おーっと。今日は火曜日だった。どうも連休で感覚が狂ったみたいで、昨日の月曜日のブログ更新をすっかり忘れていました。更新日を守れなかったのは久しぶりです。
今日は昨日と打って変わって、雨となった北摂地方です。朝方はかなり激しい雨が降っていました。和歌山には大雨洪水警報がでているようです。
裏庭も紅葉して来ました
気を取り直して、プロジェクトでのネゴシエーションについて考えを進めて行きます。その前に、これまでの考察をちょっと振り返ってみましょう。
「プロジェクトでの」と断っていますが、基本的には一般のネゴシエーションとの違いはありません。最大の注意事項は交渉の当事者同士が敵対関係にならないということです。
そのために、幾つかのポイントがありました。
まず一番目は、交渉の当事者同士が相手を尊重して、リスペクトするということです。最初に否定ありきではそもそも交渉にはなりません。
二番目は、交渉相手と同じゴールを目指すようにするということです。対立する利害関係を調整するというベクトルではなく、共通の目的を掲げそれを実現するために必要な条件を、論理的に見つけだす必要があります。
三番目は、交渉の当事者の一方ましくは双方が譲歩することで妥協点を見つけることは良くないということです。不満を抱えたままだと後々新たな問題の火種になり兼ねません。
最後に、必ず双方が満足できるソリューションが存在することを信じるということです。交渉時には場合によっては解決策がないように思えることもしばしばですが、信じて考えることで必ず発見できるはずです。
その上で、プロジェクトーのネゴシエーションの特徴として、交渉の最終目的はプロジェクトの目的の達成であることが明確なことです。そういう意味で、交渉自体はやり易いということができます。
逆に難しくするのは、プロジェクトとというテンポラリな組織であるため、人間関係の構築が必ずしも容易ではないということです。交渉をスムーズに行うために必要な信頼関係を作る時間が限られていますので、そこには工夫が必要となります。
プロジェクトのステークホルダーの中には、プロジェクト自体を良く思わない人が存在することがあります。厄介です。
このような人と交渉を行う場合、いくらプロジェクトの目的を示し協力を求めても、簡単には理解を得ることはできません。その人がなぜプロジェクトに敵対してしまうのかその理由を探ることは重要です。もし原因が明らかになれば、それを修正することは可能になりますが、経験からいうとなかなか難しいものです。
それを防ぐために、プロジェクトマネジメントにおける「立ち上げプロセス」での活動がキーとなります。
プロジェクトの目的や意義、経営戦略における位置づけなどを明確にし、それを丁寧にステークホルダーに説明し、プロジェクトに対する協力を取り付ける工程をちゃんとやることが必要です。
そのために、時にはトップからのプロジェクトに対する期待をメッセージとして提供してもらうなど、権威の後押しも必要になります。
このような準備をしておくと、いざ問題が発生した場合、トップの意向としてプロジェクト目的を訴えることも出来ますし、PMの手におえないときのエスカレーションもし易くなります。
いかがでしたでしょうか。他にも色々と考えるべきことはありますが、今回は一先ずこれで最後とします。次回は新テーマでお送りします。
