▼今日は朝から雨です。昨日、一昨日と晴天が続きかなり暑かったので、ちょうど良いお湿りといったところでしょうか。
ベランダのゴーヤも順調に成長していて、小さな実が5つ成っています。まだまだ沢山つぼみが出ていてこれからもっと実が増える勢いです。収穫が楽しみです。
▼さて、今回はいつもと違って番外編としてお届けします。というのもある事情があって、キットPMがPM活動を通して目指していることは何かをあらためて考える必要があり、どうせならこの場をお借りしてそれをまとめようと思い立ったというわけです。
▼もちろん、キットPMの活動目的については自分自身日頃から言ったり書いたりしていますので、考えるまでもないと思ったのですが、あらためて深く考えるとちょっと違った面が見えてきました。
ちなみに、キットPMが自分の仕事について日頃言っているのことのエッセンスはこのようになります。
**日本のITプロジェクトの半分以上は失敗に終わります。
**そしてまた、今日もどこかでIT技術者たちのデスマーチが
**繰り広げられています。
**もう、いい加減にしようではありませんか。
**私達は合理的で、理性的で柔軟な思考という強力な武器を
**持っているはずです。
**私達と一緒に、失敗に学び成功を引き寄せるモダンプロ
**ジェクトマネジメントでプロジェクト改革を実現しませんか。
つまりITプロジェクトの現場で、プレッシャーと納期遅延に悩みながらも、責任感を持って黙々と仕事をやっているプロジェクトマネージャやリーダーと技術者達の、助けになりたいということです。
これはキットPM自身がITのマネージャとして経験した数々の失敗から、失敗しないためにどうすべきかを考えた末にたどり着いた、モダンプロジェクトマネジメントを広く活用しようと考えて結果から来ています。
▼でも、モダンPMをプロジェクトの現場で応用しその手法を突き詰めていく段階で、実はPMを助けるためにPMだけのことを考えていてもどうにもならないということに気が付きました。
これについて説明するのは難しいのですが、本ブログでもこれまで折につき触れてきたことと関係しています。
企業内にモダンPMの手法を持ち込むということは、実はPMのスキルを身につけた人材を養成し、プロジェクトメンバの意識改革を行うというだけでは、まったく不十分だということです。
では他に何が必要なのかというと、企業の経営者の意識改革であったり、経営の姿勢であったり、ビジョンであったりするわけです。でも、そこに気がついている経営者(取締役を含む経営陣全体)は少ないのです。
むしろ、モダンPMを導入してもさっぱり効果が見えなくて役に立たなかったと、切り捨てる例もあります。
▼真剣にPMやPLから本来不必要な苦労を取り除いて、現場が楽しく、明るく、前向きに仕事ができるためには、モダンPMの導入を阻害する可能性のある企業文化を変革する必要があるのです。
さらに考えを進めると、その企業文化を支えるものは何か、その企業の存在を支えるものは何かと、どんどんエスカレートしていきます。言葉だけではイメージが難しいと思いますので、絵を描きましたので御覧ください。
「玉ねぎチャート」とキットPMが勝手に読んでいる、こういったことの説明にはピッタリの図です。これはキットPMのオリジナルではなく、かのケン・ブランチャード大師匠の「リーダーシップ行動の源泉」という本で使われているものです。

▼右の上にあるのが、玉ねぎの表面の皮を見ているキットPMの目です。ここではPMが楽しく、明るく、前向きにその仕事を行っていることを理想としています。
その下にあるのが、玉ねぎの第二層目で生き生きと働くPMを支える組織の力です。この組織力はPMやプロジェクトに正しく情報を提供すると共に、プロジェクトの成功のために協力を惜しまない姿勢のことです。
左側の下は、強い組織力を生み出すために必要な組織の理念や行動規範を表しています。組織は達成すべき正しい目的がなければ本来の力を発揮することはできません。
その上にあるのが、企業という目的を持った組織が所属する社会とのかかわりを健全に保つための規範が必要だということです。これは組織内部だけではなく健全な企業を育てる社会的な責任を表しています。
最後に、それらの理想とする社会を構成する一人ひとりの人格が高いレベルであることが必要だということです。
▼なんだか訳がわかったような解らないような感じかもしれませんが、キットPMが挑戦しているのは、モダンPMという”考え方”を通して、表面的にはプロジェクトで働く人の苦労を少なくして、生き生きと働けるようにしたいということ。
でもそれを実現するということは、企業に変革を促しより社会に認められる会社にすることに繋がり、されに日本の社会の変革にも影響するということになります。
もちろん、キットPMの力だけでそれが実現するなどとはまったく考えていませんが、少しでもそれに近づくための力になればと考え行動しているわけです。
▼ちょっと話が大きくなり過ぎたような気がしますが、まぁ、なんといいますか、改めて根本的な問いかけに応えようと真剣に考えた結果です。ご笑納ください。
▼今回は番外編ということでお届けしましたがいかがだったでしょうか。たまには、自分の仕事の本質的な意味を考えるのもいいことかもしれません。
次回は、通常モードで「プロジェクトマネージャの資質」をお送りします。