ここ北摂地方では、今週は実に素晴らしい天気でスタートしました。でも、昨日あたりから冷え込むようになり、冬到来の気配です。一年で最も好きな季節である 秋 は知らぬ間に過ぎていったようです。ちょっと残念です。
さて、サーバント・リーダーであるPMと上位管理者(プロジェクトオーナー)との関係を考えています。
PMはプロジェクトのライフサイクルの中で様々な報告や相談を上位管理者に上げることになります。定期的な報告もありますし、問題発生時の報告もありますが、ここではプロジェクトが解決しないといけない課題についての報告について考えます。
前回も触れましたが、PMの報告は上位管理者が行う判断をミスリードしないことが重要になります。つまり、客観的 な事実を正確に伝えるということと、発生している状況について正しい原因分析を行い、対策を立案するということになります。
ここでキーになるのが、原因分析の正しさをどう上位管理者に納得してもらうかということです。分析の品質が悪いと、その対策も正しいものとはならないからです。
考えた対策の正当性を理解してもらうためには、その思考過程をビジュアル化することが効果的です。
まず、問題の本質を明らかにする作業を行います。「え~そんなもの考える間もないだろう。」と思われる方もいるかもしれません。
でも、一見問題の原因に見えるものが単に現象として発生しているだけで、本当の原因ではないことはよくあります。
したがって誰もが納得する分析と、その思考過程を見えるようにするための方法論がどうしても必要になります。
そんな都合のいいやり方は果たして存在するのでしょうか?
キットPMが実践しているセオリーである「TOC」には「思考プロセス」という手法が規定されています。(ザ・ゴール2 思考プロセス)
思考プロセスの詳細については以前このブログでもご紹介しましたが、 ここではプレゼンテーションツールとしての効果について説明していきます。(思考プロセスの説明についてはこちらをご覧下さい)
思考プロセスは大きく分けて、①原因追求>②対策立案>③対策実行時の影響判定>④対策実行プラン策定 の4ステップが存在します。
この何れのステップでも、作業を効率よく効果的に進めるためのビジュアライズ手法があります。
これらのステップで使用する「図」は、説明のためにわざわざ作成する表現用のツールではなく、思考をサポート(表現)するためのツールであることにご注目ください。
つまり、各ステップで行っている作業そのものがビジュアライズ化されているわけです。ですから結論に至る過程を何度でも再現することが可能になります。
再現が可能であるということは、上位管理者やステークホルダーに対して、正しく説明できることになりますし、最初からビジュアルに表現されていますから、わかりやすい説明ができることになります。
サーバント・リーダーが必要とする能力の一つには間違いなくプレゼンテーション力があります。その能力を支えるツールとして思考プロセスを利用するのは、とても有効です。
