31 PMガイドラインと現実との融合 -1- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

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■みなさん、もうお正月気分も抜けて業務モードに切り替わってると思いますが、年初めのスタートはうまく切れたでしょうか。キットPMは昨年来やり残したことが山積みで、新しい年のスタートという気分ではないのですが、なんとか平常運転で頑張っています。

前回、「年のはじめに」ということで、これから日本の企業内でモダンPMというものがどのように捉えられ、発展するかという予測をしました。その中で「モダンPMを明確に位置付けて導入しないと、生き残れなくなる」「ガイドラインをただ導入しただけの、押し付け型のモダンPMではなんの解決にもならない」「自社の理念、文化などの環境とモダンPMの思想をうまく融合させることが大事」ということを述べました。

 それではどうしたら”融合”させることができるのか?ということで今回からのテーマとして表題に掲げました。皆さんと一緒に考えて行きたいと思います。

■PMコンサルとして働いているとときどき、「知識としてモダンPMを理解していても、どうも実際の効果が見えない」「うちの社員にPMPの資格を取らせて、プロジェクトを任せても、どうもうまく成功しない」などという嘆き?の言葉を聞くことがあります。

 例えば、オラクルマスターを取った技術者はその能力が必要とされる場面で、ある程度のパフォーマンスを発揮することは可能です。なぜなら”知識”と”応用”にそれほど大きなギャップが存在しないからです。多少の状況の違いはあっても、技術的な側面で見れば違いは少ないわけですね。

 ところがモダンPMの場合、必要とする”知識”レベルがあくまでもガイドラインでしかないわけです。んー、分り易く例えると自動車教習所の学科試験のようなものです。ルールとしての最低限の知識は必要ですが、それで実際に自動車を運転できるわけではなく実技教習に受かる必要があるわけです。
 モダンPMにはこの実技教習にあたる訓練の”場”がなく、いきなり実地となるわけです。まぁ、企業によっては初心者マークでサブPMとか、見習いとかの位置づけで実地訓練をする余裕があるところもあるのでしょうが...

■上の例ではまだ企業がモダンPMの導入の必要を感じ、なんとかしようと資格取得という行動にでているので、ある意味まだマシなわけです。でもモダンPMについてちゃんと経営者もしくは責任者が理解していないため、ちょっと悲惨な結果となってしまっているわけです。
 実はうまく行かないという問題は、企業の姿勢や理解の問題だったということです。あっ、PM候補の個人的な資質も大いに影響しますが、ここではちょっと横に置いときますね。

 何が言いたいかというと、”知識”取得の裏付けとなる”資格”はあるに越したことがないけど、それを有効に活かすにはもっと別の努力が必要になるということです。
 その必要になるものは、個人的な資質や組織としての成熟度や企業としての取り組み姿勢など、様々で多岐に渡ります。

■キットPMは企業のプロジェクトでマネージャとしてプレーすることもありますが、PMとしての仕事をしながら、企業内にモダンPMの考えと手法を導入するお手伝いをしていると思っています。

 でも、企業側にモダンPMの受け入れ体制がなければ、単なる独りよがりな欝陶しい奴でしかないわけで、結構ツラい目にあったりもします。
 しかし、少しでもその必要性を感じている責任者がいる企業では、凄く効果を上げることができるのです。

 そこではっきり言えるのは、その気がない企業でモダンPMを実戦しても根付かないということです。当たり前ですが。

では、”その気があって”なお且つ効果的にモダンPMを根付かせる方法とはどのようなものでしょうか。次回から、これについて考えを深めていきます。