▼暑い日が続きます。まだ、梅雨空けはしていないと思いますが、節電と合わせて夏本番が恐いです。ただ、ゴーヤの緑のカーテンがどれほど効果を発揮するか、楽しみではありますが。
▼さて、我が日本国の総理大臣の資質が問われている昨今ですが、いやはや大変な時代となりました。少し前まで「総理大臣なんて誰がなっても日本は変わらない」という声をTVの街頭インタビューなどでも良く聞きました。今でもそう思っている人もいるかもしれませんが。
もちろん総理大臣は誰がやっても同じと言えるような職種であるわけなく、それなりの”資質”というものの存在が問われるわけです。まぁ、特に総理大臣がということもなく、会社経営者や教師や公務員でも同じなんですがね。
▼では、当然プロジェクトマネージャにも必要な”資質”というものがあるはずです。と、ここまで書いてちょっと気になったので「プロジェクト・マネージャの資質」でググって見ました。50900件のヒットです。
それでいろいろと見ていると、プロジェクトマネージャの「適性」と「資質」が多く語られているようです。広辞苑で見ると、適性=ある事に適している性質や能力。また、そのような素質・性格。で 資質=生まれつきの性質や才能。とあります。
今回キットPMが挑戦しているのは、生まれつきPMとして向いてる向いていないというものがあるのか?ということです。その上で、経験や理論から学ぶことで獲得できる能力とは何かに続いて行くのだろうと思っています。いい加減ですみません。今回、どちらかと言うと行きあたりばったりに進んでいます(笑
▼さて、プロジェクトマネージャという職種は、なんらかの生まれ持った資質が備わっていないとできない職種なのでしょうか。
結論から言うと、確かにPMに向いていない人はいるようです。ただ、何がないとPMに向いていないのかはなんとなく解ってきましたが、じゃ何を持っていれば良いPMであるかというのは未だによくわかりません。このブログで解き明かせれば最高ですが。
▼まず、これがないとどうにもならないと思うものの第一は、ズバリ想像力と創造力です。このブログで何度も言ってますが、プロジェクトマネジメントの多くの部分はリスク対策で、それは未来の不確実な事象を想像して、想定したものにどう準備するかを考えるものです。
何をどう想定してくかはプロジェクトやプロジェクト環境によって異なってきますが、プロジェクト計画は様々な要素を積み上げて作成していきます。そのとき、組織的、能力的な脆弱さを感知しリスクとして認識したり、過去の経験から人間関係に問題が発生しそうな要素を認知するなど、リスク管理に最も必要なのは”想像力”に他なりません。
またキットPMは、プロジェクトの目的を明確にする過程で「市場の要求」「経営の要求」「現場の要求」の3つの視点で分析することを推奨していますが、この要求の源泉についてPMが正しく理解するのにも”想像力”が活躍します。
キットPMのメソッドでは、プロジェクト計画書を作成する前にまずスコープを規定しそれを実現するための作業を網羅する作業つまり”タスク抽出”を行ないます。このときも、どういうアプローチでプロジェクトを目的に導くかや、タスクとタスクを繋ぐ要素を考えたり、リスク回避のためのタスクを挿入したりという行為が必要になりますが、これも”想像力”が必須となりますし、そうやって積み上げた計画はプロジェクト全体を”創造”しているのに等しい行いだと思うのです。
▼もし、”想像力”や”創造力”がなければこれらプロジェクトスタート時点で最重要なマネジメントができないということになります。
では想像力の源泉はいったい何処にあるのでしょうか。そしてそれは生まれつき持っている才能なのでしょうか。
▼「想像力の源泉」はまず当たり前のことのようですが「知らないことがあることを知る」ということです。かと言って、卑下するわけでもましてや自慢するわけでもなくただ、単にそういう事実があるということを自覚するということです。
その上で、知らないことを想像するには”知識”の助けが必要になります。例えば、本で読んだ知識や人に聞いて知っている知識などですね。知らないことの空間を埋めるには幾らかの知識がどうしても必要となります。最低条件ですね。
ということは、読んだり、見たり、聞いたりして知識を蓄えれば”想像力”は獲得できるものなのでしょうか。なんだか違っているように思います。
▼例えば、自動車関係の部品工場の仕事内容を”知って”いたとします。その知識を元に精密機械部品工場の仕事内容を理解する必要があるとき、何が必要となるでしょうか。
もちろん精密機械部品製造仮定を知るにはその道の専門家の話を聞く必要はあるわけですが、自動車部品工場で問題になっていたことなどの知識があれば、その問題と重なる特性を精密機械部品工場で見出すことができるかもしれません。
ということは、経験や本などで得た知識と目の前にある現実とを有機的に結びつけることができるかどうかが、”想像力”の源泉になるということだと思います。ポイントは”有機的に結びつける”ですね。
これが訓練で習得できるかどうかというと、もしかしたら難しいのかもしれません。キットPMは数年前まで、「有機的に結びつける行為」は誰でもできることだと思っていました。できないのは知識が足りていないのであって、知識さえ獲得できれば”想像力”は発揮できる考えていたのです。
遅まきながら、それがどうも違っていると気づきました。知識を想像力に昇華するためには”好奇心”や”思考の柔軟性”や”理解力”などが必要なわけです。これらの能力は誰にも一様に、生まれながらに備わっているとは限らないもののようです。。
▼考えるに、これらの素養の”タネ”を持っているのかいないのかが第一。持っていてかつそのタネから芽がでて、葉として育っているかということだと思います。
タネがない人もいます。タネがあっても芽がでていない人もいます。これだと”想像力”の花を咲かせるのは難しいです。芽が出ていれば、もしかしたら大きく育てることが出来るかもしれません。それは、育て方つまり訓練次第ということになります。
なるほど、つまり”想像力の芽”を持っているかどうかが重要ということ、そしてそれを大きく育てるための方法論があるかどうかが次の課題ということになります。
▼なんだか当たりまえと言えば当たりまえの話になりましたが、次回ももう少し考えて行きたいと思います。