プロジェクトの評価とは?-4- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。


▼今回で今年最後の

 ブログ更新となります。

 昨日、今日と仕事納めの方も多いと思いますが、今年一年お疲れ様でした。そして、良いお年を!





▼前回「目的」と「目標」の

 例を上げて、評価の観点を考えました。ただし「目標」の評価と「目的」の評価では多少考え方が異なります。

 「目標」とは(このブログで何回か定義していますが)キットPMはプロジェクトが産出する成果物だと
考えています。要はスコープのことです。

 ですから、「目標」が達成されたかどうかは、プロジェクト完了時点では必ず明確になっています。ところが「目的」(経営戦略や事業戦略から出てくる要求)は、その達成を測ることができるようになるために時間が必要な場合があります。




▼例えば前回上げた例では

 http://ameblo.jp/hyperionsig/day-20111226.html

 目標である「ITシステムの導入」「要員教育によるスキルアップ」「新評価制度の導入」ができたか、できなかったか、またはどの程度出来たかは、プロジェクト終了直後に評価することが可能です。

 でも目的に掲げた「製品開発期間の2ヶ月短縮」「開発担当者の労働環境改善」「マーケットシェアの25%獲得」については、プロジェクト終了時点ではまだ効果を測ることができませんね。

 効果がでるまでしばらく時間がかかります。




▼このような場合

 プロジェクトの評価は特別なものとなります。

 その理由はまず、プロジェクトチームは臨時の集まりであるためにプロジェクトが解散すると、だれも目的達成の評価を行うことなど、覚えていないからです。

 もし改めて評価を行おうとしても、プロジェクトメンバーはすでに別のプロジェクトでプレーしているはずです。

 その状況で、再度招集して過去を見つめましょうという行為には、かなり無理があります。

結果として、本当に重要なプロジェクト評価は行われることなく終わることになりがちです。





▼目的設定の当事者である

 プロジェクトオーナーや経営者は、担当業務部門に個別に目的の達成について聞きただすかもしれません。

 でもそれは、経営者として知っておく必要のあることを知るという行為であって、プロジェクトを評価していることにはならないのです。

 もし思ったような結果が出ていないとしたら、経営者はそれだけでプロジェクトは失敗だったと決め付けるかもしれません。

 プロジェクトチームには正当な評価を受ける権利があるし、正当な評価には多くの情報が必要なのです。




▼ではどうしたら

 いいのでしょうか。それは、再評価についての取り決めをプロジェクト終結作業時の評価で規定することです。

 その規定には、再評価のタイミングとその評価活動に参加する要員とその評価活動を取り仕切る責任者を明確にしておきます。

 責任者に任命された人は、定められた期日に責任を果たすように行動しなければなりません。




▼と、書いてきましたが

 ますます難しいことにように思えてきませんか? 年末としては中途半端ですが今回はここまでです。年明けから更にプロジェクト評価について考えて行くことにします。