思考プロセスの実際 -1- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

私、キットPMはこの度の地震と津波に被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。また、亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。

 少しでも被災された皆様のお役に立ちたい、それにはどうしたらよいかキットPMなりに考えましたが、やはり本職のノウハウのご提供が一番だと思い立ちました。被災された中小企業の皆様のために、緊急のプロジェクトの立上げやプロジェクトのリカバリを行う場合の計画立案のために、キットPMの方ハウを無償でご提供いたします。

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■あ~春だったんだね~♪(やっぱり古いか) とか言っていたのに、この2、3日の冷え込みは一体なんなんだっ?という今日この頃ですが、みんさんお元気でお過ごしでしょうか。

■先回は、プロジェクトリカバリ実施時の覚悟の問題について考えました。つまり、なんらかの追加コストまたは目標の制限の発生は程度の差こそあれ必須で、それをどこまで容認できるか、またあらかじめその準備ができているかが重要なわけですね。
 さて、今回から表題は変わりましたがある意味リカバリマネジメントの続きとなります。

■以前の回(これ)で、リカバリの最初に状況確認と原因追及するとお話しました。その上で大事なのは火消し役とプロジェクトメンバの信頼関係を如何に早く構築するかということでした。

 そのためのツールとして「思考プロセス」があり、それを十分活用することが有用だとキットPMは信じているわけです。おまたせしました。準備が整いましたのでいよいよその「思考プロセス」についての解説に突入します。

■前提としてこのケーススタディーに基づき話を進めます。一度ご確認をお願いします。

 思考プロセスを実施する場合(特に火消しの時は)できるだけ多くのプロジェクトメンバに参加してもらう方が、問題を捉える視点が広がりより精度が増します。でも多すぎると収集がつかなくなるので10名を上限とします(キットPMの経験から勝手に決めています)。大規模プロジェクトであれば、10のサブプロジェクトのリーダー1名づつの参加といったイメージでしょうか。

 参加者を幅広く複数にするのには意味があります。一つはプロジェクトの障害になっている要素を漏らさないようにするということです。もう一つは、火消し役とメンバの良好な関係を築くきっかけとするということです。

 キットPMが以前行った例ですが、朝9時から開始して夕方5時まで7時間程度こもりっきりでやってなんとか形になってきた状況で、実はプロジェクトとは直接関係のない状況が与える影響が大問題であるとの情報がポロッと出てきてしまい、ちょっと愕然としたことがありました。実はそこに来るまでメンバが話すべきかどうかを迷っていたんですね。でもそのおかげで大きな障害を認識できて、対策も取ることができました。このときは本当に貴重な経験をいたしました。(閑話休題)

■思考プロセス」のステップ1は、まず表面に表れているよくない現状をリストアップすることです。リストアップする数は最低で5つぐらいからあとは多い方がよいですが、10個から15個あれば十分です。重複があると整理が必要ですが、それもあまり気にする必要はありません。ようするに思いついたことを並べていけばいいだけです。こんな感じです。

$キットPM奮闘記

 タイトルには「表面に現れるよくない現象(UDE)」とあります。UDEとはUnDesirable Effectの略です。直訳すると「好ましくない影響」です。ここではケーススタディにしたがって15個のUDEをリストアップしました。

 TOCの中でもこの思考プロセスは難しくて、実施が困難なイメージがある筆頭のものです。でもこのスタート部分はある条件さえクリアできればそんなに難しいものではありません。その条件とは「正直」です。何かを取り繕うとすると、表面的な問題であってもなかなか見えるようになりません。

 でも、面白いのはこのステップで例えウソやごまかしがあっても、幾つかの真実があれば後のステップでそれを明確にすることができることです。「またまたご冗談を」ですか?いえいえ、不思議ですが本当なんです。

■では、リストを見てみましょう。労働環境の面、基本アプリの品質の面、協力会社要員の品質、マネジメントに対する不満など、よく見るパターン化もしれませんね。もちろん他にも沢山の要素が隠れているのはなんとなく想像できるでしょう。

 さて、これらの要素を一つ一つのラベルに置き換えます。こんな感じです。

$キットPM奮闘記

 ここまでは簡単ですね。特別に解説することはないと思います。次はこれから「現状問題構造ツリー(CRT)」を作成していきます。CRTとはCurrent Reality Treeのことです。出来上がりのイメージはこんな感じになります。難しく考えずに、まず図の形だけでも掴んでもらえればOKです。

$キットPM奮闘記-CRT全体

次回からこのCRTの作成の仮定について詳しくご説明していきます。これはわくわくしますね。えっ私だけですか?お願いですから付いてきてくださいね。
では、次回乞うご期待。