今日は2週間ぶりの自宅でこのブログを書いています。先週末のクライアントのオフィスの移転や、それに伴う東京での仮住まいの引っ越しなど、今週は結構肉体的にハードな日々を過ごしています。
承前。
さて、日本に特徴的な社会構造とリーダーシップの関係について考えています。
前回、前々回を通して考えてきたことから明らかになったように、そもそも日本では牽引者としてのリーダーシップが発揮しにくい社会構造があると思います。
合議制による全員一致を重要視したり、調整役としての役割がリーダーの最も重要な役割だったりするからですね。気配りができ、いざというときの行動力はあり責任を取るけど、普段は目立たない上司というのが理想の上司なのかもしれません。
このあたりの事をプロジェクトマネジメントの視点でもっと深く考察すると、新しい何かが見えてきそうな気がします。
考察はこのシリーズの後半に譲ることにして、ここではもっと日本的な特徴について上げていくことにします。
日本社会に独特なものとして言えるのは「契約精神の欠如」があります。(縦社会の人間関係より)
西欧とことなり厳密な契約を結ぶことと、その契約内容を守ることを重要視することが、社会的な関係の中でそれほど大きなウエートを占めていないということです。
これは、人間関係を重要視するあまり、その信頼関係(情緒的なものですが)により、多くのもの事を行うということです。
逆に言うと、信頼関係を構築するのに時間がかかりますが、一度信頼関係ができると、あらゆる面でもの事がスムーズに進むようになります。
これが度を過ぎると「癒着」というマイナスの状況が発生するので、最近のガバナンス重視により徐々に排除されつつあると感じていますが、やはり「ふわっとした人間関係」を好むのは変わっていないようです。
契約という概念が薄いために、もの事が曖昧な状況で進捗しがちになります。プロジェクトマネジメントから見ると、マイナスの要素でしかないように思いますが、逆に利点として活かす方法はないでしょうか。
これも課題として、後で追求することにします。
これまで上げてきた「日本的なもの」は、どうやらプロジェクトマネジメントの視点から見るとマイナスの要因となるようなことばかりのように思えます。
では、「日本的なもの」がプロジェクトマネジメントにメリットになるようなことはないのでしょうか。
次回は、これについて考えて見ます。