さて前々回、プロジェクト外で行われる意思決定とプロジェクトの関わりについて考えて行きました。
プロジェクトを実施中に様々な環境の変化が発生します。最近では特に発生しないことがないと言ってよいほど、プロジェクトスタート時には思いもかけなかったことがおきます。
そして、環境の変化に伴って様々な意思決定がされるわけです。
プロジェクトから見ると、プロジェクトの預かり知らない所で起きる変化と、それに伴うハイレベルの意思決定ですから、如何ともし難いものがあるのは事実です。
でも、プロジェクトの責任としてヤレることはあると前回考えました。
その中で「プロジェクトを経営する」という感覚が、PMには必要ではないかと思い至った訳です。
プロジェクトを経営するとはどういうことでしょうか?
日本的なものの一つとして、意思決定の難しさについて考えているわけですが、合議制による全員賛成が、意思決定の重要な条件となるため、意思決定に時間がかかってしまうことが大きな問題だと考えています。
意思決定に"無駄な"時間を使うことほど腹立たしいことはありません。もちろん、ただ早ければいいというものではなく、時間をかけることが必要な場合もあります。"無駄"と言うのは不必要に時間をかけるということです。
このような時キットPMが考えるのは、零細企業の経営者としての感覚と経験です。
小さな企業というのは、日々の意思決定の如何によって、即潰れてしま可能性を抱えています。つまり、日々倒産のリスクをどう減らすかを考えて様々な判断を行なっています。
リスクを減らすという意味には2つの方向性があります。一つは、企業にとっていい結果を残すにはどうしたら良いのかを考えることです。もう一つは、悪い結果を導く可能性を排除するということです。
この2つを将来に向かう時間軸の中で考え、即判断することが必要になります。時間軸とは、今は悪い結果を招くけれどその先には大きな良い結果を期待できるか?を考えるということです。
また、情報を収集し判断し行動するというサイクルを、いかに早く回すかが生き残るための手段となっています。
当然ですが判断を誤ることもありますが、判断ミスをおかしたときの影響と、それをリカバリする方策について考えることも忘れてはいけません。
しかも、これらのすべてが経営者一人の責任にかかってくることになるわけです。
少し長くなりました。続きは次回にします。
