私、キットPMはこの度の地震と津波に被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。また、亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。
少しでも被災された皆様のお役に立ちたい、それにはどうしたらよいかキットPMなりに考えましたが、やはり本職のノウハウのご提供が一番だと思い立ちました。被災された中小企業の皆様のために、緊急のプロジェクトの立上げやプロジェクトのリカバリを行う場合の計画立案のために、キットPMの方ハウを無償でご提供いたします。
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▼皆様、台風の影響はいかがでしたでしょうか。キットPMの家の近くの川が氾濫しそうになったり、強風でものが倒れたりしましたが、特に大変なことにはならずに済みました。ゴーヤも順調に成長しています。
それにしても、福島1への雨の影響が気になります。大雨の影響についてマスコミはこれまで何も報道していませんでしたが、今朝になってあれこれしたり顔で解説しているのには笑ってしまいました。今回の地震と津波で日本国のいろいろが変わろうとしているときに、マスコミの普遍性というか頑迷性には驚かされます。
社会のリスクを調査して報道するのがマスコミの役目だとしたら、まったくリスクに関する感性がないとしか言い様がありません。他にもマスコミが報道しない重要なリスクがあるはずです。
(閑話休題)
週の初めから興奮していると、今週一杯(精神が)もちません。今週は月末、月初の作業もありいつもより忙しい週となります。他にもやるべきことが立てこんでいます。(欝)
▼さて、本日は午前中に大阪市内で1件打合せがあったために更新が遅れています。悪しからずご了承ください。
前回リスクの予想について考えました。通常のリスクは経験値から導きだされるということでしたね。でも経験を超えるリスクというものも現に目の前にあるわけです。これは、以前本ブログのこれでご紹介した「ブラック・スワン」のことでもあります。
もう一つ、リスクを予め予想するのは「日本人には特に難しい」と言いました。これについて少し補足しておきます。皆さんもご存知のように日本人には「縁起でもないことは言うな」という社会的なルールがあります。良くないことを口に出すと、その良くないことが現実化するという考え方ですね。根拠があるわけではないのですが、意外と日本人の行動を制約している考えのように思います。嫌なこと、ややこしいことからはできるだけ遠ざかるのが正しいやりかたということです。
このような考え方に立つとリスクの予測なんぞというのは、それはもう考えるだに恐ろしいということになります。えっ?いくらなんでもそんなばかなはずはないですか? でも、本ブログの冒頭で問題にしたマスコミの予見性のなさにどこかで繋がっているように思えます。
自らが率先して、起きてもいない危険性を大声で言うことに対する恐れがあるとしかいいようがありません。もし、騒いでそれが起きなかったら騒いだ人は責任を取らされることになるわけです。
あぁ、また脱線しそうですがもう少しお付き合い下さい。皆さんは去年のチリの落盤事故のことは覚えていらっしゃるでしょうか。まだ記憶に新らしいと思います。
あのとき当初救助の責任者は救出用の立坑を掘るのに最短で4ヶ月かかると説明していました。あまりにも時間がかかるというので、地下に残された人たちははたして大丈夫かと心配したものです。
その後、作業の進捗にしたがって期間がどんどん短縮されて、結果として2ヶ月強で救出されたわけです。結果賞賛の嵐でしたね。
この過程を見ていてキットPMが思ったのは、この救出責任者はなんと頭のいい(というか当たりまえなのですが)やり方をしているかということでした。
最悪の状況を想定してスケジュールを立て、経過がそれよりいい方向に向かえば誰も不満を感じません。普通は。でも日本で同じことが起きたらどうだったでしょうか。
多分、最善の努力で予定どおりに作業が進んだ場合の期日をまず発表するはずです。そして小刻みに悪い方に修正を繰り返すことになります。間違いありません。
なぜなら、今化けの皮が剥がれつつある福島1の工程表がそのように作られているからです。ようするに、将来問われるより大きな責任んより、今目の前にある責任のがれを優先するわけです。
しかも、それはリスクをシビアに見るのではなく逆に希望的な仮定の積み上げを行って出てきた”事実”に基づくものになります。
(おっと、閑話休題2回目)
▼何が言いたかったのかと言うと、本質的にリスクを想像することが我々は苦手だということでした。そのために、経験した事実に基づくリスクはある程度予測することができます。ただし、その経験が個人の狭い経験からではなく、組織の資産として蓄えられた経験値でないと非常に限定的なリスク予測となってしまいます。
しかし、組織的なナレッジとしてリスクの発現を系統立てて整備することは非常に難しいものです。これがちゃんとできている組織は相当強靭な組織になると思います。なぜなら、合理的にリスクを予測できるのであれば、リスクを取り除くことも可能になるからです。
▼本日は、リスクの予防について考えるはずでした。
ご存知のようにリスクマネジメントの要素は「リスク予測」「リスク予防」「リスク対策」があります。加えて「リスク記録」でナレッジを共有すできるようにするわけです。
リスク予測は経験値から行うものと、予測できないリスクがあるということです。予測できないリスクは予防もできないので、対策をどうするかという考えになります。
ここでは経験値から予測可能なリスクをどう予防するか考えます。
▼おっと、話の取っ掛かりまできたところで本日タイムオーバーです。続きは次回とします。