▼また東北で大きな地震が
ありました。去年の地震の余震だとTVのニュース番組で言ってましたが、幸い大きな被害は出なかったようです。でも、私たちの生活がいかに脆弱な基盤に寄りかかって成り立っているかを、改めて感じました。
今、大地震などの災害に備えることは無駄な公共事業ではなく、私たちの大切な子供や孫に送る重要な財産だと思いますが、いかがでしょうか。
▼さて、プログラム・マネジメントの話です。
プロジェクトは、それがどのような規模のプロジェクトであっても、必ず高位の意思決定に結びつくことが組織の全体最適を追及するためには、必要であるということはもうご理解いただいたと思います。
またその結びつきや、他のプロジェクトとの関連を正しく認識して、実行をコントロールするのは、PMの仕事ではなく別の機能が必要になります。そしてその機能は、恒常的に存在する組織が果たすべきものだと考えます。
つまり、その組織は必然的にPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)になるはずです。もちろん、部署の名前がPMOでなくても構わないのですが、機能としてPMOが必要になるということです。
▼もしあなたが
経営者で、あなたと役員が必死に考えた経営戦略を真剣に実現しようと考えたら、企画と実行という2つのエンジンをうまく動かすため、潤滑油が必要になります。
その潤滑油がPMO機能となるわけです。まさしく経営とプロジェクトを結びつけ、良い関係を持つために存在するのだと、キットPMは考えています。
つまり、PMOは経営に近い位置にある重要な機能の一つとなるはずです。
▼実はまだこのような発想で
PMOをとらえている企業や組織は少ないと思います。でも、今後否応なく競争が激化し、事業環境が複雑になって行く事は間違いありません。
このようなとき、無駄な費用や時間を費やすことは、組織の生死にかかわるようになります。
ですから、プロジェクトという非常に有効なツールと、それを正しくマネジメントする技術者であるPMの存在が必要になります。
さらに、プロジェクト群をコントロールし戦略という視点でプロジェクトをサポートする、PMOが重要な役割を果たすことになります。
▼プロジェクトの成功を
サポートするという、一般的なPMOの役割とやることは変わらないように見えますが、経営の視点でプロジェクトをサポートするという姿勢は重要です。
経営者はそのことを考え、組織としてプロジェクト・マネジメント構造を設計し、実現しなくてはいけません。
プロジェクトの成功率を上げるという発想ではなく、経営戦略を実現するためのプロジェクトというツールを磨き上げなければなりません。そのための機能がPMOというわけです。
極端に言うと、プロジェクト・マネジメントの質を向上させようとすると、まずPMOという組織を真剣に設計し、構築することが重要になります。
次回も続きます。
