ぐずついた天気が続いていましたが、本日は打って変わって晴れとなった北摂地方です。皆さんの地方ではいかがでしょうか。
ところで、日本の国会ではうちわ問題で盛り上がっていますが、なんともはや他に議論すべきことは山ほどあるというのに、です。
海外ではエボラ出血熱はまだ広がりを見せていますし、ISISの問題もあります。経済的にもEUが結構大変な状況ですし(好調だったドイツも先行きが懸念されています)、国内では災害への対応や老朽化したインフラ対策など心配なことだらけです。
個人的には消費税を10%に上げるのかどうかが一番気になっています。もちろんキットPMは増税反対です。万一増税されたら、4月以降急激に低下している成長がもっと落ち込むことになるのは必定だと思いっています。なんとか、ここは増税を阻止し、安倍総理の公約通りデフレからの脱却を図ってもらいたいものです。
ネゴシエーション「交渉」について考えています。前回、交渉と説得の違いについて考えました。説得は対峙する当事者の一方が自分の要求のみを満たそうとすることで、交渉は双方が満足する結果を導き出そうとする行為でした。
交渉は、お互いの感情と理性つまり人格同士の葛藤を調整する行為ですから、とても難しいものであるのは間違いがありません。だからその方法を学ぶ意味があるわけです。
さて、いざ交渉する立場に立ったあなた自身を想像してください。交渉の内容はそうですね、前に上げたお小遣い値上げ交渉で考えてみましょう。
子供がおかあさんに、お小遣いの値上げを説得しようとします。要求金額はこれまでにプラス2千円です。
値上げの動機としては、高学年になり友達との付き合いもいろいろとお金が掛かるようになったこと、友達付き合いが悪いといじめられる可能性があること、欲しいゲームが増えていることなどなどを上げています。
一方お母さんは友達付き合いの大切さも解りますし、お小遣いを管理することによる自主性と責任を学ぶのにもいい機会だと考えています。でも子供の言いなりで値上げすることにいささか疑問を持っていて、簡単には承知する気はありません。もちろん家計にも影響します。
このときやってはいけない交渉がありますが、それは何でしょうか?そう、値上げ金額について交渉することです。
交渉のポイントを金額に絞ってしまうと、妥結点を探すことに終始することになります。ここで重要なのは「妥協点を探す」ということです。
妥協するということは、譲歩するということです。そのため交渉が成立してもどこかに不満が残ることになります。それも双方に。
不満は満足していないということですから、その場では上手く抑えられてもそのうちどこかで爆発する危険性があります。つまり、将来に新たな交渉ネタを残すことになります。根本的な問題解決にはなっていないのはご理解いただけると思います。
このように「交渉」の現場では、一方あるいは双方の妥協による決着を目指すのは悪い手段であるということを頭に入れておいてください。もちろん、時と場合によってはその場しのぎが最善の選択であることもあります。
では、双方が満足する交渉というものはどういうものでしょうか。次回はこれを考えて行きます。
