日本的なものとモダン・プロジェクトマネジメントの融合-16- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

朝のお江戸は曇りです。ちょっと鬱陶しい週明けとなりましたが、7月も最終週となりました。気合を入れてこの夏を乗り切りたいものです。
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隣の家の柴犬 勝(ショウ) 4歳 よく吠えます。

回から日本的なものの際たるものと、キットPMが考える、「意思決定に時間がかかる」について考察しています。

  原因の一つとして、「和を持って尊しとなす」の日本の代表的な精神性があります。
  コレを重視するあまり、出来るだけ衝突を避けるため、皆がそれぞれ譲歩し玉虫色の結論を作り出すことになります。
  結局こうすることで、意思決定のプロセスを曖昧にし責任の所在を個人ではなくチーム全体に帰結させることになります。

  コレを単純化すると、結果に対して責任を取らない>誰も傷つかない>安心できる>居心地がいい となるでしょうか。
  つまり私たちの望むものは、個人が所属する集団(チーム)がいかに自分にとって居心地が良くなるかということのようです。

  少し論点がズレました。 言いたいのは、誰も傷つかないようにする為に、重要な意思決定に時間が掛かってしまうということです。
  更にこの問題を追及していくと、リーダーシップのあり方に行きついてしまう訳です。

  日本的なリーダーシップのあり方と、プロジェクトマネジメントに及ぼす影響については、後で検討することにします。




はまず、意思決定の遅延について考察を深めて行きます。
  これまで見てきた、典型的な意思決定プロセスですが、ある意味我々の遺伝子に刻み込まれたものです。もちろん、集団内の人間関係がうまく回る、阿吽の呼吸で集団内の意見調整を可能にするなど、良い影響をもたらす一面はあります。

  でも目的、期間が限定されたプロジェクトには明らかにそぐわない方法だと考えます。
  なぜか? そうですね、プロジェクトでは時間が貴重だという以外に、メンバは必ずしもプロジェクトに自己の居場所を求める訳ではないからです。
  本来所属する集団に忠誠心を持つために、プロジェクトの成功に責任を持たず、ある意味当事者意識にかける人の集まりがプロジェクトです。(ちょっと誇張していますが)
  もちろん、プロジェクトの成功が所属する集団の利益につながるのであれば、誠心誠意プロジェクトのために力を注ぎます。
  反対に、組織全体として見れば価値のあるプロジェクトであっても、所属する集団にマイなすになるようであれば、プロジェクトメンバであってもプロジェクトの足を引っ張るのをためらいません。





回、プロジェクトに関係する意思決定は、プロジェクト外と内の2つがあると言いました。

  これまで見てきた、意思決定が遅延するプロセスが、より大きくプロジェクトに影響するのは、明らかにプロジェクト外のそれです。
  しかしながら、キットPMの経験から言うと、プロジェクトからこの外の意思決定に関与できる可能性は、あまりありません。

  唯一可能性があるのは、PM候補もしくはPMOが、プロジェクト立ち上げの前に行う準備作業「プレプロジェクト」のタイミングで行う、プロジェクトオーナー、スポンサーとの打ち合わせの場となります。これはPMにとって貴重なコミュニケーションの機会となります。




るのは、プロジェクトを実施している最中に、 プロジェクトの外でなされる意思決定です。

  通常、プロジェクトの途中でハイレベルな意思決定が必要になるのは、かなりの問題が発生した場合です。
  その問題は、予算オーバーや進捗の遅延など、プロジェクト自身の問題の場合もありますが、市場の動向やM&Aなど、プロジェクトとは直接関係がないけれど、プロジェクトに大きな影響を及ぼす問題の場合もあります。

  このような時に意思決定が遅れる、しかも内部の人間関係のために遅れると、その損失も莫大なものになってしまいます。

  さて、このような場合プロジェクトとしてどう考え、何をすべきなのでしょうか。次回はこれを考えていきます。