私、キットPMはプロジェクトマネジメントに関する
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■なんだか押しせまってきて、特に何があるわけでもないのですが、なんとなくあわただしい今日この頃です。なんだかいたずらに追いまくられているようで落ち着かない感じです。皆さんはもう大掃除はお済ですか?
■前回、クライアントとSIerの関係は結局「同床異夢」でしかないのかと、ちょっと悲しくなったところで終わりました。もし本当にそうであれば、クライアントであれSIerであれIT開発プロジェクトに関係する人皆が、決して満足感を得ることができないということになりかねません。無事終了するためには、常に誰かが譲歩あるいは我慢するしかないわけです。皆さん心当たりはありませんか?
■キットPMはモダンプロジェクトマネジメントはこのような状況を打破し、プロジェクトに関わる全ての人を幸福にするための一つのツールだと考えています。もちろん、モダンPMだけで全てが解決できるわけではありませえんが、成功の基底となることは間違いありません。
■さて本題に戻って、この対立構造を解消するためにどうしたら良いかを考えてみましょう。(おそらく)これの解決のためのアプローチは2つあると思います。
■一つは利害の対立をお互いに認めて対立する要素をできるだけ小さくするよう努力するということです。
つまり、予想外に発生する問題をできるだけ少なく、小さくするようなプロジェクト運営をする。プロジェクトの不確実性を最小化するということです。プロジェクトの不確実性というのは、災害や病気などの不可抗力的なものを除くと、結局工数に集約されます。ですからそれを最小化するというのは、事前の見積誤差を少なくするということになります。具体的に言うと、できるだけプロジェクトフェーズを細かく区切りある程度見通せる範囲毎に見積もりを行ない作業するということです。最近では”要件定義””基本設計””詳細設計””開発””テスト””移行”など毎に契約を分割することが多くなっているのはこのような背景があるからですね。
当然ですが、この方法にはデメリットがあります。発注者側から見たら最終的に完成するまでにいくらの費用がかかるか、開始時点では解らないということです。まぁ、最初に概算があって、予備費(バッファ)を確保して、フェーズ移行の度に見積理由を双方納得して進めていきます。でも、発注側の予算確保のルールが最大のネックになったりします。特に予備費のところですね。
また、SIer側も当初の見積もりを低くして受注し、後から理由を付けて最終的な金額を引き上げるといったやり方ができるようになります。結局信用の問題ですが。
■もう一つのアプローチは、双方の目的をプロジェクトの目的とし完全に1つのプロジェクトとするものです。発注者側はプロジェクトがもたらす結果が会社の利益に貢献することを、SIer側は適正な利益を確保するという最終の目的を共有するということです。
キットPMもこのパターンはまだ経験したことがありません。何が難しいのかは判りますよね。概念自体がこれまでのビジネス習慣というか文化になかったものですから、受け入れるのがかなり難しいと思います。
ただ、これからのプロジェクトマネジメントの方向性(特にITプロジェクトでは)として認められるのではないかと考えています。現実的には、2つのアプローチのハイブリッドによるマネジメントになるのではないでしょうか。
■今回はこのへんで失礼します。あっ、発注者側の責任もなんだかみえてきたように思いませんか?次回はもうこれについてもう少し突っ込んで、ハイブリット型のマネジメント方針とは何かを探っていくことにします。