Delivery)が計画通りであることは、一応プロジェクトの成功の条件となっています。一応というのは、個々の条件の定義が、いろいろと難しからですが、これは前回のシリーズのテーマでしたので、ここでは割愛します。

  ここでポイントなのは、「計画通り」ということです。つまり、計画より品質が劣っていたり、コストがオーバーしたり、納期が延びたりすることはもちろん、パフォーマンスが悪いという評価になりますが、それらが計画を上回った場合もパフォーマンスに問題があったと見なすことです。




ちろん、一番理解しやすいのは「納期」について、各プロセスの計画と実績を評価することです。
  あるプロセスやタスクの実施計画に遅延や前倒しが発生したものを探し、その乖離が最も大きなプロセスやタスクが改善の対象となります。

  この時注意が必要なのは、対象となったプロセスやタスクが、プロジェクトに特有の原因で問題が発生しているか、汎用的な原因でそうなっているかを考えることです。

  汎用的な問題であれば、そのプロセスを改善することで、他の多くのプロジェクトでも効果を上げることが可能になるはずです。
  それが、プロジェクトに固有の問題であれば、さらにその問題がなぜ発生したのかを追究することが必要となります。追究することで、表面に現れている問題ではなく真の問題にたどり着くことができれば、それは一般化できる問題となります。




よいよ佳境に入ってきて、ちょっと長くなりました。続きは次回とします。ご期待ください。