術(すべ)と道 番外編 | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記
先週の大雪は皆さんの地域ではどのような影響がありましたでしょうか。
キットPMの地元も少し雪が積もりましたが、幸いにも事前の予報ほどではなく大きな影響はありませんでした。キットPMの自宅前の風景、うっすら積もっています。 前回で終了したテーマ「術と道」ですが、チョット言い足りない気がしたので、番外編をお送りすることにしました。
キットPMの国際コミュニケーションアドバイザー(近所に住む変な外国人のおっさん)と最近よく話すのは、日本人は too practicalつまり「超実用的」であるということです。
これがどんな意味かと言うと、一つには自己の経験を余りにも重視するということ。次に、その経験から得られる結果(良くても悪くても)を絶対視するということです。
しかし、容易に理解できることですが、その時に行った行為と結果は、その場のその場の条件から導き出されたものです。
あくまでもその時の条件であり、似たような状況は再来することがあっても、全く同じ状況が繰り返されることはほとんどありません。
昨今のビジネス環境の変化の速さを考えると、去年正しかった判断が今年も正しいわけでないのは、自然に理解できることです。
ではこんにち、過去の経験は何の意味も持たないのでしょうか。もちろんそんなことはありません。
経験とその結果を分析し、特殊要因を除いた経験のエッセンスを取り出し、汎用化することができれば、異なるシチュエーションでも適用できる「理論」にすることが可能になります。
ただし、この「理論化」する行為が我々日本人が苦手とすることが問題になるわけです。 経験は語れても、その経験から得られる知見を体系化して語ることは難しいものです。
経験値を知見として汎用化するためには、深い思考と洞察力が必要になります。
プラクティカルな事象の本質を探究し、それを一旦抽象化し再度具象化するという行為を繰り返す、面倒くさい作業を行うことになります。
しかも面倒くさいだけでなく、時には自己否定などの痛みを伴う場合もあります。つまり、手間がかかる上に辛い作業となるわけですから、これを進んでやろうという人はいません。
そして、新たなプラクティカルなソリューションを求めて、ハウツー本に手を出すことになるようになるのではないでしょうか。
そろそろこの悪循環を断ち切るタイミングに来ているように思えるのですが、いかがでしょうか。
長々と、愚痴めいたことを言ってしまいました。番外編としてご容赦いただけますよう、お願いいたします。
次回は新テーマで送りします。 
