PMとPMOの関係-4- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

▼随分楽になったとはいえ、相変わらずギックリ腰継続中のキットPMです。暑い日が続きますがみなさんいかがお過ごしでしょうか。

▼本日は告知が一件あります。
 キットPMがWebTV番組「覚悟の瞬間(カクゴノトキ)」に出演しました。


 キットPMの人となりを赤裸々に自身が語っています。(^^; 正直本人としては見るのも恥ずかしい限りですが、皆さんのこのブログに対するご理解を深める一助になればと思います。是非、一度御覧ください。

▼さて、今年は災害が続きます。映像で見る新潟、福島の集中豪雨はすさまじいものがありました。被害に遭われたみなさん心より御見舞申し上げます。

 こうしてみると、本当に日本列島は自然災害の多い過酷な土地だと改めて思います。地震、津波、台風、大雨、豪雪、噴火。それによって引き起こされる土砂崩れ、土石流、火山灰、雪崩・・・言い始めたらキリがありません。
 でも、ずーっとこの環境で私達日本人は生きてきたわけです。もちろん手をこまねいてばかりではなく、様々な対策をおこなって来ましたが、自然は人間の工夫の遥か上を行き被害は繰り返されてきました。

 でもこれまで何度も諦めずに前へ進んできたのも事実です。今日より明日がよくなることを信じて目の前の問題を一つづつ片付けて行く他ないんでしょうね。少なくとも、市井の人たちの努力を邪魔するのではなく支援するような政治であって欲しいものです。

▼今日は前置きがいささか長くなってしまいました。前回の続き「PMOの役割」に移ります。前回キットPMが考えるPMOの役割として7つのポイントを上げました。これですね。

 1.組織にフィットしたプロジェクトマネジメントガイドラインを制定すること
 2.制定したガイドラインを維持・修正すること
 3.ガイドラインの内容を組織内に啓蒙し理解してもらうこと
 4.実際にプロジェクトやPMが抱える問題解決の支援をすること
 5.プロジェクト終結処理(振り返り)作業をサポートし、独自に評価すること
 6.プロジェクト運営内容や評価結果を資料として取りまとめること
 7.取りまとめた複数の資料を分析し、次のプロジェクトの参考とすること

1~3までその内容をご説明しましたのでその続きです。

▼4.はプロジェクトがプロジェクト自身では解決が難しい問題について、解決のサポートを行うということです。

 問題解決の手法は様々だと思いますが、通常は問題の整理、原因追及、対策立案、対策実行計画、対策実行、効果判定という工程を踏むことになります。

 ここで、問題点解決サポートのトリガーを引くのが、プロジェクト(PM)なのかPMOなのかということで、PMOの性格に大きな違いが出てきます。

▼説明します。
 PMOから支援の申し出があるということは、PMOは常にプロジェクトの状況を把握していることが前提となります。つまり、PMOは問題が発生する前からプロジェクトにある程度かかわっていることが必要となります。

 だから、重大な問題が発生した時(場合によっては発生する前)にPMに対して問題解決の行動を促し、それをサポートするということが可能になります。

 プロジェクトにとってはプロジェクト運用上の重要で難しいオペレーションをPMOに委ねることになるので、とても安心感があり助かりますがPMOのコストは膨大になります。

 一方、プロジェクトから支援の申し出があり初めてPMOが動き出すという形は、時として問題が大きくなって解決に余分なコストが発生する可能性があります。

▼つまり、「管理型PMO」「支援型PMO」かの違いだと考えます。前述したようにどちらも一長一短がありPMOを導入する企業の考え方次第となります。

 ただ、複数のプロジェクトをリアルタイムで的確に管理していくわけですから「管理型PMO」の場合、PMOという組織がかなりの規模を持つことになります。

 また、規模だけの問題ではなくプロジェクトマネジメントスキルのレベルも相当高くなる必要があります。そう考えるとなんだか大変な組織になりそうですよね。

▼一方、「支援型PMO」の場合はプロジェクト自身の責任はPMに任されていて、PMOの支援の必要性も、責任者であるPMが判断するわけです。

 何度もいいますが、どちらが良いか悪いかということではありません。その企業のプロジェクトマネジメントとPMOに対する考え方次第ということです。

▼まぁ、とは言うもののキットPMとしては「支援型PMO」の方が望ましいと考えます。プロジェクトマネジメントの本質はPMスキルに依存していると思うからです。ですからPMOの機能と権限を強化するより、PMスキル向上のための活動こそを行うのがPMOの本来の役割と考えているからです。

 時々PMOがプロジェクト監査機関となる例があります。それも一つのパターンだと思いますがもし監査をすることで、PMやプロジェクトの負担を増やしプロジェクトの目的達成を危うくするのであれば、それは本末転倒ということになるでしょう。

▼前回提示したPMOの7つの役割について追補があります。プロジェクトマネジメント上で重要な役割に「プロジェクト事務局」があります。
 この事務局の仕事はプロジェクトに必要不可欠でしかも専門の知識や技術が必要になります。そこで、PMOがこの役割を担うという考え方もあります。これについては本シリーズで改めて考えていきます。

▼さて本日はこれまで、次回に続きます。