34 PMガイドラインと現実との融合 -3- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

私、キットPMはプロジェクトマネジメントに関する
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■相変わらず寒い日が続きますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。寒いのが苦手な方、ウィンタースポーツを楽しんでいる方様々だと思います。今から、今年の夏の暑さを心配する私は異常でしょうか。(笑)

今、羽田空港にいます。今回のブログを仕上げてこれからアップします。


■前回のPMブログの最後に「ファーストステップは、相手を知るということでした。次回は、PMBOKなどのガイドラインをどう捉えて、企業に融合させていくかについて、考えることにします。」と書きましたが、いよいよ佳境に入ってきた感があります。

■モダンPMの普及がまだまだな原因の一つに、PMBOKやP2MなどのモダンPMガイドラインの取っ付きにくさが確かにあると思います。なぜ取っ付きにくいのか?それは、いくつかの原因がありそうです。例えば、

  ・思想・概念が分かりにくい
  ・体系が分かりにくい(独特)
  ・用語が分かりにくい(独特)
  ・ボリュームが大きい(内容が詳細で広範囲)
  ・記述している日本語が分かりにくい(日本語か?)


 
 ひと通り目を通して、ざっと理解するだけでも大変です。ましてや、学生でもPM専任の担当者でない限り、一般社員が企業活動の中でこんな悠長なことをやっている暇はありません
 ということで、これらのガイドラインを簡潔に解説した本やWeb記事などで手っ取り早く知識を吸収することになります。

 でも、解説本は確かに便利で効率的ですがガイドラインの全体像を把握するのは難しくなります。また、当然一般的というか汎用的な場面を想定して書いてありますので、自社のプロジェクトに必要かどうかの判断は別となります。もしかしたら、全く関係のない内容が含まれているかもしれません。逆に書いてないことで自社のプロジェクトに必須なことがあるかもしれないわけです。

 また、取捨選択して書いてあるということは著者が重要だと思っているわけですが、そのポイントがなぜ重要かは説明がないと簡単には理解できないことになります。
 要するに、諸作の内容から演繹して自社に当てはめようとすると、もしかしたら間違った解釈をする可能性があるということです。

あっ、でもチャレンジすることは大切です。一歩進めることの意味は大きいですが、その歩みを無駄なく、効率よく進めるには少しの知恵と準備作業が必要になります。

■知恵と準備ですが、やはり手っ取り早いのはキットPMのようなコンサルタントをうまく利用することだと思います。その理由は今回のテーマから逸れるので簡単に触れますが、以下の要素があるからです。

  ・自分の会社、部署、個人のやり方のどこに問題があるのかを理解することは難しい。
  ・問題を把握できたとしても、何を重点ポイントとして捕らえるか、何を優先して解決する
   べきか、を判断することは難しい。
  ・これらを整理して、優先して解決するべき問題と、最低限取り組まないと行けない課題を
   明確にすり合わせが必要。
  ・そのとき、事前に観察、調査した企業のルールや文化の中で、活かすもの、改善すべきもの、
   改善すべきだが困難が伴うものと分類し、優先すべきものと調整が難しい。


 でも、重要なのは理想を追い求め過ぎず、できることからやるということですね。少しでも前に進むのは、やらないよりはるかにましだからだと思います。

■さて、本題はガイドラインの膨大な体系をどうやってスムースに社内に持ち込むかです。通常このような変革を実施する場合には2通りの考え方があります。一つは一挙に事をなしとgてるというもの。もう一つはミニマムアクセスから徐々に広げていくというものですね。

 キットPMは後者を推薦します。なぜなら、モダンPMの体系やツールやテンプレートをいくら揃えて、使い方を学んでも、その思想が正しく根付かないと結局長続きしないからです。長続きしない理由は手間がかかるからですね。
 
■キットPMがまずこれだけはやらないとといけないと考えるのは、これまでこのブログでも考えてきた「目的・目標の明確化」「作業範囲と作業内容作業手順を設計するためのネットワーク図(タスク抽出作業)作成」と「WBS作成」です。

 この作業のアウトプットとして「プロジェクト憲章」「プロジェクト・スコープ定義書」「スケジュール表」が作成できます。これだけの資料があれば、とりあえずプロジェクトを進めることは可能です。プロジェクトマネジメントの最低条件となります。

 えっ?あれだけ膨大な体系があるのに、たったこれだけ?と思われる方もいるかと思います。例えば、PMBOKにある知識エリアの各項目については、モデルとして取り上げたプロジェクトのプロジェクト特性を考慮してどうしても必要なモノを選択し、プロジェクト計画書を作成することをお勧めします。
 もちろん、知識エリアの全てを網羅しないとモダンPMとしてなりたたないかというと、そんなことは全くないわけですから。

さて、キットPMが考える最低ラインの作業。ここまでやると、プロジェクトが果たすべき役割と作業内容、日程が明確になります。これだけでもこれまでとは随分ちがった違ったプロジェクト運営になると思いませんか?

あっ、もうひとつこれに加えて、プロジェクトメンバーやステークホルダーにその内容をちゃんと説明して理解してもらう作業がありました。

■こうしてできた土台を基に、次のステップとしてそれを進化させて行くことになります。でも、その前にルール化について少し考えてみることが必要です。次回はこれについて考えます。
 
 プロジェクト憲章やスコープ定義書についても次回簡単に解説しますね。